ここ数年、連続ドラマを通しで見る事が余り無いのだが、この正月はスペシャル・ドラマを幾つか見た。時代劇が好きなので、「天下騒乱 ~徳川三代の陰謀~」や「新選組!!土方歳三最期の一日」は以前より見ようと決めていたが、内容的にややイマイチ感が残った。その一方で、見応えが在ったのは「里見八犬伝」と「古畑任三郎ファイナル」。
「里見八犬伝」に関しては、幼児期に大好きだった番組「新八犬伝」への熱き思いも在り、昨年の制作発表以降「一体どんな内容になるのだろうか?」と心待ちにしていた。原作の「南総里見八犬伝」は、その奇想天外&摩訶不思議な世界が魅力でも在るのだが、その象徴の一つとも言える重要登場動物の「八房」がドラマでは省略されていたのが残念だった。他にも幾つか疑問を感じる点は在ったのだが、とは言え正味4時間という限られた時間内で、あれだけの大作を豪華キャストにてコンパクトに纏め上げたTBSには拍手を送りたい。
「古畑任三郎ファイナル」は、12年前に始まった「古畑任三郎」シリーズの最後を飾る作品と言われている。大好きなシリーズなので毎回欠かさずに見ているのだが、実を言えば第1シリーズはリアルタイムで見ていない。人伝に「面白い作品。」と聞き、最初にリアルタイムで見たのは第2シリーズの途中からだったと思う。と言うのも、田村正和氏のあの独特の演技にどうにも馴染めず、彼の過去の作品は全くと言って良い程見て来なかったからだ。しかし、三谷幸喜氏の軽妙洒脱な脚本も然る事ながら、それ以上に、田村氏のこれでもか!と言わんばかりの灰汁の強い演技が逆にこの作品では映え、すっかり”古畑ワールド”に魅せられてしまった次第。それからは、第1シリーズを再放送やレンタル・ビデオにて、以降の作品はリアルタイムで見ている。*1
今回”ファイナル”と銘打たれ、連夜放送されたのは3作品。その内、第一夜の「今、甦る死」に付いては、当日録画セットし忘れて出掛けてしまった為、外出先から身内の者に録画を依頼し、本日現在未見の状態。第二夜&第三夜は生で見た。トリック面は粗方想像した通りだった為、物足りなさを覚えたのは事実。しかし、”次の展開”が気になるプロットの絶妙さは流石の一言。田村氏を始めとしたレギュラー・メンバーの演技も相変わらず冴えていた。(アップ画面になると、流石に肌の衰えを感じてしまった田村氏。でも、御年62歳で在る事を考えると、あの若さは驚異的。)
ところで、イチロー選手が犯人役を演じていた第二夜の「フェアな殺人者」。この作品を見た後輩から、昨夜メールが届いていた。この作品での疑問点を2つ挙げていたのだが、実は自分も”当初”同様の疑問を感じていた。そこで、この2点に関しての私見と、それとは別にずっと気になっている1点を下記したい。古畑ファンの方々の御意見を頂戴出来れば幸甚だ。
*************************************
① カプセルの謎
腹違いの兄を強請る男を、現役メジャーリーガーのイチロー選手が殺害するというこの話。2つのカプセル(1つは蜂蜜、もう1つは猛毒のストリキーネ入り。)を用意し、ロシアンルーレット宜しく相手の男にどちらか1つを選ばせ、残ったもう1つのカプセルはイチロー選手が受け取り、2人同時に噛み砕いて、結果的に男を殺害するというもの。
これに付いて、「イチロー選手がカプセルを選ばせる時、自分が毒入りカプセルを引かない様に何か細工をしたのでしょうか?それとも、フェアプレーって事を強調したい演出だったのでしょうか?万が一、毒入りをイチロー選手が引いてしまっていたら、どうするつもりだったのかという謎が残る所です。」と後輩は書いている。
イチロー選手が先にカプセルを選んだので在れば、細工は幾らでも出来るだろう。でも、先に選んだのは相手の男だった様に思う。(録画していない為、記憶に頼った記述になってしまうが。)過去のミステリー小説に、”心理トリック”を用いて先に選んだ相手に毒を服用させる方法も無くは無いが、今回の場合は作品全体に「フェア」という言葉が貫かれていた事から考えると、イチロー選手の一か八かの大勝負、死を賭しての勝負と考えるのが自然なのかなあという気がする。つまり、この場面に関してはトリックが無かったのではないかというのが私見。
② 従業員用エレベーターの謎
自室から殺害する相手の待つ地下駐車場へ、人目を避けて移動するイチロー選手。その移動手段は、従業員用のエレベーターだった。これに付いて、「イチロー選手は、従業員用のエレベータに駆け込んで地下迄降りた訳ですが、その際、先に乗ってた従業員に目撃されていなかったのでしょうか?」という後輩の疑問。
