20代後半の時、出社すると同僚で仲が良かった女性がニヤニヤし乍ら、近付いて来た。そして、顔を近付けて来て、小声で「昨夜は、良い事在ったみたいね。」と言ったのだ。どういう意味か判らなかったので、「えっ、どういう事?」と問い返すと、自分(giants-55)の首筋を指差して、「キスマーク付いてるよ。」と言ったのだ。其の瞬間、「やばい・・・。」と顔から血の気が失せてしまった。昨夜、当時付き合っていた彼女(自分も彼女も、勿論独身。)と、“そういう事”をしたので。
其の同僚は再びニヤニヤし乍ら、「気を付けた方が良いよ。女性は、結構そういう所見てるから。此れで隠したら?」と絆創膏を渡してくれたので、トイレに駆け込み、鏡を見乍ら首筋に絆創膏を貼った。以降、“そういう事”が在った翌朝は、必ずキスマークが付いていないか確認する癖が付いたのは言う迄も無い。
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「キスマーク『付けられたく無い。』が84% - 最大の理由は?」(6月19日、マイナビニュース)
Laniは6月16日、「キスマ」に関する調査結果を発表した。調査は6月11日、全国の男女215名(20代21%、30代39%、40代27%、50代~13%)を対象に、インターネットで行われた。
「恋人やパートナーに、キスマを付けられたいですか?」
初めに、恋人やパートナーからキスマを付けられる事への意識に付いて質問した所、キスマを「付けられたい。」が16%、「付けられたくない。」が84%という結果に。キスマを付けられたくない理由を聞くと、「人目を気にするから。」が断トツに多く、次いで「働いているから。」、「子供っぽいから。」が上位となり、職場内を含む周囲からの視線という部分で抵抗を感じる様。
其処で、「見えない所にキスマを付ける在り?無し?」と聞くと、43%が「在り。」と回答。「見える所は嫌だけど、見えない所なら大丈夫。」と感じている人も、一定数居る事が判った。
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「周囲からの視線を意識して、キスマークは付けられたくない。」と考える人が多いのは納得だが、「見えない所なら、キスマークを付けられても構わない。」と考える人が少なく無い事実。「キスマークを付けられるという行為=自分への深い愛情」と捉える人が少なく無いという証左なのだろう。
とは言え、自分はキスマークを付けるのも、又、付けられるのも苦手。付ける方の立場からすると、相手への深い愛情と言うよりも、「(相手は)自分の物なんだ!」という強い独占欲の発露としか思えないので。(見えない場所になら未だしも、相手が周囲の視線を気にしなければいけない見える場所へのキスマークは、特にそういう印象が強い。)