今朝方迄参加させて貰っていたネット配信で、配信者から「『9の字事件』の真相を知っているか?」という問い掛けが在った。『9の字事件』とは今から19年前の1988年2月21日、東京都世田谷区の区立中学に男達が乱入し、宿直の警備員をトイレに監禁。数時間後に自力で脱出した警備員が校庭に出た所、校内から持ち出された机447個と椅子9個が校庭に並べられており、それは数字の9の形を成していたというもの。「新たな犯行の予告ではないか?」、「何等かの宗教儀式では?」といった憶測が当時はかなり飛び交ったもの。
この事件の真相は覚えていた。事件から2ヵ月後に同中学校のOB9人が犯人として逮捕され、その目的は悪戯だった。そして謎の「9の字」は、「犯行グループの総人数」及び「数字の中で一番好き」というガックリ来る様な理由。一連の経緯を思い出す一方で、「謎の文字と言えば、他にも妙な事件が在ったなあ。あれの真相は明らかになったのだろうか?」という別の思いが頭の片隅に浮かんだ。それは「大雪山SOS事件」の事。
「9の字事件」から1年後の1989年7月24日、北海道大雪山で行方不明となった男性の捜索に向かっていた道警のヘリが、大雪山系の湿原上に樹木で組まれた様な「SOS」という大きな文字を発見。其処は登山道も無く、普段は人が出入りしない様な場所だった。結局、捜索していた男性は同日に無事発見されて保護されたものの、翌日改めてヘリで「SOS」の文字が描かれた場所を捜査に向かった所、文字は1辺が5m四方も在る巨大なもので在る事が判明。又、その文字の周辺には散乱した人骨と共に、小型テープレコーダーや数本のテープ等が入ったリュックサックが発見された。
発見されたテープにはアニメ・ソングが吹き込まれている物の他に、「エ・ス・オ・オ・エ・ス(SOS)、た・す・け・て・く・れ(助けてくれ)!が・け・の・う・え・で・み・う・ご・き・と・れ・ず(崖の上で身動きとれず)!」等と助けを求める男性の声が吹き込まれている事が明らかとなった。(音声)
当初は「5年前に大雪山で行方不明となった愛知県の男性(当時25歳)ではないか?」とされていたのだが、その後に散乱していた骨の鑑定結果が出て、それ等が女性の骨で在るとされた事で事態は混迷。と言うのも、「身元が予想された男性の遺骨が全く見当たらない一方で、見付かった女性(の骨)と思われる者の捜査願いが出ていないだけでは無く、その女性の遺留品が全く見当たらなかった。」からだ。
「不気味さを感じさせる声」、「多く残された謎」と強く印象に残る事件だったが、それ以降次々に起きる事件によって、「真相は一体何だったのか?」という疑問が脳裏から雲散霧消状態に。今回この事件を思い出したので早速検索してみた所、こちらにその後の経過が記されていた。要は「当初発表された骨の鑑定結果が誤りで、骨は男性で在る事が判明。又、その後に発見された免許証等の遺留品から、最初に予想された愛知県の男性と断定された。」との事。
身元の謎はクリアとなったものの、「テープに助けを求める声を吹き込んだ理由」は明確にならなかった様だ。「テープに吹き込まず、何故大声で助けを求めなかったのか?」という疑問は残るが、骨折でもして身動きが取れなくなり、テープに吹き込んだ声を流す事で、体力の温存を図ったのだろうか?
この事件の真相は覚えていた。事件から2ヵ月後に同中学校のOB9人が犯人として逮捕され、その目的は悪戯だった。そして謎の「9の字」は、「犯行グループの総人数」及び「数字の中で一番好き」というガックリ来る様な理由。一連の経緯を思い出す一方で、「謎の文字と言えば、他にも妙な事件が在ったなあ。あれの真相は明らかになったのだろうか?」という別の思いが頭の片隅に浮かんだ。それは「大雪山SOS事件」の事。
「9の字事件」から1年後の1989年7月24日、北海道大雪山で行方不明となった男性の捜索に向かっていた道警のヘリが、大雪山系の湿原上に樹木で組まれた様な「SOS」という大きな文字を発見。其処は登山道も無く、普段は人が出入りしない様な場所だった。結局、捜索していた男性は同日に無事発見されて保護されたものの、翌日改めてヘリで「SOS」の文字が描かれた場所を捜査に向かった所、文字は1辺が5m四方も在る巨大なもので在る事が判明。又、その文字の周辺には散乱した人骨と共に、小型テープレコーダーや数本のテープ等が入ったリュックサックが発見された。
発見されたテープにはアニメ・ソングが吹き込まれている物の他に、「エ・ス・オ・オ・エ・ス(SOS)、た・す・け・て・く・れ(助けてくれ)!が・け・の・う・え・で・み・う・ご・き・と・れ・ず(崖の上で身動きとれず)!」等と助けを求める男性の声が吹き込まれている事が明らかとなった。(音声)
当初は「5年前に大雪山で行方不明となった愛知県の男性(当時25歳)ではないか?」とされていたのだが、その後に散乱していた骨の鑑定結果が出て、それ等が女性の骨で在るとされた事で事態は混迷。と言うのも、「身元が予想された男性の遺骨が全く見当たらない一方で、見付かった女性(の骨)と思われる者の捜査願いが出ていないだけでは無く、その女性の遺留品が全く見当たらなかった。」からだ。
「不気味さを感じさせる声」、「多く残された謎」と強く印象に残る事件だったが、それ以降次々に起きる事件によって、「真相は一体何だったのか?」という疑問が脳裏から雲散霧消状態に。今回この事件を思い出したので早速検索してみた所、こちらにその後の経過が記されていた。要は「当初発表された骨の鑑定結果が誤りで、骨は男性で在る事が判明。又、その後に発見された免許証等の遺留品から、最初に予想された愛知県の男性と断定された。」との事。
身元の謎はクリアとなったものの、「テープに助けを求める声を吹き込んだ理由」は明確にならなかった様だ。「テープに吹き込まず、何故大声で助けを求めなかったのか?」という疑問は残るが、骨折でもして身動きが取れなくなり、テープに吹き込んだ声を流す事で、体力の温存を図ったのだろうか?