うろ覚えの記憶では、従業員用のエレベーターを使用したと指摘はしていたものの、従業員が入っていったあの”スペース自体”をエレベーターだったと指摘はしていなかった様に思う。(あのスペース自体が、下に降りて行くシーンも無かった様に記憶している。)あのスペースの右側に従業員は入って行ったが、あそこはエレベーターに繋がる通路ではなかったのだろうか。一概に言えないが、エレベーターのボタンは向かって右側、つまりあの場合は左側に設置されているのが一般的に思う。もし、あのスペースがエレベーターで在り、尚且つ従業員が1人で乗る場合は、左側に入って行くのが自然な様に思えるのだ。あのスペースがエレベーターではなく、エレベーターに繋がる通路という事で在れば、イチロー選手が従業員に目撃されない可能性は充分在り得るのではなかろうか。
③ 赤い洗面器を頭に乗せた男
このシリーズのファンで在れば、誰しも知っているで在ろう小話。過去のシリーズでも何度と無くこの小話が登場し、最後の件の部分になると、決まって何等かの形で中断されてしまう為、その”オチ”が気になってしまう仕方ない。御存知では無い方の為に、Wikipediaに詳細が載っていたのでそれを引用させて貰うと・・・。
*************************************
「職務熱心と言えば、こんな笑い話を聞いた事が在ります。或る晴れた日の午後、道を歩いていたら赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いて来ました。洗面器の中にはタップリの水。男はその水を一滴も溢さない様に、ユックリユックリと歩いて来ます。私は勇気を奮って、『一寸済みませんが、貴方はどうして、そんな赤い洗面器なんかを頭に乗せて歩いているんですか?』と聞いてみました。すると男は答えました。『それは君・・・』」
*************************************
Wikipedia情報によると、脚本家の三谷氏の頭の中には、その”オチ”が用意されているのだとか。又、ファンの間では、「『赤い洗面器』、略して『あかせん』となる事から、『君には明かせん。』という事ではないか?」とか、「洗面器や水が頭から落ちない事から、『それは君、オチは無いよ。』となるのではないか?」等、諸説が飛び交っているとも。
今回のファイナル、第一夜は未見なれども、少なくとも第二夜&第三夜ではこの種明かしはされていなかった。種明かしされないままで終わるのか?それとも、何処ぞで三谷氏が種明かしをしているのか?これ又非常に気になる所で在る。
*************************************
本当に今回が最後なのだろうか?”ファイヤー”が何度も口にした「レスラー引退宣言」には嘲笑の思いしか無いが、古畑シリーズに関しては復活という”騙し”が在って欲しい。
*1 古畑シリーズで私的なベスト3を挙げるならば、次の様になる。(今回の「ラスト・ダンス」(第三夜)に於ける最後のシーンも、余情タップリで良かった。)
*************************************
1位 「死者からの伝言」
2位 「しばしのお別れ」
3位 「さよなら、DJ」
*************************************
「里見八犬伝」に関しては、幼児期に大好きだった番組「新八犬伝」への熱き思いも在り、昨年の制作発表以降「一体どんな内容になるのだろうか?」と心待ちにしていた。原作の「南総里見八犬伝」は、その奇想天外&摩訶不思議な世界が魅力でも在るのだが、その象徴の一つとも言える重要登場動物の「八房」がドラマでは省略されていたのが残念だった。他にも幾つか疑問を感じる点は在ったのだが、とは言え正味4時間という限られた時間内で、あれだけの大作を豪華キャストにてコンパクトに纏め上げたTBSには拍手を送りたい。
「古畑任三郎ファイナル」は、12年前に始まった「古畑任三郎」シリーズの最後を飾る作品と言われている。大好きなシリーズなので毎回欠かさずに見ているのだが、実を言えば第1シリーズはリアルタイムで見ていない。人伝に「面白い作品。」と聞き、最初にリアルタイムで見たのは第2シリーズの途中からだったと思う。と言うのも、田村正和氏のあの独特の演技にどうにも馴染めず、彼の過去の作品は全くと言って良い程見て来なかったからだ。しかし、三谷幸喜氏の軽妙洒脱な脚本も然る事ながら、それ以上に、田村氏のこれでもか!と言わんばかりの灰汁の強い演技が逆にこの作品では映え、すっかり”古畑ワールド”に魅せられてしまった次第。それからは、第1シリーズを再放送やレンタル・ビデオにて、以降の作品はリアルタイムで見ている。*1
