“マスゴミ”というスラングが在る。「マス・メディアを中心としたマスコミを、批判的に扱う際に用いられる蔑称。」だ。当ブログでは此のスラングの使用を、意識して控えて来た。“マスコミの在り様”に疑問を感じる事が在りはしたが、此のスラングが近年は概して「極右的な人達が、偏愛する安倍晋三首相に付いて少しでも異を唱えるメディアに対し、排除を目的にしたレッテル貼りで多用される事が多く、安易に使用すると、そういう連中と同類になりそうな気がするから。」というのが理由。そんな自分だが、今日は敢えて書く。「だから、“マスゴミ”と揶揄されるのだ。」と。
「人気ドラマで人気の登場人物が死んだりすると、馬鹿の一つ覚えの様に『〇〇(死んだ登場人物名)ロスが、“国内”に広がっている。』と報じる。」、「“若者の車離れ”等、何でも彼んでも無理無理に“△△のXX離れ”と報じたがる。」、「世界的なスポーツの大会で、少しでも日本の選手が活躍すると、度を越した馬鹿騒ぎ報道をする。(現在開催中の「ラグビーワールドカップ2019」に関して案の定、「興味が無いので見ていません。」と答えたゲストに対し、「見てないって、おかしくない?日本人として失格でしょ!」と言い放った馬鹿司会者が居た。本人は冗談の積りで言ったのだろうが、こういう同調を強いる様な発言は、非常に不愉快だ。)」等々にはうんざりさせられるけれど、まあ看過出来る範囲だ。
国政選挙が行われる度、多くの選挙特番では「小泉進次郎議員の“密着取材”」に、延々と時間を割いて来た。アイドルを熱狂的に応援するかの様に取り上げ、「彼は、優秀な政治家だ!」と言わん許りの報じ方。大昔から“彼の中身の無さ”を何度も指摘して来た自分には、どうにも理解出来ない“マスコミによる虚像の作り上げ”だった訳だが、彼が環境相に就任して以降、マスコミは彼の中身の無さを指摘し始めた。「何を今更。“中身の無い人間”を“優秀な政治家”と散々吹聴して来たのは、貴方達マス・メディアではないか!」と呆れてしまう。“政治の劣化”に加担したという意味では、マスゴミと揶揄されても仕方無いだろう。
今日から消費税が上がるが、何日か前からのマスコミの馬鹿騒ぎは最悪だった。判り難い軽減税率適用商品の説明”や“軽減税率対応型のレジ導入に振り回される中小店舗の状況”等を取り上げるのは意味が在るけれど、「10月1日に切り替わった段階で、コンヴィニのレジは何%で対応されるのか?タクシー料金は?電車の料金は?」なんぞという“雑学的な話”を、延々と取り上げる事に、何の意味が在るのだろうか?そんなぎりぎりの状況に遭遇する“稀な可能性”を取り上げるよりも、「今回の消費税アップで、本当に暫くはアップしないで済むのだろうか?」、「過去の消費税の具体的な使われ方を踏まえた上で、今後もきちんとした使われ方をするのか?」等、「“意味在る事柄”を、“具体的”に検証する。」事の方が、余程大事ではないか?
こんな“馬鹿騒ぎ”を続けていたら、マスコミは本当にマスゴミになってしまう。
テレビのバラエティニュースの中で、日付をまたぐ場合の消費税の話題を、嬉々として延々と流していたのには、さすがにうんざりしました。
giants-55さんも仰る通り、どれだけの人が24時間店舗でそうした状況に遭遇するのか、考えてみれば分かりそうなもの。
新しいおもちゃに夢中になっている子供に、無理やり付き合わされている気分でした。
ついでながら、中継などで相手がまだ喋っている途中で、かぶせるように割り込んで喋る司会者が各局とも最近は増えているようで、気になって仕方がありません。
相手がどうでもいいような話を延々としているならともかく、相手の話を無理やり遮るような行為はマナー違反だと思うのですが、そんな自己顕示欲の強い人物を、人気があるからと起用し続ける放送局にも疑問を持ってしまいます。
周りも司会者の人気に遠慮してか、たしなめることもしていないのでしょう。
具体的に名前を上げれば、辛坊某氏、宮根某氏、安藤某氏、恵某氏など。←差しさわりがあるようでしたら、この部分はアップ時に削除してくださいね。
何処ぞの国の様に、「過去に対して余りに執着し過ぎる。」のもどうかと思いますが、「過去を直ぐ忘れてしまう。」という日本も又、どうかと思っています。何か事が起こるとわあわあ騒ぐものの、直ぐに忘れてしまい、そして検証を行わない。消費税も同様で、導入や増税の際には騒ぐけれど、「きちんとした使われ方をしているのか?」という点に目を向ける人は少ない。(あんなにも「血税の無駄を省かなければいけない!」と言って、政権交代を望んだのに、今は血税の無駄に付いて何も言わない許りか、垂れ流しを看過している有り様。)報道番組はそういう点をきちんと掬うべきなのに、くだらない“雑学ネタ”を嬉々として取り上げているのですから、本当に嫌になります。
どうしようもない司会者の件、自分も全く同感です。特に宮根&恵両氏の場合は、「真摯に伝える。」というよりも、「如何に笑いを取るか。」という点を最優先している感じで、「絶えず人を茶化す。」事に汲々としているのが、見ていて不愉快。
此れは家人が実際に見ていた事ですが(自分は見ていない。)、山梨県道志村で7歳の女の子が行方不明になっている件を、現場からリポーター(女性)が実況していた時の事。リポーターが「あっ!今何か、『見付かった。』という声が聞こえました。」と口にすると、司会者の宮根氏が「えっ!本当!?早く確認して!!」と嬉々として言い始め、以降はリポーターをせっつき捲っていたそうです。結局は誤報だったのですが、其の嬉々としたせっつきが「『見付かって良かった。』という思いでは無く、『逸早く、救出の映像を撮れ!そうしたら、視聴率アップが期待出来るから。』という助平心が見え見えで、気分が悪かった。」と家人は語っていました。報道に携わる者は、冷静に事実を報じるべき。確認が取れていない段階で大騒ぎし、誤報と明らかになる事が、何れだけ(行方不明になっている女児の)家族を苦しめる事か。猛省して欲しいです。