ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

3世帯に1世帯は零

2016年08月17日 | 時事ネタ関連

「『生類憐みの令』で有名な第5代将軍徳川綱吉の身長が『約124cmだったという説』。」、そして「肖像画からは小柄なイメージが在る豊臣秀頼が、実際は『約197cmの大男だったという説』。」は知っていたけれど、秀頼の体重が「約161kgだったという説」を最近知った。2016年1月場所の時点で、横綱白鵬翔氏が「身長:192cm、体重:155kg」という事なので、秀頼は彼よりも大男という事になる。

 

【豊臣秀頼】

 

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「30代、3世帯に1世帯が貯蓄! 貯蓄は幾ら必要?」(8月16日、All About

 

先ずは、少々ショッキングな数字から紹介しましょう。

 

金融広報中央委員会が発表した2014年の「家計の金融動向に関する世論調査」によると、30代の2人以上の世帯で「貯蓄が無い(土地、建物、貴金属等の実物資産、及び日常的に生活のに出し入れ・引き落としに備えている現金や預金は含まない。)」と答えた世帯の割合は、実に34.2%達しました。

 

此の数字、注目すべきポイントは2つ在ります。1つは、其の数値の高さです。34.2%は、実に3世帯の内1世帯が「貯蓄零」という事を意味します。然も、此の数値、2010年には24.3%でしたから、此の4年で実に10%もアップした事になります。

 

もう1つは、「2人以上の世帯」が調査対象という事。年齢層から考えて、其の多くの家族構成が「夫婦」若しくは「夫婦+小さな子供」と想定出来ます。詰まり教育資金や住宅資金等、纏まった御金の必要なライフ・イヴェント目白押しなのにも拘らず、貯蓄が無いのです。

 

中には此の結果を見て、ホッと一安心している人も居るかもしれません。貯蓄が無いのは自分だけではなかったと・・・。然し其処で安心していては、家族のライフ・プラン其の物が変更を余儀無くされてしまいます。其処で、貯蓄の必要性と具体的な必要額を改めて考えてみましょう。

 

此処で不思議に思う人も居るかもしれません。

 

此処数年、景気は上昇トレンド。ニュースでは、多くの企業の過去最高が報じられました。にも拘らず、何故貯蓄出来ない世帯が増えているのでしょうか。

 

其の大きな要因となっているのが、物価上昇に収入が追い付いていないという実態です。2014年4月に消費税が8%にアップし、其れに合わせて、様々な商品やサーヴィスの価格が上がったのは記憶に新しい所。然も、物価上昇の裏で、社会保障費も上がりました。其の後、収入がアップした人も増えては来ましたが、未だ一部の企業に限られています。

 

其れでも、特に30代は頑張って貯蓄して行く必要が在ります。勿論一口に30代と言っても、既婚未婚、30代の前半と後半で状況は違いますが、一般には、結婚資金や車、住宅の購入の為の自己資金を貯め始める時期です。子供が生まれれば、教育費が発生しますし、又、キャリアアップの為、自己投資をするのも、此の世代が中心と言えるでしょう。従って、此の時期に貯蓄が無いのは、相当に深刻という事になる訳です。

 

ケースによって其の額は異なりますが、30代前半で在れば300万が1つの目安となるでしょう。20代の頃は収入も低く、年間30万円程度が無理の無い貯蓄額。10年で300万円ですから、30代前半には充分貯められる事になります。更に、30代も終盤で、結婚や住宅購入等の大きなイヴェントが未だの場合は、少なくとも倍の600万円は欲しい所です。

 

但し、貯蓄が出来なくても、状況によっては焦る必要は在りません。例えば、共働きだったが、妻が出産、子育てで暫く収入が低下する場合。再度妻が働く事で、後から充分挽回出来ます。

 

一方、そういう状況に関係無く、貯められない体質になっているケースも在ります。無駄遣い、支出癖が染み付いてしまっている。然も、本人は其れに気付いていない。そうなると、中々貯める事は出来ません。

 

若しも貯められないと悩んでいるなら、自分が一体何方なのかを見極めるが、先ずは大切になって来るでしょう。

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「30代の2人以上の世帯では、3世帯に1世帯が“貯蓄零”。」という結果は、非常に考えさせられる物が在る。自堕落な生活を送っているのならば同情の余地は全く無いけれど、「必死で働いているのに、貯蓄が出来ない。」というのならば、健全な社会とは言えないから。

 

格差社会教育格差を生み出し、そして所得格差に結び付く。」という負の連鎖を断ち切るのは政治の役割というのに、金持ちな世襲政治家幅を利かせる此の国では、“政治ごっこ”が最優先され、国民の事なんぞ一顧だにされていないのが現実だ。


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