今回”ファイナル”と銘打たれ、連夜放送されたのは3作品。その内、第一夜の「今、甦る死」に付いては、当日録画セットし忘れて出掛けてしまった為、外出先から身内の者に録画を依頼し、本日現在未見の状態。第二夜&第三夜は生で見た。トリック面は粗方想像した通りだった為、物足りなさを覚えたのは事実。しかし、”次の展開”が気になるプロットの絶妙さは流石の一言。田村氏を始めとしたレギュラー・メンバーの演技も相変わらず冴えていた。(アップ画面になると、流石に肌の衰えを感じてしまった田村氏。でも、御年62歳で在る事を考えると、あの若さは驚異的。)
ところで、イチロー選手が犯人役を演じていた第二夜の「フェアな殺人者」。この作品を見た後輩から、昨夜メールが届いていた。この作品での疑問点を2つ挙げていたのだが、実は自分も”当初”同様の疑問を感じていた。そこで、この2点に関しての私見と、それとは別にずっと気になっている1点を下記したい。古畑ファンの方々の御意見を頂戴出来れば幸甚だ。
*************************************
① カプセルの謎
腹違いの兄を強請る男を、現役メジャーリーガーのイチロー選手が殺害するというこの話。2つのカプセル(1つは蜂蜜、もう1つは猛毒のストリキーネ入り。)を用意し、ロシアンルーレット宜しく相手の男にどちらか1つを選ばせ、残ったもう1つのカプセルはイチロー選手が受け取り、2人同時に噛み砕いて、結果的に男を殺害するというもの。
これに付いて、「イチロー選手がカプセルを選ばせる時、自分が毒入りカプセルを引かない様に何か細工をしたのでしょうか?それとも、フェアプレーって事を強調したい演出だったのでしょうか?万が一、毒入りをイチロー選手が引いてしまっていたら、どうするつもりだったのかという謎が残る所です。」と後輩は書いている。
イチロー選手が先にカプセルを選んだので在れば、細工は幾らでも出来るだろう。でも、先に選んだのは相手の男だった様に思う。(録画していない為、記憶に頼った記述になってしまうが。)過去のミステリー小説に、”心理トリック”を用いて先に選んだ相手に毒を服用させる方法も無くは無いが、今回の場合は作品全体に「フェア」という言葉が貫かれていた事から考えると、イチロー選手の一か八かの大勝負、死を賭しての勝負と考えるのが自然なのかなあという気がする。つまり、この場面に関してはトリックが無かったのではないかというのが私見。
② 従業員用エレベーターの謎
自室から殺害する相手の待つ地下駐車場へ、人目を避けて移動するイチロー選手。その移動手段は、従業員用のエレベーターだった。これに付いて、「イチロー選手は、従業員用のエレベータに駆け込んで地下迄降りた訳ですが、その際、先に乗ってた従業員に目撃されていなかったのでしょうか?」という後輩の疑問。
うろ覚えの記憶では、従業員用のエレベーターを使用したと指摘はしていたものの、従業員が入っていったあの”スペース自体”をエレベーターだったと指摘はしていなかった様に思う。(あのスペース自体が、下に降りて行くシーンも無かった様に記憶している。)あのスペースの右側に従業員は入って行ったが、あそこはエレベーターに繋がる通路ではなかったのだろうか。一概に言えないが、エレベーターのボタンは向かって右側、つまりあの場合は左側に設置されているのが一般的に思う。もし、あのスペースがエレベーターで在り、尚且つ従業員が1人で乗る場合は、左側に入って行くのが自然な様に思えるのだ。あのスペースがエレベーターではなく、エレベーターに繋がる通路という事で在れば、イチロー選手が従業員に目撃されない可能性は充分在り得るのではなかろうか。
③ 赤い洗面器を頭に乗せた男
このシリーズのファンで在れば、誰しも知っているで在ろう小話。過去のシリーズでも何度と無くこの小話が登場し、最後の件の部分になると、決まって何等かの形で中断されてしまう為、その”オチ”が気になってしまう仕方ない。御存知では無い方の為に、Wikipediaに詳細が載っていたのでそれを引用させて貰うと・・・。
