今年もいよいよ今日1日で終わり。「光陰矢の如し」とは使い古された喩えだが、年々月日の過ぎるスピードに加速度が付いて行っている様に感じる。毎年、平穏な1年で在る事を年頭に祈るのだが、今年も例年と変わらず、暗澹たる出来事が多かったのは本当に残念でならない。
国内では幼児を狙った残忍な犯罪が相次ぎ、深刻なアスベスト被害も露見した。耐震強度偽装問題も嫌な事件だった。しかし、個人的には何と言っても福知山線の脱線事故が最も強く心に残っている。何でもない平凡な日常が、或る日を境に地獄と化す。亡くなった方及び残された家族の無念さを思うと唯々辛い。救出された人達の心の傷も、一生癒える事はないだろう。
海外に目を転じると、ハリケーンのカトリーナがアメリカ南部に大被害を与え、イギリスやバリ島、イラク等各地で大規模テロが発生した。中日関係が悪化の一途を辿り、中国で反日暴動が起こったのも記憶に新しい所。
暗澹たる出来事以外にも、国内では衆議院議員総選挙で自民党が歴史的な大勝利を上げ、郵政民営化関連法が成立する等、大きな転換期を意味するニュースが特に多かった気がする。
「自分さえ良ければ良い。他人の事なんか知った事か!」という風潮が強まり、その流れの中で「どんな形で在れ、儲ければ勝ち。」という言動が幅を利かし始めたのは、何とも世知辛い世の中になったものだと慨嘆の思い。ビジネスの本質が金儲けに在るのは否定しないが、それでも従来は”心”が何処かに介在していた様に思う。
そして、自らの仕事への誇りを忘れ、安直に利益を上げる事に奔走する余り、多くの分野で露見した”偽装”というのも、今年を紐解くキーワードの1つだろう。
又、今年も多くの著名人が鬼籍に入られた。橋本真也氏や本田美奈子.さんといった同世代の若過ぎる死も辛いが、幼少時からTVで見て来た人達の死というのも、自分の大事な思い出の一片が欠けて行く様で寂しい。特に、ポール牧さんの様に自ら命を絶たれた様な場合は一層だ。小森のおばちゃまや飯島夏樹氏、仰木彬氏、藤木悠氏等々、多くの方の顔が脳裏に浮かんでは消えて行く。身内の犬が亡くなったのも今年の事。「命在るモノは必ず死ぬ。」というのは自然界の摂理なれども、その儚さに胸が詰まる。合掌。
最後に、今年1年自ブログを覗いて下さった方々に心から御礼を申し上げたい。何をやっても三日坊主で終わるのが常だった自分が、昨年に引き続き今年もブログを続けられたのは、偏に多くの方々が覗いて下さったからに他ならない。全く以って深謝に堪えない。
来年こそはより良き年になる事を祈りつつ、今年最後の記事を締めたい。
今年1年、本当に御世話になりました。良き年の瀬を御迎え下さい!
