新年を迎えてから3日目。「2014年」がどういう年になるかは神のみぞ知るだが、凡人の自分でも「確実に迎える出来事」と言える物も在る。
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・3月7日~16日:「ソチ・パラリンピック」開催。
・6月12日~7月13日:「2014 FIFAワールドカップ(ブラジル大会)」開催。
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昨年、大統領として2期目に入ったバラク・オバマ大統領にとって、今年11月に行われる中間選挙は、今後を占う上で大きな“分岐点”になるだろう。昨年は「アメリカ政府による違法な情報収集活動の実態が暴露。」され、国内外に大きな不信感を募らせたオバマ政権。中国の台頭等、抱える問題も少なく無く、アメリカ国民がどういう審判を下すかが注目される。
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・クビライ・カアンが大都(現在の北京)に遷都(1264年)してから750年。
・大坂冬の陣(1614年)から400年。
・曲亭馬琴が「南総里美八犬伝」を刊行開始(1814年)してから200年。
・イングランドのジョージ・スチーブンソンが蒸気機関車を発明(1814年)から200年。
・禁門の変(1864年)から150年。
・東京オリンピック開催(1964年)から50年。
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学生時代、歴史の年号は「日清戦争から10年置きに、3つの大きな戦争が勃発した。日清戦争は『一(1)発(8)急(9)所(4)、ドカンと日清。』で1894年、日露戦争は『人(1)食う(9)大(0)鷲(4)、日露戦争。」で1904年、そして其れから10年後の1914年に第一次世界大戦。」なんぞと覚えたもの。即ち、今年は日清戦争勃発から120年、日露戦争勃発から110年という事でも在る。戦争を2度と繰り返さない為にも、我々は「おかしい事はおかしい!」と毅然と言い続けなければいけない。
所謂「中華思想的」な面は無いけれど、「先進国のパクリをする。」とか「工業化を急ぐ余り、環境破壊が著しい。」といった面で、今の中国は「昭和30年~40年代の日本」に似ているなあと感じる事が在ったのですが、「私は現在の中国が対外的に『工業化を過信し、他国、特に大英帝国を挑発し続けたドイツ』に酷似した印象を持っていた。」というのは、「そういう面は、確かに在るなあ。」と目から鱗が落ちる思いでした。根底には「劣等感めいた物」が存在している様にも感じますね。
一方の大陸側。フランスの万年経済難と仏の兄弟分たち(伊西葡)の低迷によりドイツそして1990年代加盟のオーストリアを加えたドイツ語圏グループの圧倒的優位が他の地域に不穏な空気を作っているのも否めないですね。先日の日経でフランス人の学者がEUについて「フランス人は『仏大統領がドイツの副首相のようになっている』、と不満を持っている」と語っていました。普仏戦争後のフランスのような気分かもしれません。
この図式は1900年に戻ったような錯覚を受けます。ドイツ帝国プラスオーストリアハンガリー(ハプスブルグ)帝国対フランス共和国。国内事情は当時と全く違いますが、この地域が軸というのが…。そして脇にある大国群(英国、ロシア、トルコ等)
先日の日経でそのフランス人の学者が現在の中国について「1900年の欧州のようだ」と曖昧に言っていました。おそらくですが、私は現在の中国が対外的に「工業化を過信し、他国、特に大英帝国を挑発しつづけたドイツ」に酷似した印象を持っていたので、そのことを言っているのか?と解釈しました。国内的には体制の行き詰まり&民族主義が高まって独立運動が多発していたオーストリアハンガリー帝国とも似ているかもしれません。一方で民族のるつぼ(当時は民族主義全盛だったので、民族の牢獄と揶揄された)同帝国は「EUの元祖」とハプスブルグの末裔が自称しており、研究者にも同様に再評価されています。末裔の中にはドイツ等からEU議員に選出されている人もいます。もし欧州大統領に選ばれたら「夢再び」ですね。
其の問題も在りましたね。素晴らしい理念を幾ら掲げ様とも、人間が持つ利己主義な面が強くなってしまうと、「面倒な連中の事なんか知った事では無い。自分達さえ良ければ、其れで良いんだ。」って事になってしまうんでしょうね。我が国も、其の例外では無くなって来ていますが・・・。
先日、池上彰氏の番組を見ていた所、此処では紹介しなかった大きな出来事が在る事を、恥ずかし乍ら思い出させられました。其れは「スコットランドがイギリスから独立するか否かを決める、スコットランド住民による投票。」が、今年後半に行われる事。「そう言われてみれば、そんな話が在ったなあ。」思った訳ですが、日本人にとっては恐らく“意識が薄い”だろう此の件も、イギリスにとっては大きな話だし、もし独立という結論が出れば、世界的にも決して小さな影響では済まないかもしれませんね。
>中間選挙
中東におけるロシアの復活とシリアでのアメリカの弱腰&EU入会やさまざまな国政に関してのエラソーなドイツ等からのイジメについに頭に来たNATOの優等生だったトルコのロシア・中国・インドがやってる現代版「ワルシャワ条約機構」への急接近。サウジとの関係悪化。この辺がキナ臭く、日本の最近の動きにも大きく関係している印象を持ちます(現政権、トルコ政府と仲が良い)。
五輪についてはアメリカ等がロシアの同性愛弾圧を表面的に批難していますが、本音は前述の中東関連、ロシア対欧米のウクライナ、グルジア、中央アジア諸国の取り合いがあるのだと思います。
その前に「五輪とサッカーは会場は出来てるのか?五輪のテロはどうか?」、という話もありますけど。
「国民よりも、国家を最優先させる。」という為政者は結構居りますが、今のトップは「私事」を最優先・・・下手をすれば「其れだけが重要。」と考えている節が在り、非常に怖さを感じます。何しろ、自身の意に沿わない人達を“無根拠”に、其れも“公の場”で「左翼」と断じてしまう人ですから。
自民党内部は「国民を一切見ず、首相の顔色だけを見ている。」様な状態だし、公明党のみならず、野党もそんな雰囲気が在り、非常に心配。
一寸先は闇と言うことわざが有りますが今年ソチやワールドカップを普通に楽しみたいですね
その為にはサイト主の言われる様に「おかしい事はおかしいと言える」社会で有って欲しいですね
何しろ自分(達)が隠したい事の為に秘密保護法案を無理矢理通し大衆迎合と保守派迎合を巧みに使い分ける人物がこの国の頂点に居ますからね