*************************************
「職務熱心と言えば、こんな笑い話を聞いた事が在ります。或る晴れた日の午後、道を歩いていたら赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いて来ました。洗面器の中にはタップリの水。男はその水を一滴も溢さない様に、ユックリユックリと歩いて来ます。私は勇気を奮って、『一寸済みませんが、貴方はどうして、そんな赤い洗面器なんかを頭に乗せて歩いているんですか?』と聞いてみました。すると男は答えました。『それは君・・・』」
*************************************
Wikipedia情報によると、脚本家の三谷氏の頭の中には、その”オチ”が用意されているのだとか。又、ファンの間では、「『赤い洗面器』、略して『あかせん』となる事から、『君には明かせん。』という事ではないか?」とか、「洗面器や水が頭から落ちない事から、『それは君、オチは無いよ。』となるのではないか?」等、諸説が飛び交っているとも。
今回のファイナル、第一夜は未見なれども、少なくとも第二夜&第三夜ではこの種明かしはされていなかった。種明かしされないままで終わるのか?それとも、何処ぞで三谷氏が種明かしをしているのか?これ又非常に気になる所で在る。
*************************************
本当に今回が最後なのだろうか?”ファイヤー”が何度も口にした「レスラー引退宣言」には嘲笑の思いしか無いが、古畑シリーズに関しては復活という”騙し”が在って欲しい。
*1 古畑シリーズで私的なベスト3を挙げるならば、次の様になる。(今回の「ラスト・ダンス」(第三夜)に於ける最後のシーンも、余情タップリで良かった。)
*************************************
1位 「死者からの伝言」
2位 「しばしのお別れ」
3位 「さよなら、DJ」
*************************************
「日本ブログ大賞2006」経由で参りましたー!ヽ(^▽^@)ノ
里見八犬伝、昔僕が子供だった頃に
母に連れられて映画を見に行ったのを思い出します。
イイ映画でしたねー♪
満足しました~。
殺陣のシーンがとても綺麗でビックリしました。
これまで好きではなかった、
うがった目で見ていた俳優さんも見直したりして。
そしてもちろん、「古畑~」も見ています!
giants-55さんと同様に、1話は録画で未見ですが
2話3話は見ましたよ。
イチロー選手がこれまた頑張って演じられていて
驚きでした。
ところで、自blogですが、
昨年末をもって卒業させていただきました。
今までどうもありがとうございました。
これからのgiants-55さんに
「SunShine!!」(光ありますように!) そして
「GoodLuck!!」(幸ありますように!) です!!
古畑、僕も釘付けでした。作品の出来としては、一作目が最良だったと思います。実に面白かった。
しかし、イチローの演技には驚きました。いつでも役者で飯を食えそうですね。
さて、イチローのカプセルの謎の部分ですが、ネットの意見を見ると「マジシャンズチョイス」だとするのが目立ちますね。
ただ、古畑シリーズ自体が過去の推理小説をモチーフにしたものが多い事を思うと、このシーンはイチローのガチンコ勝負だったと考えたいです。シャーロック・ホームズの第一作「緋色の研究」に、同じような方法で犯人が毒を強いるシーンがでてきますので。
(犯人は「正義は勝つ」と信じて片方を飲みます)
ブログを御卒業されたとの事、しばしば御邪魔させて戴いていたブログが又一つ無くなってしまったのは本当に残念です。大変御世話になりました。でも、ブログが無くなっても、宜しければこれからもこちらにドンドン遊びに来て下さいね。
「里見八犬伝」ですが、総合的には及第点を与えて良い出来だった様に思いますね。穿った見方をしていた俳優ってもしかしたら、格闘家の道に進むのではないかと噂されている彼の事なのかなと思ったりも(^o^;;;。
イチロー選手の演技力には驚きました。昔の王さんの様な棒読み台詞を期待していましたので(笑)。あれなら、引退後も役者稼業出来そうですね。
古畑シリーズは独創性があって好きなドラマです。
再放送を含め見ておりますが、小ネタを発見できると嬉しくなります(笑)
本当に終わってしまうのは寂しいですねー。
1.カプセルの謎
ドラマのテーマが「フェアプレイ」と言う事だったので、運に任せたと言う事なのでは?と思ってました。
