幼少時から御笑い大好き人間だった自分にとって、近年の御笑い事情にはもどかしさを感じていた。「卓抜した話術で客を笑わせる”芸人”」が殆ど居らず、御笑い番組を賑わせているのは「客に笑われるだけだったり、身内ネタでしか笑いを取れない”御笑いタレント”」ばかりだからだ。だから、最近は御笑い番組を余り見ていない。例外的に見ている番組の一つが「M-1グランプリ」。出場者は結成から10年以内の御笑いコンビに限定され、その中から最も面白いコンビを選び出すというコンセプト。今年で第7回目の決勝戦が、昨夜行われた。予選からの参加は、過去最多の4,239組との事。
過去6回行われたM-1グランプリだが、審査員達から高い評価を受けたコンビ(優勝したコンビも含め。)の中には「本当に面白いか?」と思ってしまうコンビが結構居た。又、G-1グランプリというイベント自体に、ややマンネリ感も。製作者サイドもそういった雰囲気を感じていたのだろうか、番組内では「今年は何が起こるか判らない戦国時代。」といった事をやたらと強調していた様に思う。その表れが決勝常連組の「麒麟」や「笑い飯」の”敗退”で在り、「かなり意外なコンビを、”意図的に”優勝させるのだろうな。」という思いが最初からしていた。
優勝したのは、敗者復活戦で生き返った「サンドウィッチマン」というコンビ。敗者復活からの優勝は初めての事。「意外なコンビの優勝」という予想は当たった訳だが、「意図的に優勝させる」という面では外れた。彼等のネタを初めて見させて貰ったが、非常に練り込まれた”笑わせる”ネタだったと思う。*1優勝したのも当然だし、こういう”御笑いタレント”では無い”芸人”がもっと増えて欲しいもの。*2
*1 TBSラジオの番組「伊集院光 日曜日の秘密基地」に良く登場していたので、サンドウィッチマンというコンビの存在は知っていた。でも彼等のネタを見聞したのは昨日が初めてで、「”在野”には隠れた才能が居るのだなあ。」と思い知らされた次第。
*2 彼等が所属している事務所「フラットファイヴ」は、失礼乍ら大手事務所と言える存在では無い。だが巨大事務所に属しているというだけで、全く面白くも無い御笑いタレントが次々とTV番組に登場している現状にはもうウンザリなので、こういった決して大手では無い事務所から有為な芸人が多く排出され、御笑い界が活性化されればと願う。
過去6回行われたM-1グランプリだが、審査員達から高い評価を受けたコンビ(優勝したコンビも含め。)の中には「本当に面白いか?」と思ってしまうコンビが結構居た。又、G-1グランプリというイベント自体に、ややマンネリ感も。製作者サイドもそういった雰囲気を感じていたのだろうか、番組内では「今年は何が起こるか判らない戦国時代。」といった事をやたらと強調していた様に思う。その表れが決勝常連組の「麒麟」や「笑い飯」の”敗退”で在り、「かなり意外なコンビを、”意図的に”優勝させるのだろうな。」という思いが最初からしていた。
優勝したのは、敗者復活戦で生き返った「サンドウィッチマン」というコンビ。敗者復活からの優勝は初めての事。「意外なコンビの優勝」という予想は当たった訳だが、「意図的に優勝させる」という面では外れた。彼等のネタを初めて見させて貰ったが、非常に練り込まれた”笑わせる”ネタだったと思う。*1優勝したのも当然だし、こういう”御笑いタレント”では無い”芸人”がもっと増えて欲しいもの。*2
*1 TBSラジオの番組「伊集院光 日曜日の秘密基地」に良く登場していたので、サンドウィッチマンというコンビの存在は知っていた。でも彼等のネタを見聞したのは昨日が初めてで、「”在野”には隠れた才能が居るのだなあ。」と思い知らされた次第。
*2 彼等が所属している事務所「フラットファイヴ」は、失礼乍ら大手事務所と言える存在では無い。だが巨大事務所に属しているというだけで、全く面白くも無い御笑いタレントが次々とTV番組に登場している現状にはもうウンザリなので、こういった決して大手では無い事務所から有為な芸人が多く排出され、御笑い界が活性化されればと願う。
結構、過去の作品で、見てないのが多すぎだとわかった気もするのだが、今の時代のTVに、追いつくまであと何ヶ月かかるやらと思ってしまう今日この頃。良いクリスマスを。
ハリセンボンもまあ珍しいから入っていたという存在。
最終に残った3組はいずれも和芸としては上手かったけど、「サンドウィッチマン」以外は早口でどうも聞いていてしんどい感じがしました。キングコングがいくかなぁと思ってたけど、よく聞くと元気がいいだけでネタとしての面白さは疑問でしたね。もう一組は決勝の一ネタ目とほぼ同じ(妄想職業が違うだけ)でそれこそ芸が無い。ちゃんとしたしゃべくり漫才を普通にやった「サンドウィッチマン」が油揚げをかっさらった形だと思います。
