今日は、海外から届いた“死者”に纏わるニュースを2つ紹介する。
*********************************
「遺体が太り過ぎの為、火葬場が火事に・・・オーストリア」(6月9日、らばQ)
オーストリアの火葬場で火事が起こり、全焼しました。此れだけでも注目に値するニュースですが、火災の原因も一風変わった物でした。
火事になったのは南オーストリアの火葬場で、何層にも厚い断熱材の壁で覆われていた事から、消防士等による消火作業も困難を極めました。
火災が発生した当時、体重が200kgも在る女性を火葬していた事が後の調査で判明しています。巨体故に脂肪が空気孔を塞いでしまった事が熱暴走を招いたと見られています。
ドイツやスイスでも、肥満の遺体を火葬中に似た様なトラブルの記録が在る事から、肥満の人専用の火葬場が必要で在ると消防局は述べています。
因みにスイスでは、現在XXLサイズの火葬場が特別に作られたとの事。先進国で肥満が社会問題化していますが、其の影響は火葬場まで及んでいる様です。
*********************************
「超肥満体の人物が亡くなった際、火葬場に運び込むのに難儀した。」という話を見聞した事は在るが、今回の様な『太り過ぎた遺体を火葬した事で、火葬場が火事になってしまった。』という話は初めて知った。確かに理屈で言えば、熱暴走が考えられるケースでは在るが。
「肥満対策の一環としてニューヨークでは来年3月から、映画館等で大きいサイズの炭酸飲料水やジュースの販売の禁止を検討している。」というニュースが先達て報じられたけれど、其れ程迄に先進国では「肥満によって引き起こされる病が、国家財政に大きな影響を与えている。」と言われている。今回のニュースは健康被害云々とは無関係なれど、「先進国で肥満が社会問題化していますが、其の影響は火葬場まで及んでいる様です。」という文章には考えさせられる。
*********************************
「『水を飲んでも良い?』 死んだ筈の男児が一瞬だけ目を覚まし、棺から起き上がる。」(6月8日、Techinsight Japan)
ブラジル北部ベレンの病院で今月1日、肺炎が原因で治療を受けていた2歳の幼児が死亡した。だが信じ難い事に、悲しみに暮れる人々の目の前で死んだ筈の此の幼児が葬儀直前に突然目を覚まし、起き上がったのだ。
病院で死亡が確認された筈の此の幼児Kelvin君は、葬儀が始まる1時間前に突然棺から起き上がり、側に居た父親のAntonioさんに「パパ、水を飲んでも良い?」と話し掛けたと言う。其の時の周囲の様子に付いてAntonioさんは、起き上がったKelvin君を目にした人達から驚きと歓喜の叫び声が上がったと話している。
だが其の喜びも束の間、Kelvin君は其の直後水を飲む事無く、再び棺に倒れ込み、2度と目を覚ます事は無かった。此の直後、Antonioさんは直ぐにKelvin君の遺体を病院に運び込み、もう一度治療をする様、医師に強く頼み込んだ。だが15分間の診察の結果医者から返って来た返事は、Kelvinn君は既に死亡している為、蘇生は不可能で在り、又何が原因でKelvin君が生き返ったのか、説明する事は出来ないという物で在った。
Antonioさんは此の事を、医師等はKelvin君の遺体を既に死亡しているからという理由で陸に調べなかった為、救える筈の命が救えなかった、此れは医療ミスで在ると主張しており、当時の状況や其の原因を追及する構えを見せている。
*********************************
「死者乃至は死者と見做された人が、(一瞬を含め)生き返った。」という話は、何度か見聞した事が在る。恐らくは「仮死状態」だったのを「死亡」と判断され、何等かの要因で生き返ったと思われるが、今回の様に「生き返った!」と喜んだのも束の間、直ぐに亡くなってしまったというのは、遺族を更に苦しませる事になったろう。
救いが在るとすれば、「火葬している“最中”に、蘇生確認した訳では無かった。」という点。蘇生が火葬する前の出来事で、尚且つ改めて死亡が確認された後での火葬という事が、せめてもの救いだった様に思う。
辛い思い出ごと燃やしてしまった・・・映画の中の話とはいえ、「其処迄するか。」と思ってしまう話ですね。
「ふっと目が覚めたら、死者として火葬されている最中だった。」、夢で以前に見た事が在りますが、嫌な寝汗をかいたものです。