何の商品だったか忘れたが、大昔、「テレヴィばっかり見ていると 今に尻尾が生えて来る♪」というＣＭソングが流行した。「テレヴィ番組の見過ぎ」と「尻尾が生える事」との因果関係は別にして
、今回、「テレヴィの見過ぎが、或るリスクを高める。」という研究結果が報じられた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「テレヴィの見過ぎ、肺塞栓死亡リスク 阪大が８万人超調査」（７月２７日、朝日新聞）
１日５時間以上テレヴィを見る人は、肺の血管が詰まって死亡する危険性が高い。大阪大等のグループが、こんな研究を纏めた。長時間座り続ける姿勢が原因だと言う。２７日、米科学誌電子版に発表した。
白川透・特任研究員（公衆衛生学）等は、１９８８～１９９０年に、テレヴィの平均視聴時間等を尋ねた生活習慣アンケートに参加した４０～７９歳の全国約８万６千人を追跡調査。２００９年末迄に、血液の塊が肺の血管を詰まらせる肺塞栓症で亡くなった５９人に付いて、当時の回答を元に、高血圧や飲酒、喫煙等の関わりを補正し、テレヴィの視聴時間と肺塞栓症で死亡する危険性を分析した。
其の結果、１日の視聴時間が２．５時間未満の人に比べ、５時間以上の人の死亡リスクは２．５倍だった。エコノミークラス症候群と同様、テレヴィ視聴時は足を動かさなくなり、足や骨盤に血液が溜まり易くなる事が原因だと言う。
白川さんは「４人に１人が、１日５時間以上テレヴィを見ているというデータも在る。テレヴィ視聴に限らず、長時間座りっ放しの時は、時々立って歩いたり、足をマッサージしたりして、肺塞栓症を予防して欲しい。」と話している。
磯博康教授によると、５時間以上見ている全員が２．５時間未満になれば、肺塞栓症の死亡者を３割減らせると言う。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
アクセス
トータル
ランキング
仕事の場に、公私共に、メディアが登場する機会は増えていますが、かつてのテレビのように一極化した、報道や放送の在り方を問うのではなく、自由をこそ、保証してもらえれば、文句はありません。テレビがまとめるとか、統一する、といった大義ではなく、選択の自由、それだけが認められれば、優秀な民間やフリーランスのクリエイターは面白いものを作り続けると思います。
「選択の自由」、此れはメディアだけでは無く、様々な面で重要なファクターですね。「選択の自由」を守る為には、「多くの選択肢」というのが大前提に在る。でも、昨今は多様性を認めず、１つの事柄だけが正しいとする風潮（今回、福祉施設を襲った犯人の思考等もそうですが。）が強くなっており、懸念を覚える所です。