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「政調費ボクシング観戦『戦い見て戒めに』と釈明」(8月24日、読売新聞)
長崎県議会の複数の議員が、2009年度の政務調査費でボクシングの試合の入場券や旅行鞄、自分が使っているiPhone(アイフォーン)の関連雑誌等を購入していた事が読売新聞の調べで判った。
議員等は「適正な支出。」と主張するが、趣味的な色合いが濃い物が多く、政務調査との関連も曖昧。疑問が残る数々の支出は県民の批判を招きそうだ。
楠大典議員(63歳)【改革21】は昨年4月、岐阜県で開かれたプロボクシングのリングサイド席のチケット(1万円)を購入。政調費の収支報告書には「中京女子大レスリング関係者と国内スポーツの現状に付いて意見交換。」と記入していた。
楠議員によると、実際は友人の息子が試合に出場していた為、応援に行ったと言う。
政調費からの支出は、交通費や宿泊費を合わせて計5万5,000円。楠議員は取材に「ボクシングの世界は厳しい。生死を賭けた戦いを間近に見て、政治の世界に生きる自分を戒めようと思った。」と釈明。
「報告書の内容は適切では無かったが、(観戦は)議員の質を高める事に繋がるので、不適正だとは思わない。」と話した。中京女子大(現・至学館大)関係者とは観戦の翌日に会ったと言う。
西川克己議員(62歳)【清風会】は3万3,600円の旅行鞄を購入し、半額の1万6,800円を計上した。「視察等で使う為に買った。少し高いなとは思ったが、もう少し安い物でも良かったかもしれない。」と弁明。野本三雄議員(72歳)【自民】は万年筆(1万円)を買い、半額を政調費で負担。「家族が買った領収書が紛れたのだと思う。政務調査とは無関係なので修正したい。」とした。
馬込彰議員(57歳)【自民】は、高機能携帯電話のiPhoneや携帯型デジタル音楽再生機「iPod(アイポッド)」の使い方を紹介する雑誌等7冊(計9,086円)を政調費で購入した。馬込議員は1年半程前に私費でiPhoneを買ったと言い、「最新の端末の機能を知る事は、政策のヒントにもなる。人によって見方が異なるかもしれないが、正当な目的を持って購入した。」と語った。
此の他、陣内八郎議員(61歳)【改革21】は、代行運転の利用が突出して多く、計47回分の約13万円を支出した。業界団体との会合の後、居酒屋等での懇親会に参加し、酒を飲んで代行運転で帰宅していたと言う。
陣内議員は「懇親会費は自腹だが、酒を飲み乍ら話をするのも調査活動の一環なので、帰りの交通費だけは請求した。」と説明。「酒席を断ると、調査活動に協力して貰えない事態も考えられる。」と主張している。
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中には「政務調査費の使途に関して、良心の呵責を感じている(感じていた)様な議員」も居る様に感じられるが、ボクシング観戦に関わる費用を政務調査費で落としたなんていうのは悪質極まり無いと思う。「ボクシングの世界は厳しい。生死を賭けた戦いを間近に見て、政治の世界に生きる自分を戒めようと思った。」なんていう子供染みた言い訳をしゃあしゃあとする厚顔無恥さには、呆れ返るしかない。こんな言い訳が通るならば、ソープランドの費用を政務調査費で落とし、「長崎県の性風俗産業の現状に付いて意見交換した。“精子”をかけた戦いに身を置き、“イク”迄徹底的に我慢する事で、“性”治家としての忍耐力を養おうと思った。政務調査費の使途として、全く不適切とは思わない。」という言い訳も通ってしまう。政治家としての自分を戒めたいのならば、即刻議員を辞めるべきだろう。
以前に「内閣官房報償費」という記事を書いた。内閣官房報償費、所謂「内閣官房機密費」が余りにも好い加減な使われ方をして来た可能性、そして「条件付きで使途を公開すべきで在る。」という事を記した内容だ。内閣官房報償費に関しては、歴代の内閣官房長官等が「使途は適正で在り、其れを信じて欲しい。」と詳細の公開を拒否し続けている。内閣官房報償費や政務調査費等、我々の血税の多くが政治家達によって私的に流用されている可能性が高い中、今回の様な件が露見すると「信用出来る政治家が少ないのに、『(使途を)信用しろ。』とは無理な話。」という思いが強くなる。