しかし仕事は増えるでしょうけど、大して活躍もしなさそう。テレビはバラエティーに耐える一人でのしゃべりが立たないと役に立ちませんからね。過去優勝の「ますだおかだ」もぱっとしないし「ブラックマヨネーズ」も在阪局がしょうがないから使っている感じ。「中川家」も中途半端に物まねが上手い弟のもって行き方が難しそう。。。「大阪ほんわかテレビ」ぐらいでしか使えないか。どうやら彼らもそのようになりそうな予感。
書き込みを拝見し、「tak様は御笑い通でも在ったのか。」と一寸驚いております。昨年のチュートリアルのネタ(チリンチリンのネタ)は本当に面白かったですね。満票を集めたのも納得出来ましたし、今風の見た目とは異なり、笑いに対して非常に真面目な彼等の良さが出ていた様に思います。
記事の中で「審査員達から高い評価を受けたものの、面白さが判らないコンビ。」と書いたのですが、実はその一組が笑い飯だったりしますので、tak様の書き込みについ笑ってしまった次第。「今年のネタは特に面白くなかった。」と個人的には感じました。「ハリセンボンやキングコングは『新しい時代に突入したM-1』というイメージを強く押し出す為に、”賑やかし”として選ばれたのだろう。」と思っていたのですが、両者とも今回はなかなか頑張っていたと好印象。唯、今の御笑い番組が非常に短時間で纏めなければならないという状態に在るので、それに見合った”チンマリとした芸”というのは否めなかった様にも。逆にサンドウィッチマンの芸風は、TV番組よりも舞台でこそ生きる感じはしますね。TV番組に露出し過ぎて結果的に使い捨てられるよりも、彼等には舞台でもっともっと魅力を磨いて欲しい気が。
やはり吉本売り出しの為のMー1の感はありましたしぼちぼち違う事務所の優勝が必要になった様な大会でした
個人的にその思いをザブングルに入れてましたが気持ちが入り過ぎてオーバートークになったのが※どつき漫才風
少し残念でしたがキンコンもトータルテンボスがんばった感はありました
政治と同様公平性を笑いにも求める時代ですかね
サンドウィッチのネタは関西以南ではエンタ以外で見ることは難しいこと
しかしダイアンのネタも同様ですけどね(笑)
************************
第1回 中川家(吉本興業)
第2回 ますだおかだ(松竹芸能)
第3回 フットボールアワー(吉本興業)
第4回 アンタッチャブル(プロダクション人力舎)
第5回 ブラックマヨネーズ(吉本興業)
第6回 チュートリアル(吉本興業)
第7回 サンドウィッチマン(フラットファイヴ)
************************
M-1の歴代優勝コンビを挙げてみましたが、「吉本:4組、他のプロダクション:3組」という内訳になっていますね。「実力本位」を謳い乍らも、「企画が島田紳助氏(穿った見方をすれば、M-1という金脈を掘り当てたのは彼らしいなという気が。これで更なる箔も金も付いてきますから。)で、主催が吉本興業、審査員の顔触れも吉本興業がメイン」というのですから、どうしても「吉本の、吉本による、吉本の為のM-1」というイメージが否めませんが、過去2年連続で吉本のタレントが優勝している事を考えると、「今年は吉本以外で。」という雰囲気が在ったのかもしれません。唯、それを除いてもサンドウィッチマンのネタは面白かったです。所謂”常連組”のネタがやや雑さを感じた中、余計に練り込まれたあのネタが光った気が。
サンドウィッチマンは第5回&第6回でも準決勝に進んでいると報道されていたのですが、記憶に無いんですよね。「エンタの神様」も初期の頃が良く見ていたのですが、ここ数年は似た様なテーストの一発芸ばかりなので見ていないのですが、サンドウィッチマンも登場していると知り、彼等だけでも見てみようかなと思っております。
個人的には「今回のM-1の審査員に、中田カウス氏が未だ入っていた。」という事が驚きでした。もし直前で○捕されていたら、大騒動だった事でしょう。
今回もさんま・小倉優子のゴルフのほうを優先してみたぐらいで…。さんまも最近はキレがないというか、ナイナイが前から言ってたけどホント欽ちゃん化してますけどね(苦笑)。
>カウス
自分も驚きました(笑)。
ところで個人的にはチャラチャラした印象だったキングコングが意外にちゃんとした漫才をやってたのが収穫でした。
逮捕されない自信があるのではないでしょうか?それにふれられると島田紳助氏の3年前暴行事件
平手で1回殴った訳ではなくカバンや素手で幾度も殴り壁に頭を叩きつけ唾をはいた事実とか※裁判内でその事実を認める
相手の方がやめろといわれたらやめます発言して言われても一向にやめてない事や現在も相手の元マネジャーは退社民事で控訴中ですからね(苦笑)
そりゃあ府知事選挙出馬できませんよねぇ
カウス師匠の件は逮捕劇があってから初めて問題となるみたいです(当然)島田氏との関係からみて審査員に座り続けるのではないでしょうか?
