ギニアビサウという国を御存知だろうか?地理が大の苦手な自分は恥ずかし乍ら全く知らなかったのだが、西アフリカに在る共和制国家なのだとか。北はセネガル、南と南西はギニアと国境を接し、西は大西洋に面するこの国は九州とほぼ同じ面積で、総人口は鹿児島県とほぼ等しい約170万人。15世紀半ばにポルトガル人が上陸し、奴隷貿易の中継地となった歴史を持つ。1974年にポルトガルからの独立を果たすも、今でも公用語はポルトガル語だと言う。アフリカで最も面積が小さいとされ、又、決してメジャーとは言えないこの国が、最近ニュースで大きく取り上げられていた。
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「一流大医学部目指す中国の学生、ギニアビサウ経由で」(4月10日、ロイター)
中国で同国トップ・クラスの医学部に入学を希望する学生の一部が、アフリカ西部ギニアビサウの国民になる事で夢を叶えていると言う。9日付の上海の新聞晨報が報じた。
それによると、2007年と2008年に北京大学医学部に入学した外国人学生112人の内、計48人が「中国系」ギニアビサウ出身者だった。
こうした学生が国籍を変え、割高な授業料を払う事を選んだ理由に付いて、大学当局者は「彼等自身にしか理由は判らない。」と語っている。
北京大学医学部は中国国内で最も狭き門とされる医学部の1つだが、報道によると、外国人学生の入学試験は中国人学生向けに比べて易しい。
嘗てポルトガルの植民地だったギニアビサウの人口は200万人以下。一方、中国の人口は13億人を超える。
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外務省の情報によると、「ギニアビサウは1990年から国交を結んでいた台湾と1998年4月に断交し、代わって中国と国交を回復した。」と言う。それ以降、中国とは近しい関係に在る。主要産業は農林水産業で、経済構造は極めて脆弱。国民の6割以上が絶対的貧困に在り、世界最貧国の一つに挙げられているとか。
「中国の富裕層がその子息を難関医学部に入れるべく、同国と近しい関係に在るギニアビサウの上層部に働き掛け、子息の国籍を変えさせる事でより優しい入学試験を受けさせている。」、そんな図式が見えて来る。そうじゃ無ければ、外国人学生の42%以上が小国の出身者なんて事には成り得ないだろう。子供の将来を思う親の気持ちは判らないでもないが、だからと言って国籍を変えさせるという発想は、一寸日本人では出て来ないのではないだろうか。
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「一流大医学部目指す中国の学生、ギニアビサウ経由で」(4月10日、ロイター)
中国で同国トップ・クラスの医学部に入学を希望する学生の一部が、アフリカ西部ギニアビサウの国民になる事で夢を叶えていると言う。9日付の上海の新聞晨報が報じた。
それによると、2007年と2008年に北京大学医学部に入学した外国人学生112人の内、計48人が「中国系」ギニアビサウ出身者だった。
こうした学生が国籍を変え、割高な授業料を払う事を選んだ理由に付いて、大学当局者は「彼等自身にしか理由は判らない。」と語っている。
北京大学医学部は中国国内で最も狭き門とされる医学部の1つだが、報道によると、外国人学生の入学試験は中国人学生向けに比べて易しい。
嘗てポルトガルの植民地だったギニアビサウの人口は200万人以下。一方、中国の人口は13億人を超える。
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外務省の情報によると、「ギニアビサウは1990年から国交を結んでいた台湾と1998年4月に断交し、代わって中国と国交を回復した。」と言う。それ以降、中国とは近しい関係に在る。主要産業は農林水産業で、経済構造は極めて脆弱。国民の6割以上が絶対的貧困に在り、世界最貧国の一つに挙げられているとか。
「中国の富裕層がその子息を難関医学部に入れるべく、同国と近しい関係に在るギニアビサウの上層部に働き掛け、子息の国籍を変えさせる事でより優しい入学試験を受けさせている。」、そんな図式が見えて来る。そうじゃ無ければ、外国人学生の42%以上が小国の出身者なんて事には成り得ないだろう。子供の将来を思う親の気持ちは判らないでもないが、だからと言って国籍を変えさせるという発想は、一寸日本人では出て来ないのではないだろうか。
「理想の父親」と見做されていた有名人の息子が、先だって大麻所持で逮捕されました。この父親に関しては昔から自分もファンで、非常にしっかりした方という思いが在りました。「どれだけ親が厳しくても、子供が駄目になるケースは在るからなあ。」と彼(父親)には同情的な思いが在ったのですが、それ以降の報道では「息子に対する尋常じゃ無い甘さ」がボロボロと出て来て、「これだけ甘かったら、息子も駄目になるだろうな。」とガッカリした次第。「自分には厳しそうな彼も、子供に対してだとこんなにも親馬鹿になってしまうのか。」と思わされた訳ですが、本当に子供の将来を思ったならば、厳しい姿勢を見せるのが本当の愛情。非常に残念なニュースでした。
ギニアビサウという国は非常に貧しい国という事で、その意味で大国・中国の富裕層からの“依頼”は断れないという面も在るかと思います。
学区制がガチガチに在った時代に学生時代を過ごした自分からすると、原則的に何処の学校でも受験出来る現在には隔世の感が在ります。確かにあの頃は、行かせたい学校の為に住民票を移す親というのが居ましたね。又、今でも子供の為に、朝早くから受験手続きの為に並んでいる親が居るのかもしれません。子供を思う気持ちが強いと言えるのかもしれませんが、でも国籍を変える迄は先ずん無いでしょうね。