決して低くない対価を得ているというのに、何ともみみっちい事を平然と行う政治家達。こんな連中を選んでしまったのは、又、我々国民なのだけれど・・・。
「政調費ボクシング観戦『戦い見て戒めに』と釈明」(8月24日、読売新聞)
長崎県議会の複数の議員が、2009年度の政務調査費でボクシングの試合の入場券や旅行鞄、自分が使っているiPhone(アイフォーン)の関連雑誌等を購入していた事が読売新聞の調べで判った。
議員等は「適正な支出。」と主張するが、趣味的な色合いが濃い物が多く、政務調査との関連も曖昧。疑問が残る数々の支出は県民の批判を招きそうだ。
楠大典議員(63歳)【改革21】は昨年4月、岐阜県で開かれたプロボクシングのリングサイド席のチケット(1万円)を購入。政調費の収支報告書には「中京女子大レスリング関係者と国内スポーツの現状に付いて意見交換。」と記入していた。
楠議員によると、実際は友人の息子が試合に出場していた為、応援に行ったと言う。
政調費からの支出は、交通費や宿泊費を合わせて計5万5,000円。楠議員は取材に「ボクシングの世界は厳しい。生死を賭けた戦いを間近に見て、政治の世界に生きる自分を戒めようと思った。」と釈明。
「報告書の内容は適切では無かったが、(観戦は)議員の質を高める事に繋がるので、不適正だとは思わない。」と話した。中京女子大(現・至学館大)関係者とは観戦の翌日に会ったと言う。
西川克己議員(62歳)【清風会】は3万3,600円の旅行鞄を購入し、半額の1万6,800円を計上した。「視察等で使う為に買った。少し高いなとは思ったが、もう少し安い物でも良かったかもしれない。」と弁明。野本三雄議員(72歳)【自民】は万年筆(1万円)を買い、半額を政調費で負担。「家族が買った領収書が紛れたのだと思う。政務調査とは無関係なので修正したい。」とした。
馬込彰議員(57歳)【自民】は、高機能携帯電話のiPhoneや携帯型デジタル音楽再生機「iPod(アイポッド)」の使い方を紹介する雑誌等7冊(計9,086円)を政調費で購入した。馬込議員は1年半程前に私費でiPhoneを買ったと言い、「最新の端末の機能を知る事は、政策のヒントにもなる。人によって見方が異なるかもしれないが、正当な目的を持って購入した。」と語った。
此の他、陣内八郎議員(61歳)【改革21】は、代行運転の利用が突出して多く、計47回分の約13万円を支出した。業界団体との会合の後、居酒屋等での懇親会に参加し、酒を飲んで代行運転で帰宅していたと言う。
陣内議員は「懇親会費は自腹だが、酒を飲み乍ら話をするのも調査活動の一環なので、帰りの交通費だけは請求した。」と説明。「酒席を断ると、調査活動に協力して貰えない事態も考えられる。」と主張している。
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中には「政務調査費の使途に関して、良心の呵責を感じている(感じていた)様な議員」も居る様に感じられるが、ボクシング観戦に関わる費用を政務調査費で落としたなんていうのは悪質極まり無いと思う。「ボクシングの世界は厳しい。生死を賭けた戦いを間近に見て、政治の世界に生きる自分を戒めようと思った。」なんていう子供染みた言い訳をしゃあしゃあとする厚顔無恥さには、呆れ返るしかない。こんな言い訳が通るならば、ソープランドの費用を政務調査費で落とし、「長崎県の性風俗産業の現状に付いて意見交換した。“精子”をかけた戦いに身を置き、“イク”迄徹底的に我慢する事で、“性”治家としての忍耐力を養おうと思った。政務調査費の使途として、全く不適切とは思わない。」という言い訳も通ってしまう。政治家としての自分を戒めたいのならば、即刻議員を辞めるべきだろう。
以前に「内閣官房報償費」という記事を書いた。内閣官房報償費、所謂「内閣官房機密費」が余りにも好い加減な使われ方をして来た可能性、そして「条件付きで使途を公開すべきで在る。」という事を記した内容だ。内閣官房報償費に関しては、歴代の内閣官房長官等が「使途は適正で在り、其れを信じて欲しい。」と詳細の公開を拒否し続けている。内閣官房報償費や政務調査費等、我々の血税の多くが政治家達によって私的に流用されている可能性が高い中、今回の様な件が露見すると「信用出来る政治家が少ないのに、『(使途を)信用しろ。』とは無理な話。」という思いが強くなる。
