ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

そんなに多いとは・・・

2020年02月18日 | 其の他

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闘病の笠井信輔アナ血液型RHマイナスあわや家族崩壊の危機」(2月17日、デイリースポーツ

悪性リンパ腫で闘病している元フジテレビフリー・アナウンサー、笠井信輔(56歳)が17日、公式ブログを更新し、血液型がRHマイナスで在る事が判明した時の衝撃を綴っている。

此処数日、頭痛に悩まされていた笠井は、此の日の朝、輸血をする事になり、「担当の先生に聞くと、『抗癌剤の影響で、ヘモグロビンの値が低くなり過ぎていて、其の結果、酸素が行き辛くなり、頭痛が起きている。』という御話でした。」と理由を説明。ところが、予定の時刻になっても血液が届かず、看護師から「笠井さんはRHマイナスなので、少し時間が掛かっててるんですね。」と説明されたと言う。

RHマイナスは、日本人では200人に1人とされる希少な血液型。往年のヒット・ドラマ赤い疑惑」【動画】では、山口(現三浦)百恵
さん(引退)が、RHマイナスのヒロインを演じた事で広まった。

笠井は成人して「はたちの献血」を行った所、「貴方は、RHマイナスです。」という通知が保健所から届いたと言い、「我が家に衝撃が走りました。『俺は山口百恵なのか!』。然し、親が受けたショックは、其処では在りませんでした 父も母も、紛う事無き『RHプラス人間』だったのです。家の中にはな空気が・・・。俺は一体、誰の子なんだ。『新・赤いシリーズ』ですョ。」と、其の時、笠井家では微妙なムードになった事を振り返った。

翌日、保健所から手紙が届きRHプラスの両親からも、劣勢遺伝としてRHマイナスの子供が生まれます。と説明されていたと言い、「早く言ってよー!一緒に伝えてよー!危うく、家庭が崩壊するとこでした(笑)。」と、家族の危機を危うい所で回避した事を回想

「実は3人の息子達の中に、私と同じ血液型で、RHマイナスの子がんです。」とも明かし、「生まれた瞬間、親孝行なんですよ。」と綴っている。
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同年代という事も在り、笠井アナが悪性リンパ腫に罹患している事を知った際にはショックを受けた。親友として知られる西城秀樹氏が2年前に亡くなられた時、笠井アナが滂沱する姿が強く印象に残っているけれど、まさか自身が大病になるとは想像もしていなかったろう。アナウンス技術は新人時代から全く上達しないけれど、人柄の良さが感じられる人物だけに、一日も早く元気になって欲しい。

自分の世代で言えば、子供の頃に「赤いシリーズ」を見ていなかったのは少数派だったと思う。放送が週末だったと記憶しているが、週明けは学校で「赤いシリーズ」の話をする同級生が、本当に多かったから。だから、今回の笠井氏の記事を読んで、思わずニヤッとしてしまった。同年代だからこそ、凄く判る話だったので。「赤いシリーズ」の第2弾「赤い疑惑」では、事故によって放射線を大量被曝し、白血病になってしまった大島幸子(山口百恵さん)が主人公で、彼女の血液型が「RHマイナスAB型」という設定だった。彼女は緊急手術を受ける事になるのだけれど、「RHマイナス」というのが非常に希少な血液型という事で、輸血用の血液が手に入らない。子供心に「RHマイナスって、非常に珍しい血液型なんだ。緊急の時、入手出来ないって大変だ・・・。」という知識が頭の中に刻み込まれたっけ。ドラマの中で具体的な数字が示されていたかどうかは覚えていないけれど、「RHマイナスの血液型の人=数千人~数万人に1人位」というざっくりとしたイメージを持っていたので、「日本人の場合、200人に1人。」というのは意外だったし、「そんなに多いとは・・・。」という思いがが在る。

昔は“悲劇を招く題材としての血液型”というのが、小説やドラマで良く使われていた。RHマイナス以外にも、「〇〇型とXX型という血液型の両親からは、△△型の子供は絶対に生まれない。」という設定が使われる事が多く、「自分の血液型や両親の親を調べた。」という当時の子供は、結構居たと思う。罪作りな話では在る。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2020-02-19 14:08:42
こんにちは
血液型占いと違って、この話題は切実です。
子どもが生まれたとき、自分たち両親の血液型では生まれないはずと(聞きかじりの怪しげな知識だけで)、大騒ぎしてしまうことはどこでもありそう。
RHマイナスが日本人の場合200人に1人というのは確かに「意外と多い」と感じますね。
ただし、日本人ではAB型が10%未満であることと考え合わせると、その組み合わせでは2000人に1人ぐらいの割合になるのかな。
献血する人が最近は減少していると聞きますし、やはり希少には違いないですね。
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>悠々遊様 (giants-55)
2020-02-19 17:13:22
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

以前にも書いたのですが、「昔は“血液”という物が、非常に危険な存在に成り得る。」という事を意識すらしていませんでした。ウイルス等に感染した血液を浴びたり、触れたりする事で危険な状態に成り得る。」というのは、そういう知識が無いと、更なる患者を生んでしまう。

血液型占い、自分も全く信じていません。でも、仰る様に「“血液型の差異”は、人の生き死にに関わる大きな問題。」で在るのは確かですね。

笠井氏の場合は“笑い話”で済みましたが、昔は「其の両親から生まれる筈が無い子供が生まれたとして、家庭内が不和状態になったけれど、当時の常識では生まれる筈が無いとされていても、今の科学では生まれる可能性が在る事が判明した。」なんていう事も在ったでしょうね。
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