2日前に放送された報道番組で、「消え行く“嘗ての必需品”」【動画】というのが放送されていた。「嘗ては必需品として多くの人が使用していたけれど、今では使用者が大幅に減ってしまった物。」として、ストッキングと定期入れが取り上げられていたのだ。
1980年代後半、女性の社会進出が進んだ事で、ストッキングは女性の必需品として需要が増大した。国内供給量のピークは1989年で、其の数は約11億5千万足。其れが2021年には約1億4,200万足と、ピーク時の10分の1程に迄落ち込んだと言う。
「昔の会社では、女性の制服着用が決まっていたり、ルールとしてストッキングを履かないといけなかったりしたが、今はパンツ・スタイルが増える等、多様化が進んだ。」、「新型コロナウイルス感染症流行により、在宅ワークが広まった。」等が、ストッキングが売れなくなった理由とか。
社会人の女性の間では、売れなくなったストッキングの代わりに、「スニーカーに合う、薄手の生地で、透明感の在る靴下。」の需要がグンとアップしているそうだ。
そして、定期入れ。嘗てはサラリーマンの必需品だったけれど、大丸東京店を例に挙げると、5年程前に比べて約15%売り上げが落ちている。「定期入れの代わりに、色々入れられるマルチ・ケースを使用していた。」り、「抑、モバイルSuicaやモバイルPASMOなので、定期を入れる物を必要としていない。」等が、定期入れの売り上げが落ちている理由。