決して低くない対価を得ているというのに、何ともみみっちい事を平然と行う政治家達。こんな連中を選んでしまったのは、又、我々国民なのだけれど・・・。
覚えておいて、次の選挙の投票の参考にすべきですね。
ただ単に「私的な支出」であっただけにとどまらず、その内容が実にみみっちくせこかったという点までもが……。
どうでもいいけど議員ぐらいの年齢の歳の人ってボクシング好きですよね。相撲も好きだろうし。ちょうど全盛期の頃が青春だったのかな。
知り合いの60前後の人とこの間話していて、「テレビで見て憧れて、本気でプロを目指して上京しようかと思ったことがある」と話していたのでビックリしました。今の子供は冷めているからボクシングはちょっとないだろうなあ、亀田みたいに父親(あるいは母親)が強引にというパターン多そう。
政務調査費を充てる(充てた)事に、良心の呵責を覚えている様な言動の議員も居る中で、ボクシング関連の費用を充てた議員の言い訳は悪い意味で際立っている感じがします。実に子供染みた言い訳、否、「嘘」と言って良いでしょうね。「こういう嘘をしらっと言える人物は、どんな悪事を為しても顔色一つ変えずにしらっと選挙民に嘘を言えるだろうな。」と自分なんぞは思ってしまうのですが。
イギリスでも似た様な件が在ったんですね。何処も同じ秋の空と言いますが、何処にもみみっちい輩は居るという事でしょう。個人的には政治家に過度な清廉潔白さは求めておらず、“多少”悪い事をしても、其れを上回る国益を生み出す政治(国民個々を豊かにしてくれる政治)をしてくれるなら、どうこうは言わないというスタンスなのですが、如何せん悪事が此の手のみみっちい事ばかりで、そういう輩に限ってまともな政治をしていないというのが本当に困り物です。
「外国人との交流」、下種な政治家連中の場合には「身体でのコミュニケーション」という事なのでしょうね。
自分は、ボクシングが大好きです。子供の頃に「格闘系のスポーツで、尚且つテレビで良く放送していた物。」となると、相撲にキックボクシング、(スポーツとするには異論が在る方も居られるだろうけれど)プロレス位しかなかったので、自分位の世代迄は此れ等のスポーツに熱くなる人は多いかもしれません。今は「変なおっちゃん」扱いされているガッツ石松氏や輪島功一氏、具志堅用高氏等の試合には、本当に夢中になりましたし。でも今の若い子だと、K-1だ何だと選択肢が多いだろうし、或る意味ハングリーさを売りにするボクシングは、余り関心を向けて貰えないのかもしれませんね。
閲覧に行かねばならなかったりして
一般市民にはなかなか見ることが出来ないですよね。
よってこういう報道のあった政治家のものだけ、
になってしまいますよね。
こういうのは如何でしょう?
「○○県議会議員の政務調査費領収書は、これを全て事務局に提出する。
提出後の県議会冒頭においてくじにて選ばれた4分の1の議員の領収書を、議会HP上でこれを公開する」
4分の1は、もちろん変更可です。
全員としなかったのは、誘い出しの意味もあったりして?
必要なものもあるとは思いますが、もう少しだけ「常識」で考えて欲しいですね。
全ての国会議員及び地方議員の公費の使途を詳細にチェックしたら、此の手の不可解な使途はゾロゾロ出て来るんでしょうね。今回の件は氷山の一角に過ぎないと思います。
実際に足を運べば其の詳細の閲覧は可能なのでしょうが、実際にはオンブズマン等の他者頼みなのが現状。実際にしている所が在るのか否かは不明なれど、HP上で詳細が確認出来るというのは良いと思います。
権力者や悪辣な輩は「個人情報保護法」を悪用し、「個人のプライバシーを守れ!」と自身に不都合な情報の開示を阻んでいる。そんな感じがしてなりません。
「100%国民の為だけに働け!」なんて言わないし、“或る程度”ならば私利私欲の為に政治家になっても構わないとは思っているけれど、先達て捕まった某大物政治家の馬鹿息子の如く、私利私欲を充足する“だけ”に政治家になった様な連中は本当に勘弁して貰いたい。
「生まれ故郷のXXの為に頑張る!」と言い乍ら、国政に打って出る事ばかりを最優先しているかの様に腰が据わらない人が居たりと、心底嫌になります。
今後とも何卒宜しく御願い致します。