9・・・私も好きな数字だわ~
(現代の)人知では想像の及ばない様な”謎”って結構在りますよね。マヌケ様の書かれているミステリー・サークルもそうですが、ストーンヘンジ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%B8)やモアイ像(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%82%A4)、そしてナスカの地上絵(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%9C%B0%E4%B8%8A%E7%B5%B5)なんかはその最たる物ではないでしょうか。成層圏位の超高度からではないと識別出来ない様な絵を、誰が何の目的でどの様な手段で描いたのか非常に興味が在ります。これは歴史浪漫そのものですね。
それに対して、書かれておられる様な悪意に満ち溢れた虐めは下衆の一言。自分がその立場に置かれたらどういう気持ちになるかなんて、彼等は全く考えてもいないのでしょう。
浅学にしてマーク・クリスト氏なる方の御名前は存じ上げないのですが、試みとしては面白そうですね。それ迄に見慣れていて、且つ不変と思われていた物が、突如別の側面を見せるというのは興味が在ります。
古くよりミステリアスな造形物に関しては、数多の推測が為されて来ました。それ等を目にする度に、過去へ脳内トリップしております(笑)。モアイ像に関しては、手塚治虫氏が彼の代表作の一つで在る「三つ目がとおる」の中で荒唐無稽とも思われる説を記しておられたのが印象的です。
ええと実は該当する時期に私は演習や冬季訓練で該当区域の近くを移動、夜営してます。
また猟期(積雪期)も夏期も大雪山は入った事があるし、里山近くの猟だけでなく、 ハイカーや登山者としても。
録音の件は、管理人さんの推理通りと思われます。コーラスでも武道の気合いでも良いのですが、横隔膜を下げる訓練をしていないと大声はなかなか出ないし、著しく体力を消費します。
気がついてテープに切り替えたのでしょう。
死亡したシーズンが不明ですが、あの地域の積雪を知るので、まあ冬ではないでしょう。木材のSOSなんか積雪期には作れません。
常識的に考れば、夏期から初秋にかけての時期の、装備や衣類が軽装過ぎて、雨に打たれて疲労凍死、遺体は食われ、野晒で四散した…。
音などより
問題は、あれ航空写真を見たことあるのですが、記事にもあるように大がかりですよね。
なもん造る体力と気力があったとしたら、その時点では天候変化によって濡れて体力を落としていないはずだし、怪我もしてないはずです。
何故に狼煙をあげなかったか?
焚き火に葉のついた生木をくべるだけで、遥かに遠くに見えます。冬なら乾燥で遠くまで音が伝わりますが、夏には近場だけ。それにヒジャアルに位置を示せるのに。
装備を喪失していたのならば、夜明けを待って
一か八か下山を試みるでしょう。セオリー通りに山頂を目指して高い所から位置を確認する。
最悪でもダメ元で谷をトラバースしながら、斜面を下る手もある。相当に危険ですし、冬なら雪崩に巻き込まれて自殺行為ですが、山慣れた者なら可能な行為です。
夜営して息繋ぐだけの装備や食糧や衣類があるならば、冷静に周辺を観察して、ロストした地点までを辿る努力をするはずです。
見覚えある地形をみたら、太陽が前方だったか後方だったか、右手だったか左手だったか、何時だったか…これは冷静に考えれば熊に追われていたとかでない限り思い出せます。
それを手懸かりに移動していけば、「迷い始めた地点」に限りなく接近できます。
近づく程に生還率は高まるのに。
私はかように推理します。
羆は異常に所有欲が強く、手に入れたザックや、場合によっては遺体を回収すると襲撃してきます。
何らかの形で熊と接触。無事に済んだが、熊が残したザックとかを回収して、怒りを受ける。
荷物を捨てて身軽になって逃げ延びた。
少しくらいの装備は残っているが、熊の再アタックを考えると、下山道を捜す勇気が持てない。一か八かSOSのモニュメント建造に着手するが、終えた時点で天候が崩れ、雨に打たれて疲労凍死した…というものです。
「大雪山SOS事件」、明らかとなってから、もう27年が経つんですね。「加茂前ゆきちゃん失踪事件」(http://wagamenoakuma.web.fc2.com/uncleared_crimes/yukichan.html)等、不可解さを感じる事件は少なからず在りますが、「大雪山SOS事件」もそんな1つ。アブダビ様も書かれている様に、残された事物からは、不可解さ許りが浮かび上がる。