国内では幼児を狙った残忍な犯罪が相次ぎ、深刻なアスベスト被害も露見した。耐震強度偽装問題も嫌な事件だった。しかし、個人的には何と言っても福知山線の脱線事故が最も強く心に残っている。何でもない平凡な日常が、或る日を境に地獄と化す。亡くなった方及び残された家族の無念さを思うと唯々辛い。救出された人達の心の傷も、一生癒える事はないだろう。
海外に目を転じると、ハリケーンのカトリーナがアメリカ南部に大被害を与え、イギリスやバリ島、イラク等各地で大規模テロが発生した。中日関係が悪化の一途を辿り、中国で反日暴動が起こったのも記憶に新しい所。
暗澹たる出来事以外にも、国内では衆議院議員総選挙で自民党が歴史的な大勝利を上げ、郵政民営化関連法が成立する等、大きな転換期を意味するニュースが特に多かった気がする。
「自分さえ良ければ良い。他人の事なんか知った事か!」という風潮が強まり、その流れの中で「どんな形で在れ、儲ければ勝ち。」という言動が幅を利かし始めたのは、何とも世知辛い世の中になったものだと慨嘆の思い。ビジネスの本質が金儲けに在るのは否定しないが、それでも従来は”心”が何処かに介在していた様に思う。
そして、自らの仕事への誇りを忘れ、安直に利益を上げる事に奔走する余り、多くの分野で露見した”偽装”というのも、今年を紐解くキーワードの1つだろう。
又、今年も多くの著名人が鬼籍に入られた。橋本真也氏や本田美奈子.さんといった同世代の若過ぎる死も辛いが、幼少時からTVで見て来た人達の死というのも、自分の大事な思い出の一片が欠けて行く様で寂しい。特に、ポール牧さんの様に自ら命を絶たれた様な場合は一層だ。小森のおばちゃまや飯島夏樹氏、仰木彬氏、藤木悠氏等々、多くの方の顔が脳裏に浮かんでは消えて行く。身内の犬が亡くなったのも今年の事。「命在るモノは必ず死ぬ。」というのは自然界の摂理なれども、その儚さに胸が詰まる。合掌。
最後に、今年1年自ブログを覗いて下さった方々に心から御礼を申し上げたい。何をやっても三日坊主で終わるのが常だった自分が、昨年に引き続き今年もブログを続けられたのは、偏に多くの方々が覗いて下さったからに他ならない。全く以って深謝に堪えない。
来年こそはより良き年になる事を祈りつつ、今年最後の記事を締めたい。
今年1年、本当に御世話になりました。良き年の瀬を御迎え下さい!
本当にありがとうございました。
ジャイアンツの話題から
こちらのブログを知りまして
それ以降は毎日のようにお邪魔させていただいてます。
来年も引き続き、遊びにこさせていただきますので
来年もまたよろしくお願いします。
giants-55さんにとって来年もまた良い年になりますように。
世情に疎い者としては、giants-55 さんのブログや皆さんのコメントを、公に報道されるニュース以上に興味深く拝見させていただいておりました。そんなわけで、始めて入れさせていただいたコメントがやけに馴れ馴れしくなってしまったのですが、ご丁寧に私のブログにコメントを残していただいて恐縮しております。
遅くなりましたが、新しい年もこのブログを続けていかれますように。ご自愛ください。
手塚先生ファンの giants-55 さんが次はどのテンプレートを選ばれるのかも含めて楽しみにしております。
印象深いのは、見世物小屋の話でしょうか(笑
また、来年もよろしくお願いいたします。
いつも興味深い記事を読ませていただいております。
来年もどうかよろしくお願いいたします。
おかげさまで、当方のブログも充実してきました。
giants-55さんのブログを通じて、自分の意見形成ができたり、自分とは反対意見をきくことができたりと、自分にとってこちらのブログを拝見することは、三度の飯を食べる事と、同意義になりつつあります。
残念ながら、10月以降なかなか拝見出来ておりませんが、末永いお付き合いおねがいします。
また「勝ち組」(負け組)も今の世相を表す言葉ですね。かつてアダム=スミスが唱えた「神の見えざる手」による経済からケインズの唱えた資本主義の修正。そこから現在の日本は「市場原理主義」へ移行しつつあると言えるのでしょう。「小さな政府」となるのは現在の日本の状況を考えると無理ないでしょうが、その結果貧富の差の拡大が起こるのも仕方がないと言えば仕方がない事なのかもしれません。要は“自己責任”という事でしょうか。自分の成功の為には他人を蹴落とす、本格的な競争社会が現実のものとなりつつあるように感じます。