しかし上沼恵美子さんがいたのは新鮮でしたけど
巨人師匠よりは洋七さんでよかったのかも…吉本色がより濃く写りましたからねえ…
クイズ番組同様決勝まで少なくとも3回はふるわれる予選を勝ち抜く力は皆さんあったのでしょう
一番大事なところで普段通りに出来るかが大事なポイントなのではないかと毎回Mー1で感じます
M-1グランプリですが、昨年の平均視聴率は関東地区の18.0%に対し、関西地区は31.1%在ったそうです。関西地区の平均視聴率が関東地区の約2倍というのは第一回の頃から殆ど変わらない様で、関西は関東以上に御笑い大好き人間が多いという事なのでしょうか。
良く参加させて貰っているネット配信で、其処の主催者が以前面白い事を話されていました。所謂”第一次漫才ブーム”の頃の話なのですが、九州出身の彼は「ツービートのビートたけし氏の喋りが、今一つ良く聞き取れなかった。」との事。あの早口での喋繰りが原因な訳ですが、Spa supernova様の書き込みを拝見してふとその話を思い出しました。
以前にも書いた事なのですが、明石家さんま氏の笑いって人気絶頂の頃から一貫して理解出来ない自分です。欽ちゃんに似た”ねちっこい”ネタ振りがどうも駄目。
中田カウス氏、身辺に危機が迫っているせいか例年以上にハイテンションだった様な気が。今年は上沼恵美子さんが審査委員に加わっていましたね。あのキャラクターは好きではないものの、コメントは結構的を射ていた様に思え、個人的には好印象。昨年の顔触れからは、南原清隆氏と渡辺正行氏、島田洋七氏が外れていましたが、その”裏事情”を色々想像するのも又一興かと。
キングコングは自分も人気先行型のコンビと思っていましたので、今回の頑張りはかなり意外でした。西野氏が自身のブログで「特別調子が悪かった訳でも無く、恐らく自分達の持っている物は全て出し切りましたが負けました。その程度のコンビだという事です。結果が出た時は、自分でもビックリする位悔しかったです。恐らくDVDやら何やらで裏側を流されるだろうから先に言っておくと、泣きました。僕は何年か振りに泣きました。悔しかったからです。それはチャンピオンを取れなかったという事実よりも、僕自身キングコングよりもサンドウィッチマンさんの漫才の方が今の段階では面白いと思ったからです。」と悔しさを素直に披瀝しています。そして「僕は来年もM-1グランプリに出ます。色々デメリットも在りますが、プライドが許さないので来年も出ます。そして優勝します。僕はもっともっと面白くなりたいです。面白くないばかりに悔しい思いをしたので、面白くなって出場します。」と決意表明も。チュートリアルもそうですが、笑いに直向きな芸人は応援したくなります。
島田紳助氏、つい最近も金銭絡みのいかがわしい記事が週刊誌を飾っていましたね。笑いのセンスは確かに高い物を持っていると思うのですが、最近の彼は”仕切り屋”に特化してしまった感が在ります。安倍前首相の如く”御友達”を自身の番組に多く出演させ、そういった連中から仕込んだ”内輪ネタ”を”くすぐり”として多用する。そのパターンが定型化しているのが、個人的には辟易とする所です。
結局はカウス氏も紳助氏も吉本内で絶対的な権力を握っているからこそ、或る程度の不祥事を起こしても安泰という面が在るのではないでしょうか。
上でSpa supernova様宛に書かせて貰いましたが、上沼恵美子さんが審査員に加わったのはGoodでしたね。なかなか的を射たコメントだったと思います。
昔「お笑いスター誕生!!」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%AA%95%E7%94%9F!!)という番組が在りましたが、審査委員長を務めていたのは桂米丸師匠でした。紳助氏はあのポジションを狙っている様な気がしてならない、昨今のM-1グランプリです。