「御百姓さんが汗水垂らして作ってくれた物を残すなんて、とんでも無い事。」
幼少時、食事の時に亡父から良く言われた言葉だった。決してケチでは無く、寧ろ気っ風の良い人だったが、子沢山の家庭で戦時中~戦後に子供時代を送った人間の常で食には渇望した日々を送った事で、食べ物の在り難味が骨身に沁みていたのだろう。そんな訓えも在って、未だに出された食事を残す事は余り無く、御飯も飯粒一つ残さない様に心掛けている。流石に良い歳になったので食べ切れない時も在り、そんな時は残した食事を見てはとてつもない罪悪感を覚えたりしているのだから、幼少時代の訓えとはかくも深く影響を及ぼすのだなあと改めて思う。
飽食の国と日本が言われる様になってかなりになるが、食べ物を粗末にする風潮にはどうしても付いて行けない。だからこそ、2ヶ月程前に「大手コンビニエンス・ストアでは、1ヶ月に廃棄する弁当や惣菜等の食品ゴミのノルマが設定されている。」という報道が為された時には、とても嫌な思いがしたものだった。
これは、食品廃棄を恐れて品揃えを豊富にしないと、激烈なコンビニ戦争には勝ち抜けないという事情と、より新しい物を求める消費者ニーズの高まりが背景に在るという事で、在るチェーン店では「仕入れ値で月に30万円以上廃棄する事。」と文書で通達されている所も在るのだとか。そして、このノルマを達成すると、優良店として認められるシステムなのだそうだ。
良く言われる事では在るが、世界には飢餓でバタバタと死んで行く国も在るというのに、何とも罰当たりな国だなあと思ってしまう。コストや品質の面で国外に送るというのは無理にしても、何とか食せる物は国内で有効利用出来る道を考えても良いのではと思っていたのだが・・・。
一昨日、こんなニュースが載っていた。多くの日雇い労働者やホームレスが暮らす横浜市中区寿町で、格安の食事を提供しているNPO法人「さなぎの台所」とローソンが、売れ残った弁当等を消費期限前に食材として有効活用する取り組みを開始。食品衛生法に基づく”消費期限”の数時間から1日程度前に設定した”販売期限”を超過した食品を店頭から回収し、「さなぎの台所」に食材として提供するのだとか。ローソン側としても、ゴミの減量化が図れるというメリットが在るという。
働く意欲が在っても、高年齢等の理由から働き場所が見出せない人達が居る。そういう人達が救われる取り組みは、高く評価したい。「貧しい人達に施してやる。」という高みからのスタンスでは無く、「困った時は御互い様。」といった自然体でのムーブメントがもっと広がって行けば、この国はもっともっと生き易い国になって行くだろう。
幼少時、食事の時に亡父から良く言われた言葉だった。決してケチでは無く、寧ろ気っ風の良い人だったが、子沢山の家庭で戦時中~戦後に子供時代を送った人間の常で食には渇望した日々を送った事で、食べ物の在り難味が骨身に沁みていたのだろう。そんな訓えも在って、未だに出された食事を残す事は余り無く、御飯も飯粒一つ残さない様に心掛けている。流石に良い歳になったので食べ切れない時も在り、そんな時は残した食事を見てはとてつもない罪悪感を覚えたりしているのだから、幼少時代の訓えとはかくも深く影響を及ぼすのだなあと改めて思う。
飽食の国と日本が言われる様になってかなりになるが、食べ物を粗末にする風潮にはどうしても付いて行けない。だからこそ、2ヶ月程前に「大手コンビニエンス・ストアでは、1ヶ月に廃棄する弁当や惣菜等の食品ゴミのノルマが設定されている。」という報道が為された時には、とても嫌な思いがしたものだった。
これは、食品廃棄を恐れて品揃えを豊富にしないと、激烈なコンビニ戦争には勝ち抜けないという事情と、より新しい物を求める消費者ニーズの高まりが背景に在るという事で、在るチェーン店では「仕入れ値で月に30万円以上廃棄する事。」と文書で通達されている所も在るのだとか。そして、このノルマを達成すると、優良店として認められるシステムなのだそうだ。
良く言われる事では在るが、世界には飢餓でバタバタと死んで行く国も在るというのに、何とも罰当たりな国だなあと思ってしまう。コストや品質の面で国外に送るというのは無理にしても、何とか食せる物は国内で有効利用出来る道を考えても良いのではと思っていたのだが・・・。
一昨日、こんなニュースが載っていた。多くの日雇い労働者やホームレスが暮らす横浜市中区寿町で、格安の食事を提供しているNPO法人「さなぎの台所」とローソンが、売れ残った弁当等を消費期限前に食材として有効活用する取り組みを開始。食品衛生法に基づく”消費期限”の数時間から1日程度前に設定した”販売期限”を超過した食品を店頭から回収し、「さなぎの台所」に食材として提供するのだとか。ローソン側としても、ゴミの減量化が図れるというメリットが在るという。
働く意欲が在っても、高年齢等の理由から働き場所が見出せない人達が居る。そういう人達が救われる取り組みは、高く評価したい。「貧しい人達に施してやる。」という高みからのスタンスでは無く、「困った時は御互い様。」といった自然体でのムーブメントがもっと広がって行けば、この国はもっともっと生き易い国になって行くだろう。
自分にとって大切なことは何かということを忘れてはいけないなと。
人の事は言えないのですが、人間って普段は自分が置かれている環境を客観的に見られないものですよね。不幸だ不幸だと思っていても、実際にはもっと不幸な人も居る訳で、今を生かされている事に喜びを感じないといけないのでしょう。
「情けは人の為ならず」真の意味合いを誤解されがちな諺の一つですが、「他者への情けは、巡り巡って自身にも良い報いとなって返って来る。」と考えて、人に優しい対応を皆が心掛けると、生き易い世の中になるのでしょうが・・・。
色々理屈はあるのでしょうがちょっとばかり納得いかないのは自分だけでしょうか?
