
今日は「日本プロ野球*1に於ける個人タイトル」に関し、「一番低い(少ない)のは?」という観点からの問題を10問出してみたい。「一番低い(少ない)のは?」としたのは決して記録自体を軽んじる意図からでは無く、「『一番高い(多い)のは?』よりも『一番低い(少ない)のは?』の方が、問題としては難しいだろう。」と思ったから。数字の根拠は、「2011 スポニチプロ野球選手名鑑」を参考にさせて貰い、記録は2010年迄を対象とした。
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【問1】 最優秀救援投手賞
現在では公式記録から除外されてしまっているが、2004年迄は「セーブポイント(SP)」という記録が存在した。「セーブ」と「救援勝利」を足した記録なのだが、セ・パ歴代の「最優秀救援投手賞」受賞者の中で、一番低いSP数は幾つか?因みに「一番高いSP数」は51(内訳はセーブ46、救援勝利5。)で、2007年に藤川球児投手(タイガース)が記録している。
【問2】 最優秀選手(MVP)
セ・パ歴代の「最優秀選手」受賞者の中で、(受賞した年の)ホームラン数が一番少ないのは1951年の山本(鶴岡)一人選手(南海ホークス)だが、其の本数は何本?因みに一番多いのは1964年の王貞治選手(ジャイアンツ)、2001年のタフィ・ローズ選手(近鉄バファローズ)、そして2002年のアレックス・カブレラ選手(ライオンズ)が其れ其れ記録した55本。
【問3】 最優秀新人
セ・パ歴代の「最優秀新人」受賞者の中で、(受賞した年の)防御率が一番低い(良い)のは誰?
【問4】 首位打者
セ・パ歴代の「首位打者」受賞者の中で、(受賞した年の)打率が一番低いのは誰?
【問5】 本塁打王
セ・パ歴代の「本塁打王」受賞者の中で、(受賞した年の)ホームラン数が一番少ないのは1957年の青田昇選手(大洋ホエールズ)と佐藤孝夫選手(国鉄スワローズ)、そして1960年に藤本勝巳選手(タイガース)選手だが、其の本数は何本か?
【問6】 打点王
セ・パ歴代の「打点王」受賞者の中で、(受賞した年の)打点が一番少ないのは1956年の宮本敏雄(エンディ宮本)選手(ジャイアンツ)だが、其の打点は幾つ?因みに一番多いのは、1950年に小鶴誠選手(松竹ロビンス)が記録した161。
【問7】 最優秀防御率
セ・パ歴代の「最優秀防御率」受賞者の中で、(受賞した年の)防御率が一番低い(良い)のは誰?
【問8】 最多勝利
セ・パ歴代の「最多勝利」受賞者の中で、(受賞した年の)勝利数が一番少ないのは1998年の西口文也投手(ライオンズ)と武田一浩投手(ダイエーホークス)、そして黒木知宏投手(マリーンズ)だが、其の勝利数は幾つ?因みに一番多いのは、1961年に稲尾和久投手(西鉄ライオンズ)が記録した42勝。
【問9】 勝率1位
セ・パ歴代の「勝率1位」受賞者の中で、(受賞した年の)勝率が一番低い(悪い)のは誰?
【問10】 最多盗塁(盗塁王)
セ・パ歴代の「最多盗塁」受賞者の中で、(受賞した年の)盗塁数が一番多いのは1972年の福本豊選手(阪急ブレーブス)が記録した106だが、では一番少ないのは誰?(2名居る。)
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さて、何問解答出来ただろうか? 正答数が7問以上ならば、「相当のプロ野球通」と言って良いだろう。では、答えを記す。
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【問1の答え】 19。
1980年に金城基泰投手(南海ホークス)が記録。内訳はセーブ13、救援勝利6。
【問2の答え】 2本。
尚、其の次に少ないのは、1997年の古田敦也選手(スワローズ)と1998年の松井稼頭央選手(ライオンズ)が其れ其れ記録した9本。
【問3の答え】 伊藤智仁投手(スワローズ)。
1993年に記録。防御率は、驚異の「0.91」!
1962年に記録した「.307」。
【問5の答え】 22本。
【問6の答え】 69。
【問7の答え】 村山実投手(タイガース)。
1970年に記録した「0.98」。尚、1993年に「0.91」を記録した伊藤智仁投手は、規定投球回を満たしていないので「最優秀防御率」は受賞していない。
【問8の答え】 13勝。
【問9の答え】 ジェレミー・パウエル投手(近鉄バファローズ)。
2002年に記録した「.630」。因みに一番高い(良い)のは、1981年に間柴茂有投手(ファイターズ)が記録した「1.000」。
【問10の答え】 緒方耕一選手(ジャイアンツ)及び石井琢朗選手(ベイスターズ)。
1993年に其れ其れが記録した24。
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*1 プロ野球選手(乃至はOB)が歌った曲は結構在るが、板東英二氏の「燃えよドラゴンズ!」と並んで自分が好きだったのは、“ヒゲ辻”こと辻佳紀氏が歌った「宇宙よりのパンツマン」。「パンツマン」なるキャラクターに扮したヒゲ辻さんが、コミカルな踊りと共に歌っている姿は今でも忘れられない。ずっと「又、聞きたいなあ。」と思っていたのだが、此の程YOU TUBEで発見。(動画)余りの懐かしさに、涙が出そうになった。