2.従業員用エレベーターの謎
あれはエレベータじゃなかったと思います。従業員専用の扉で、そこに滑り込んだのかと。
3.赤い洗面器を頭に乗せた男
これの回答があったのかは気付きませんでした。
管理人様は巨人ファンでらっしゃるんですね。
私は横浜と楽天を応援しています。野球、他スポーツ、雑記などを書き連ねているblogですがお時間のある時にでもお立ち寄り下されば幸いです。
任三郎とか、狂四郎とか、なんか数字めいた名前の役がこれほど、有名な役者は珍しいなぁ~と、それくらいの知識しかないです。
この後の役名はと、想像するが二の次となりそうな、またもや、三郎かと・・・。
いっそ、明智小五郎でもやってくれれば、見るんだが・・。
古畑は第2シリーズの頃からのファンです。今回のファイナルでは特に「今、蘇る死」は一番悩まされ、「フェアな殺人者」では東国原(向島)巡査の名前が変わった事にそんな“裏”があったとは、と驚きました。そして「ラスト・ダンス」。記事にもあるとおり余情たっぷりのラスト。ファイナル最後の作品に実に相応しかったです。
ちなみにファイナル全3話。とりあえず録画し、すぐ消すつもりがいまだ消せずにいます(笑
higu様がストレートを投じて来るだろうと確信してバッターボックスに入った所、いきなり背面投げで唖然呆然の内に三振・・・。今の自分の心境です(笑)。と言うのも、前にも書いたかもしれませんが、記事を書く上でほんの稀に、特定の方からの反応を期待して書く事が在るのですが、今日アップした「カープの伝統消滅!?」なぞは正しくhigu様の反応を心待ちにしていたからです。ですので、まさかこちらの記事に反応されるとは、ホリえもん言う所の「想定外」でした^^。
higu様も古畑御好きなんですね。「赤か、青か」はキムタクが犯人役の作品ですね。恐らく、古畑シリーズでは唯一”2度”犯人を演じたのがキムタクだと思います。1度はこの「赤か、青か」。2度目はSMAPがグループとして犯行に手を染めた「古畑任三郎vsSMAP」。(因みに、親子で犯人役を務めたのは、「すべて閣下の仕業」の松本幸四郎氏と「若旦那の犯罪」の市川染五郎氏だけかと。高島忠夫ファミリーでも為し得ていない快挙で、これを打ち破るのは落合ファミリーしかいないものと確信しております(笑)。)
「灰色の村」は寅さんの”おいちゃん”こと松村達雄氏が犯人役でしたね。と言うよりも、村全体で犯行を為すといった、かなり変わったシチュエーションでした。
「古畑、歯医者へ行く」の犯人役は、自分が大好きな女優の一人で在る大地真央さんでした。この作品も嫌いではないのですが、やはり同じく大好きな山口智子さんの作品の方が個人的には推したい所です。
「さよならDJ」は、犯人の桃井かおりさんの”静と動”のメリハリが凄く良かったです。逆に、”静”を通した(様に自分には思えるのですが。)中森明菜さんの「死者からの伝言」は、一番心に残る作品です。
今回のファイナルでは、「今、甦る死」が難解との事。見るのが楽しみです。
そして、「ラスト・ダンス」の最後のシーンは本当に秀逸です。越路吹雪さんの「ラストダンスは私に」が流れる中のフェイドアウトは、映画の一場面を思わせました。
古畑について
①のカプセルですが、最後まで拝見した限り、過去の「古畑」で放送された「マジシャンズセレクト」のようなトリックを用いたという説明はなかったし、仰る通り、作中でやたらと「フェア」を強調していたので、やはり「純粋な2分の1の確率」だったと思います。
giants-55さんの後輩の方が抱いた「イチローが毒を引いたらどうするつもりだったのか」という疑問についてですが、私も同感です。
結果としてイチローは死ななかったのですが、もし最悪の事態になったら残された兄は余計に苦しんでいただろうし、そう考えると兄を思っての行動だとしても首を傾げざるを得ませんでした。
②については、giants-55さんの仰るとおりだと思います。
ホテルの従業員による「この奥にスタッフ用のエレベーターがある」という台詞から、私も扉の向こうの件のスペースはエレベーターではなく、エレベーターに通じている場所という認識を持ちました。
③は、どうでしょう。結局「古畑」内では分かりませんでしたね。
今年も宜しくお願い致します。
僕は第1シリーズから見ていて、第3シリーズ以降は初期の頃と違っているなぁと思ってましたが、今回の三話は凄く充実していたと思います。
是非、スペシャルでよいので、帰ってきて欲しいと思います。