第99回全国高校野球選手権大会、昨日行われた準決勝の「天理vs.広陵」戦で、広陵の中村奨成選手が次々と新記録を達成した。
塁打数「38塁打」は、2009年に中京大中京の河合完治選手が残した大会最多記録「28塁打」を大幅更新。大会最多打点は2008年に大阪桐蔭の萩原圭悟選手が残した「15打点」だったが、中村選手は「17打点」とした。そして、何よりも凄いのは、1985年にPL学園の清原和博氏が残した大会最多本塁打記録「5本」を更新し、「6本」とした事。
今大会が始まる前は、清宮幸太郎選手許りに注目が集まっていた高校野球。彼が所属する早実が甲子園に進めなかった事で、「大会の華が消えたなあ。」と思っていたのだけれど、飛んでも8分歩いて10分、物凄いスターが誕生。昨日の試合が終わった時点(全5試合)で「打率:.695、本塁打:6本、打点:17打点」というのだから、もう化け物だ。ポジションはキャッチャーで、肩が非常に強く、そしてイケメンというのだから、今年のドラフト会議では清宮選手(個人的には、愛嬌の在るルックスの彼の方に、シンパシーを感じたりするけれど。)と並び、多くの球団が指名する事になりそう。
今日行われる決勝戦で、中村選手は更に記録を伸ばす事になるだろう。今後が非常に楽しみな選手だが、自分の中では其れでも、「PL学園時代の清原選手の方が上だった。」と思っている。プロ入りして以降の彼の言動にはがっかりさせられる事が多かったけれど、高校球児として彼が現れた時の衝撃は凄かったから。「“ミスター高校野球”を5人選べ。」と言われたら、彼の名前は絶対に外せない。
偉大な選手が名監督になるとは限らない、とも言いますが、若い中村や清宮には、多くのものを経験して欲しいですね。一足飛びにプロになるのもありだと思います。早稲田に行って失敗した王子の事もありますし、母校への感謝はグランドを変えても出来るはずですし、野球人気の牽引役となる事も、恩返しだと思います。いずれにしても、夏休みはメディア漬けの休暇ですが、番長にはならないよう…。
今年は変な天候が続いてますね。
温暖化の影響ですかねぇ。
コメントは久々ですが、blogはいつも拝見しております。
今年は東海勢も早々に消え、興味が薄れつつもながらでみてると結構面白い試合が多かった様に思います。
ドラゴンズ弱すぎて論外ですが、たまには劇的な逆転勝ちみたいな試合もやって戴きたいものです。(笑)
清原氏、結局は人間的に弱い人なんだと思います。「周りが持つイメージに合わせないと、自分は見放されてしまう。」、そんな思いが強くて、“番長”を装っていた。其れが、彼にとっては最大の不幸だったのではないかと。
仰る様に、実績だけで言えば「コーチや監督等の指導者になって欲しい。」という声が止まない筈の人材。其れを、自らの弱さで無くしてしまったのは、本当に残念な事。何とか立ち直って欲しいけれど・・・。
今の中村選手を見ていると想像出来ないのだけれど、昔の彼は可成り“やんちゃ”だった様ですね。でも、野球を通して人間的にも磨かれて行ったのだとしたら、とても嬉しい事だけれど、今回の大活躍で悪い連中が近寄って来るだろうし、自分を見失わないで欲しいです。
今年は7月こそ夏らしく在ったものの、8月は曇天や雷雨が続き、何とも変な夏ですね。とは言え、昨日及び今日は蒸し暑さがぶり返し、「早く秋が来ないかなあ。」という思いが。御身体には御自愛下さい。
今年の甲子園、「投」よりも「打」が目立った感じでしたね。「大逆転」は高校野球の見所の1つですが、今年は本当に目立った。ホームランも多かったし、例年以上に魅了されました。
我がジャイアンツも相当な物ですが、ドラゴンズの迷走も、ファンにとってはやきもきされている事でしょう。でも、最下位に沈むスワローズのファンの方々は、もっと辛い筈。「其れに比べたら、ジャイアンツ・ファンは未だ増し。」と、我が身を慰めている日々です。