何でも捨てるのが当たり前!のようになってきた世の中ですが、このローソンのように、「捨てる前に考える」姿勢、私たちも持ちたいものですね。そう言えば、おばあちゃんの知恵だそうですが、にんじんや大根の皮で作ったきんぴらも、結構イケルそうです。たとえ皮だって、あなどれない!ということですね(笑)
最後の1粒まで・・・というような躾をする家庭も最近は減ってきてるんでしょうね。
農作物を作ってくれた人だけでは無く、それを食材として料理してくれた人に対しても、料理を残すのは非礼な事と叩き込まれて来たのですが・・・。
そういう捉え方も在るとは全く思ってもいませんでした。御飯粒を削ぎ取る際に、それがペースト状になって洗い取るのが面倒になるという事なのでしょうが、立場が変わるとそういう事も在るんですね。
唯、そういう事が在るにしても、やはり食べ物は大事にきちんと食して欲しいと思ってしまいます。根が貧乏性なのかもしれませんが。
前後してNHK教育TVで 日本では食べられる食材・食品の2割がゴミとして廃棄されていると言うことも知りました。
栄養失調の幼児や餓死する人が世界の多くの国でいる事をニュースなどで見聞きをしますが、余りの無駄の多さに、何とかこの分を回せる方法は無いものかと思わざるを得ません。
2割そっくり活かせられれば、2千万~3千万人が食べられる計算になります。
団塊世代の我々は、特に食べ物は無駄にせぬようにと教えられてきました。給食、家の食事ともに子供にとっては、余り食べたくないものや口に合わない物もありましたが、今のように嫌いなものは食べないではお腹がすくので、無理してでも食べていました。
其の習慣で出たものは残さないできっちりと食べるのが、常に太り気味の原因となっています。
好きなものだけ食べて、足りない栄養素はサプリメント摂取、又、食べすぎ・飲みすぎでオーバーした体重・体脂肪を減らす為、車に乗って、ゴルフ、水泳やエアロビ、エステ通いしている人たちも ナンだかナーって感じです。
”焼け跡闇市派”を自称しておられる野坂昭如氏よりは年齢が下ですが、亡父も戦中&終戦の貧しい時代を生き抜いて来た世代です。それに加えて子沢山の家庭だった事も在り、食生活はかなり厳しいものだった様で、蛙や虫を食した事すらも在ったとか。ですから、食べ物の在り難さは人一倍痛感していた様です。
バガボン様よりは若輩者の自分ですが、小学校の頃は学校でも給食を残さない様に教育されました。残した場合には、食べ切る迄教室に残されたものです。確かにその事で余計に嫌いな食べ物が嫌いになるという結果を生じたり、食べ物による諸アレルギーも在るので一概に昔の様な方法を採るべきだ!とは言いませんが、でも諸アレルギー等の問題が無いので在れば、食べ切る事を教育するのは大事じゃないかなあと思います。最近の教育は得てして子供達に迎合し過ぎている様に思えますし、「食べ物を在り難く戴く。」という考え方を大事にして欲しいです。
書き込み下さった最後の3行ですが、実は「ダイエット」(http://964.jp/Z3Un)という記事で、作家の東野圭吾氏が書かれていた文章を紹介させて貰ったのですが、それと相通じるものを感じました。本当に妙な話ですよね。
これからも何卒宜しく御願い致します。
はっきり言っていいですか?
馬鹿げているとしか言いようがないですね。
結局商品が常にあることを意識しているわけでしょう?
その方針は明らかに自分たち(特に本部)の利益だけを追求しているに過ぎないですね。
俺もかつてはコンビニでバイトしていたことがありましたが、売れ残りの弁当を持ち帰るのにオーナーから嫌味を言われたことがあります。
それは「あまるのをわかっていてわざと注文したでしょう?」でしたね。
当然そんなつもりはなく、もったいないからそうしただけなのに嫌な思いをしたことがありました。
当然そのコンビニでのバイトはやめてしまい、10年たった今でもそこに足を踏み入れることはありませんね。
でもローソンの取り組みは正解ですね。
当たり前のことだけだが・・・。
若い女性が、そうしてるのを見ることがある。
派手好きな女性だが、何かほっとするのは、気のせいかな。