ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“「徳川埋蔵金」の話に成ると必ず名前が出る人”が主人公

2025年03月04日 | TV番組関連

大河ドラマの第64作として、現在放送中の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」【動画】。2年前に此のTVドラマ概要が発表された際、「『黄金の日日』の例も在るし」という記事を書いた。主人公の蔦屋重三郎は「江戸時代浮世絵版元出版人)として活躍した人物。」という事だったが、恥ずかし乍ら自分は彼の事を全く知らなかった事も在り、正直、余り期待しなかった。

で、今年1月、「『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の初回放送を見て」という記事で書いたけれど、初回放送を見終えた段階で「少々退屈さを感じた。」のは、自分が大河ドラマに期待するチャンチャンバラバラの"武士の世界"は、メインで描かれる事は無いだろう。というのが大きい。何しろ、「舞台と成っている時代は、"太平の世"なのだから。」だ。

ところが、回を重ねるに、此の作品に引き込まれて行っている。理由は幾つか在るのだけれど、一番大きいのは"遊郭の現実"が、赤裸々に描かれている。事。「『NHKで、此処"遊女達の悲哀"を描いてしまって大丈夫なの?」と思ってしまう程、生々しいシーンが登場し、ついつい感情移入して見入ってしまう。視聴率的には振るわ無い様だけれど、個人的には「悪く無い作品。」と思っている。

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「2027年大河ドラマは『逆賊の幕臣』 主演は松坂桃李さん」(3月3日、毎日新聞

NHKは3日、2027年の大河ドラマが、『逆賊の幕臣』【動画】に決まった。と発表した。激動江戸時代末期、幕府エリート官僚だった小栗忠順が主人公で、松坂桃李さん(36歳)が主演する。此の日、東京都内で開かれた発表記者会見で、松坂さんは「経験や知識、全ての引き出しを開けて、此の作品に注ぎ込みたい。」と意気込みを語った。脚本は、NHK連続テレビ小説おかえりモネ」【動画】や「きのう何食べた?」【動画】(テレビ東京)等を手掛けた安達奈緒子さんによるオリジナルで、クランクインは2026年夏の予定。

作は、66作目の大河ドラマ。勝海舟ライヴァルと言われた忠順は、経済明るくて、何度も勘定奉行務め近代化政策を進める等した。明治新政府に「逆賊」とされた忠順に焦点を当て、幕臣の側から幕末の「裏側」を描くと言う。
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大河ドラマ第66作の主人公に小栗忠順が選ばれたというのは、実に意外だった。と同時に、「良いチョイスをしたな!」という歓迎の思いも強い。

歴史大好き人間の自分にとって、小栗忠順というのは非常に興味深い人物の1人。元記事にも記されている様に、非常に有能な人物で在り、"勝海舟のライヴァル"と称された彼。太平の世に生まれていたならば、間違い無く「国家の中心で、大活躍したで在ろう人物。」だが、残念乍ら、彼が生きたのは激動の時代。其れも、「滅び行く運命の江戸幕府内にた。」のだから、実に勿体無い話。「有能な彼が、滅び行く組織の中でどう足掻き続けたのか?」は歴史ファンとしてとても興味が在るし、又、「勝者よりも、敗者魅了される。」というが在る自分なので、そういう意味でも気に成る人物で在る。(人としての部分も含め、好きな俳優の1人で在る松坂桃李氏が主演というのも、「是非見たい!」という気にさせる。)

そして、歴史にそう興味が無い人で在っても、所謂徳川埋蔵金』の話しに成ると、必ず名前が出る小栗忠順が主人公のTVドラマ。というのは、とても興味が惹かれる所だろう。都市伝説的な面は在るが、「『絶対に在り得ない!』とは言い切れない面"も"在る。」のだから、夢を感じる。まあ、「逆賊の幕臣」の中で「徳川埋蔵金」の話が取り上げられるとは思えないけれど。

大河ドラマは、「逆賊の幕臣」が第66作品目。「大河ドラマ全66作品で舞台と成った成った時代」(「『江戸時代』の中でも、末期は『幕末』と別に分けている。」事や「主人公が生きた時代が複数に跨がっている場合、最も活躍したと"自分"が判断した時代を選択している。」事を御了承戴きたい。)は、次の通り。

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「大河ドラマ全66作品で舞台と成った時代」

1位: 戦国時代 幕末(各15回)
3位: 江戸時代(12回)
4位: 安土桃山時代平安時代(各7回)
6位: 鎌倉時代(4回)
7位: 明治大正(3回)
8位: 昭和(2回)
9位: 室町時代(1回)
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奈良時代以前は、舞台と成っていない。」というのが大河ドラマの"習い"だが、第66作でも変わらなかった事になる。

次の通り、大河ドラマ全66作品の主人公全70人の内、架空の人物は9人(約12.86%)。そして、実在の人物は次の61人(約87.14%)(複数回主人公に成っている場合は、人名の後に[ ]内で回数を記している。)

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「大河ドラマ全66作品の主人公の内で実在の人物」

井伊直弼
大石内蔵助[3回]
豊臣秀吉[2回]
源義経[2回]
坂本龍馬[2回]
上杉謙信
原田甲斐
柳生宗矩
平清盛[2回]
斎藤道三
織田信長[2回]
勝海舟 
柳沢吉保
平将門
大村益次郎
呂宋助左衛門
源頼朝
北条政子
ねね(高台院)
徳川家康[3回]
川上貞奴
伊達政宗
武田信玄
春日局(おふく)
西郷隆盛[2回]
大久保利通
足利尊氏
藤原経清
藤原清衡
藤原泰衡
日野富子
徳川吉宗
毛利元就
徳川慶喜
徳川秀忠
徳川家光 
北条時宗
前田利家
まつ(芳春院)
宮本武蔵
近藤勇
千代(見性院)
山内一豊
山本勘助
天璋院(篤姫)
直江兼続
江(崇源院)
新島八重
黒田官兵衛
杉文 
真田信繁(幸村)
井伊直虎
金栗四三
田畑政治
明智光秀
渋沢栄一
北条義時
紫式部
蔦屋重三郎
豊臣秀長
・小栗忠順
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最後に「大河ドラマ全66作品の主人公(全70人)の性別」に付いてだが、男性:51人(約72.86%)、女性:19人(約27.14%)と成っている。


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