54年前の今日、即ち「1962年8月5日」、1人の女性が自宅の寝室にて、全裸で亡くなっているのが発見された。“20世紀を代表するセックス・シンボル”と称されたマリリン・モンローさんだ。恋多き女性として知られた彼女は、ジョン・F・ケネディ元大統領や其の実弟のロバート・ケネディ元司法長官等との関係も噂された。今でも他殺説が根強く指摘される等、多くの謎に包まれた人生と言える。
*********************************
「甲子園女子マネ 何故駄目なのか・・・ネットでも批判続々」(8月5日、毎日新聞)
7日開幕の第98回全国高校野球選手権大会の甲子園練習に女子マネジャーの参加が認められなかったことが波紋を呼んでいる。インターネット上を中心に批判的な意見が相次いでおり、日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は4日、男子のみに限っている規定の是非について検討する考えを示した。
2日の練習で、大分の女子マネジャー(3年)が男子部員と同じユニホーム姿でグラウンドに出て、ノッカーにボールを手渡す等した。開始から約10分後に大会本部員が気付き、ベンチに退かせた。
各出場校に配布される「代表校・応援団の手引き」の「試合の注意事項」には「守備練習には練習補助員(男子部員に限る)が5人迄参加出来ます。」と明記している。だが甲子園練習に関しては、「ユニホームを着ていない記録員は、グラウンドに出てはいけない。」と記されているだけで、男女に関する記載は無い。日本高野連は「甲子園練習は、試合に準じる。」との立場だが、大分の広瀬茂部長は「女子もユニホームを着れば大丈夫と解釈してしまった。」と振り返った。
規定は一般的に「体力差の在る女子の怪我を防止する目的。」だが、大分のマネジャーを含め、日頃から練習の手伝いをしている女子部員は少なく無い。地方大会レヴェルでは、女子の練習参加を認めているケースも在る。竹中事務局長は、高野連内の委員会で議題に上げた上で、「『安全性を確保出来れば、認めても良いのではないか。』という意見が出れば、検討したい。」と話した。
********************************
過去に何度か書いた様に、自分は「出来る限り男女平等にすべきだけれど、男性と女性とでは身体の作り等の差異が在る以上、100%平等には出来ないし、又、“状況”によっては『女人禁制』や『男子禁制』というのが存在しても仕方無い。」と考えている。「大相撲の土俵は女人禁制。」だったり、「御嶽は男子禁制。」だったりなんていうのは、其の歴史等を鑑みると、「男女平等の適用外で在って仕方無い。」と思うからだ。
然し、今回の件に関して言えば、女子マネージャーが甲子園の練習に参加出来ないというのは、全く理解出来ない。ビキニ姿等、“場の雰囲気”を乱す格好だったというなら話は別だが、他の男子部員達と同じユニフォーム姿だったという事だし、「体力差の在る女子の怪我を防止する目的。」という理由も苦しい。男子よりも体力の在る女性だって存在するのだし。
試合には出られなくても、女子マネージャーだって、野球部の一員として支えて来た事には変わり無い。時代錯誤的な規定を改め、女子マネージャーでも甲子園の練習に参加出来る様にして上げて欲しい。
・狭さと人口密度でいうなら、普段練習しているグラウ ンドの方がよっぽど狭いし過密。
・普段から練習補助をしているなら自校の練習パター ンや力量、球の飛んで来方はわかっている。
・緊迫した試合直前練習ではなく、球場の広さや風の 感覚をつかむための事前練習である
といった理由から、「体力差のある女子の怪我防止」という理由は合理性を欠くと私も思います。
かつて甲子園出場校の1つが、公式戦前の練習に難病による低身長症の男子マネージャー(いちおう高野連の地方支部に選手登録してある部員だったか?)を練習補助員として起用したという記事がありました。病気で身長が130センチくらいしかないため、同年代の健常者と同様のスピードで動作を行うのは無理であり、練習試合にも出ることはできなかった。しかし、野球や部活に対する姿勢を鑑みて、最後の夏に公式戦前の練習で、ノッカーへの球渡しを行う補助員に起用されたといいます。ご本人が一般紙のスポーツ欄のインタビューに答えていました。彼のケースがOKならば、女子が練習補助員として甲子園のグラウンドに立ったっていいではないかと思うのですが。
この女子補助員禁止の件については賛否両論の意見とも多く見ましたが、私がムカッと来たのは「女は記録員としてベンチ入りできる道をつけてもらえてるんだから、感謝して満足してろ」という意見。「本当は差別されて当然なのに差別しないでやってるんだからありがたいと思え」という態度には憤りを感じます。
ぷりな様御指摘の「合理性を欠く理由」は、全く同感です。又、「女性は、練習補助員としてNG。」という点、自分も「良いんじゃないの。」と感じていましたので、此れも同感。明々白々にNGな点が在るならば別ですが、女性だからという理由だけで排除するというのは、とても合理的とは言えない。
「女は記録員としてベンチ入りできる道を付けて貰えてるんだから、感謝して満足してろ。」、こういう手合いは何処の世界にも居ます。非常に狭量な考え方で在ると共に、「特定の人間が嫌がる事を判った上で、敢えて主張している。」面も強い気がします。極端な思考の持ち主は概して形式主義な部分が在り、其れ故に自身の“型”から少しでも外れた存在を、徹底的に排除したいのでしょうね。
どう見ても古いルールを堅守したい頭の固い高野連関係者が、後づけで無理やり言い訳してるようにしか聞こえませんね。
今どき、ダンプの運転手やクレーン等重機のオペレータ等、かなりハードな仕事にもどんどん女性が進出しているし、野球の世界にだって、一時有名になった、吉田えりちゃんが、関西独立リーグとはいえ男子に混じってプロ野球選手として活躍しました(現在もBCリーグの現役選手)。
私は、マネージャーに留まらず、高校野球でも、男子と遜色ないプレーが出来る女子なら、男子選手と肩を並べて選手として甲子園に出場させてあげてもいいとさえ思っています。甲子園は何と言っても野球好きな高校生のあこがれの舞台です。女子にだってその権利を与えてあげてもいいんじゃないでしょうか。
プロ野球(NBC)でも実は1991年、それまで「選手は男子に限る」と明記されていた条例を撤廃し、球団がその気になれば女子プロ野球選手が誕生出来る状況になっています。それが実現すれば、時代錯誤の高野連も少しは考え直してくれるでしょうかね。まず高校野球でも、「男子部員に限る」という条文は早急に撤廃すべきです。
漫画ではあったけれど、水島慎司原作の「野球狂の詩」で水原勇気が大活躍した姿を、現実のプロ野球でも実現して欲しいというのが、かねてからの私の願望です。
「どう見ても、古いルールを堅守したい頭の固い高野連関係者が、後付けで無理矢理言い訳してる様にしか聞こえませんね。」というのは、先ず其の通りでしょうね。
大昔の記事でも書いたのですが、自分も「『野球狂の詩』の水原勇気の様な女性選手が、プロ野球に登場したら良いな。」と思っているので、能力が在るならば男女を問わず、活躍出来る場を広げて欲しい。
「高校野球やプロ野球の世界に、女性選手が参加出来る様にして欲しい。」という話が出ると、必ずと言って良い程に「女性選手を受け容れる為の施設(ロッカールームやシャワー・ルーム等)が備わっていないので、現実的には難しい。」といった事を言う球界幹部が出て来るのですが、「無ければ、作れば良いだけの話。」で在り、結局は「面倒な事は、兎に角先送りするに限る。」という意識が強いのでしょうね。