“情”には明と暗があると思います。「人と人の繋がり」と言えば聞こえはいいですがそれは「しがらみ」ともなり得ます。特に都会の人が田舎へ行くとその「しがらみ」や「閉鎖的な世界」に嫌気がさす人もいるそうです。両親の実家が田舎の私としてはその「しがらみ」にもまた良さがあると思うのですが、しかし閉鎖性があるのも事実です。
郵政民営化も“理”では民営化し、必要によっては不採算な地方の郵便局も閉鎖した方が良いのでしょうが、“情”(地方の事「情」)とやらを持ち出せば反対や不安に思う人も出て来ます。
しかし今の日本は「待ったなし」で“情”を考えるゆとりがないのではないでしょうか。そんな事を考えていたら日本全体が沈没してしまう。他人の事を考えていたら自分の身が危うくなってしまう。「大」を生かすためには「小」を切り捨てざる得ないのが今の日本の寂しい現状ではないでしょうか。
また今年残念ながら亡くなられた方も多かったですがその中で本田美奈子さんの死は驚きでした。しかし彼女が死んだ事によって急に「ちやほや」(ちょっと違う気がしますが)されだした事を快く思わない人もいるようで。曰く、「今迄全然テレビに出ていなくてCDも売れてなかったのに死んだからって急に注目を集めて」と感じる人もいるそうです。確かにテレビ等も連日のように取り上げドキュメンタリー番組も放送され、CDも大いに売れているようようですが……。
彼女に限らず“過去の人”(彼女はミュージカルで活躍していましたが)が死んだからといって突然脚光を浴びる事に対しては否定的な考えの人もいるのは厳然たる事実でしょう。なんだかそんな風に悪く言われる本田さんが気の毒のように思いました。
私は“御教示”なんてとてもじゃないですができません。寧ろgiants-55さんに学んでばっかりです。こちらこそ今年は大変お世話になりました。来年も変わらぬご厚誼の程をどうかよろしくお願いします。
それでは、良いお年をお迎え下さい。
色々なことがありすぎてめまぐるしく、
ニュースが次々と流れていってしまうことに驚きです。
来年は良いニュースの方を思いつくような1年になりますように。
沢山の興味深い記事を読ませていただきました。
良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。
「2005年を振り返って」というタイトルながら、起こった出来事を軽く紹介しただけの内容になってしまいました(笑)。本来はコアとなった出来事に付いて、もっときちんと書きたかったのですが、如何せん説明過多で冗長な文章になってしまう性質なので挫折した次第です。ですので、事象の根底に在るモノの分析をして戴けたhigu様の今回の書き込み(これは今回に限らず毎回思う事なのですが。)は本当に在り難く思っております。
日本が本格的な競争社会に突入したという御意見をしばしば見聞します。談合に象徴される「村社会を守る」という微温湯体質が、外資の参入等によって真の競争が生まれて来たというのは悪い事ではないと思います。唯その結果、体力の無い中小企業がドンドン淘汰されていく現実を考えると、複雑な思いが湧くのも事実です。
「情と理」という概念が、露骨な迄に対峙したというのも今年の表れかもしれません。郵政民営化論争もそうですが、東武鉄道運転手の解雇問題、そして「耐震強度偽装問題の被害者に対して公的資金を投入すべきか否か?」という件にも情と理の鬩ぎ合いが見え隠れしました。
情と理が程良いバランスを保ち合うのがベストなのでしょうが、他国の情勢を見ても「勝ち組と負け組」の差が歴然としている状況。差別は無いと言いながらも、移民を公然と下に見る発言をしたフランスの政治家の例を引き合いに出す迄もなく、差別という名の格差は益々開いていくのでしょう。本当に寂しい事では在りますが・・・。
著名人が亡くなられると、急に聖人君子に祀り上げ、チヤホヤし出すというのはマスメディアの良く在る事。本田美奈子.さん云々は別にして、こういった姿勢には自分も少なからず疑問を感じます。特に、前にも触れましたが、疑獄事件等で自殺した(殺された?)人物が出ると、「死者に鞭打たない」という美学が働き、それ以上の追及を曖昧模糊としてしまう土壌が本当に良いのだろうか?と。
来年は本当により良き年になって欲しいです。
仰木監督のお別れ会は仕事で行けないんですが、記帳には行きました。
でも私は、これは仰木さんがキヨとノリを引き込む最後のマジックで、きっとまだどこかで生きて一杯飲みながら「ほっほっほ」と笑っていると思っています。
では、良いお年を。
我が?ジャイアンツは散々な年となってしましましたが、年が変わることで気持ちも入れ替えたいと思います。
それでは良いお年を
来年もよろしくお願いします^^