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「洗顔料の粒子 米で規制へ ~プラスチック製 湖沼汚染~」(3月6日付け東京新聞【夕刊】)
洗顔料にざらざらした手触りを与え、洗浄効果を高める微細なプラスチック粒子が、川や湖沼に流入し環境を汚染しているとの懸念が米国で強まっている。ニューヨーク州等は規制を検討。主要メーカーも使用を中止し、素材を変える方針を表明した。
日本の商品にも使われ、直径0.5mm以下で「マイクロビーズ」と呼ばれる。洗顔料や歯磨き剤に入れて、古い皮膚や汚れを擦り落とす効果が在る。
問題に取り組む米市民団体「5ジャイアズ」によると、下水に流されると処理施設で回収し切れず、川や湖沼に流れ込む危険が大きい。米五大湖を調べるとマイクロビーズ等と見られる微細プラスチックが大量に見付かり、場所によっては1平方km当たり60万粒に相当する汚染度だった。
粒子の表面に殺虫剤等化学物質が馴染み易く、マイクロビーズを食べた魚は体内に有害物質を蓄積する恐れが在ると同団体は警告している。
ニューヨーク州政府は2月、マイクロビーズを使った製品の販売を禁じる法案の提出を発表した。カリフォルニア州でも提出済みで、他数州で準備が進む。
洗顔料等を製造する米ジョンソン・エンド・ジョンソン、米プロクター・アンド・ギャンブル、フランスのロレアル、英・オランダのユニリーバは果物の種子等に素材を転換して行く考えを相次ぎ発表した。
日本の業界団体、日本化粧品工業連合会によると、国内では現在マイクロビーズの規制は無い。メーカーの1つ、資生堂の広報担当者は「(環境汚染の)指摘は把握しているが、今後の対応は決まっていない。」とコメントした。
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洗顔料や歯磨き粉のざらざらした素材に付いて考えた事なんか無く、「マイクロビーズ」と呼ばれる微細なプラスチック粒子というのは全く知らなかった。
環境問題に関する事柄は概して、感情的な面が前面に押し出されてしまい勝ちで、此の件に関しても、もっと実態調査(環境汚染調査)を行った方が良い気はする。
唯、素材としてプラスチック粒子が使用され、下水処理施設で其れが十二分に回収し切れないのならば、川や湖沼に良い影響を与える事は無いだろうし、記事でも触れられている様に果物の種子等に素材を転換して行けるので在れば、日本も対応を急いだ方が良いだろう。