ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「サウンド・オブ・ミュージック」

2006年03月11日 | 映画関連
昨日の記事で「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」の事を書いたが、この映画に出て来る4人兄弟姉妹の中で、末っ子の女の子ルーシーの姿が愛らしかった。この子の仕草や表情を見ていて、つい一人の少女の姿がオーバーラップしてしまった。今から41年前の1965年に公開された映画「サウンド・オブ・ミュージック」*1。その中に登場する或る一家の、やはり末娘の雰囲気に似ている様に思えたのだ。

「サウンド・オブ・ミュージック」のストーリーに付いては、余りにも有名過ぎる為、此処で説明するのは避けたいと思う。(御存知無い方は、こちらを読んで戴きたい。)ミュージカル映画としては自分が最も好きな作品で在るし、今迄に見て来た映画の中で言っても「風と共に去りぬ」の次に好きな作品で、恐らくこれ迄に10回近くは観ているだろう。

「底抜けに明るいシーン」が在ったと思えば「シンミリするシーン」が在り、そして「切ない恋のシーン」や「ハラハラドキドキするシーン」も在りと、ストーリー展開の起伏が実に絶妙。特に、一家の主で在るトラップ大佐が、反ナチスの姿勢を明確にした事で、追われる身となってしまったトラップ一家。彼等が逃げ込んだ修道院を執拗に捜し回るナチスの兵士達と隠れて息を潜めている一家の姿は、何度観ても手に汗握ってしまう。そして、その後に修道女の機転で一家は上手く逃げ切る事が出来るのだが、彼女等が修道院長にその事を告げる(懺悔する?)シーンは、これ又毎回笑ってしまう。

又、ストーリーの秀逸さ以上に、使われている音楽の数々が本当に素晴らしい。「エーデルワイス」を始めとして、「サウンド・オブ・ミュージック」や「もうすぐ17才」、「ドレミの歌」等、今でもCM等で使われている名曲ばかりで、主役のマリアを演じているジュリー・アンドリュースの透き通る歌声と共に、今でも脳裏に焼き付いている。

そんな素晴らしい映画の中で、トラップ一家の末娘として登場していたグレーテルという名前の少女を、ルーシーの姿と重ね合わせてしまった訳だ。

「あの一家はどうしているんだろう?」と何時もの悪い癖疼き出し、調べた結果が次の通り。

**********************************
① マリア(ジュリー・アンドリュース)
 当時の姿
 1年前の姿

② フォン・トラップ大佐(クリストファー・プラマー)*2
 当時の姿
 1年前の姿

③ リーズル[長女](シャーミアン・カー
 当時の姿
 1年前の姿

④ フリードリッヒ[長男](ニコラス・ハモンド
 当時の姿(Nicholas Hammond (Friedrich)の画像)
 1年前の姿

⑤ ルイーザ[次女](ヘザー・メンジース
 当時の姿(Heather Menzies (Louisa)の画像)
 1年前の姿

⑥ クルト[次男](デュアン・チェイス
 当時の姿(Duane Chase (Kurt)の画像)
 1年前の姿

⑦ ブリギッタ[三女](アンジェラ・カートライト
 当時の姿(Angela Cartwright (Brigitta)の画像)
 1年前の姿

⑧ マルタ[四女](デビー・ターナー
 当時の姿(Debbie Turner (Marta)の画像)
 1年前の姿

⑨ グレトル[五女](キム・カラス
 当時の姿(Kym Karath (Gretl)の画像)
 1年前の姿
**********************************

年齢で言えば一番上はクリストファー・プラマーの78歳、一番下でもキム・カラスの47歳という事になる。過去の印象が強ければ強い程、概して現在の姿を見て愕然としてしまうケースが多いものだが(嘗ての”シンデレラ姫”こんな風になってしまった様に。)、この9人に関して言えば実に良い歳の取り方をしている様に思う。ジュリー・アンドリュースは相変わらず綺麗だし、クリストファー・プラマーのエレガントさも健在。”子供達”の顔に、嘗ての面影が見受けられるのも嬉しかった。

それにしても、ベッドに就く前のセレモニーとして階段を後ろ上がりしつつ、「クックー、クックー♪」と鳩時計の真似をしていた愛苦しいグレトルが、もう47歳とは・・・。

*1 「サウンド・オブ・ミュージック」関連のサイトとして、次の2つが御薦めで在る。
 「サウンド・オブ・ミュージック
 「ぱおにゃん?」(この中の、「サウンド・オブ・ミュージックのコーナー」)

*2 クリストファー・プラマーの曽祖父は、カナダの首相だったらしい。

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10 コメント

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シェルブールの雨傘♪ (まなぶ)
2006-03-11 06:04:43
おはようございます♪



僕は「サウンドオブミュージック♪」のサントラを持っていました(笑)

テレビでオンエアされたときはカットされたシーンが多くて悲しかったものです(泣)

あの修道院のシスターたち 厳しくとも温かくマリアを見守る姿勢。

甘やかすばかりの親 怒るだけで叱ることを知らない大人が多い中 見習うべき点が多いです(反省) 

昔はあんなキチッとした大人がたくさんいましたネ・・・はぁ

ご存知かも知れませんが ニコラス・ハモンド氏はコロンビア映画「スパイダーマン」で主役のピーターを演じていたと思いますヨ

最近の新しい「スパイダーマン」とは比較できないチープなふるい作品ですが(汗)確か2作ほど製作されたような記憶があります

ロン・ハワード ベロニカ・カートライト 

カート・ラッセル・・

子役からデビューして 今も活躍している役者さんも多いですよネ!

「メリーポピンズ」「ウエストサイド物語」

「ラ・マンチャの男」

全篇セリフが歌で構成された「シェルブールの雨傘」・・・

ミュージカル映画は僕も大好きです♪

落ち込んだ時は何度も何度もパワーをもらいました

「リトルショップオブホラーズ」

もDVDで繰り返し観ています〆
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ミュージカル映画 (帆印)
2006-03-11 07:03:33
いいよなぁ

当時の映画って、本当に子供たちにも勧めたいよ

一番好きなミュージカル映画は、やっぱり「オズの魔法使」かなぁ、あの中の、オバーザレインボウって曲が、未だに好きだ。あの映画の主人公のドロシー(ジュディ・ガーランド)は、あんなにかわいいのに、その娘であるライザミネリの、パンダ顔の化粧法には面食らったなぁ。(キャバレー)でも今考えてみると、あのパンダ顔の化粧の仕方は、今の若い娘達を見ていると、ライザミネリに見えて仕方がないのは、俺だけかなぁ。

因みに、ジュディの映画は、「ニュールンベルグ裁判」という映画も主演したんだが、これもいいぞ。マレーネやバートランカスターとの競演だ。60年代は、名作ぞろいだなぁ。

朝の寝ぼけ中です、さて今から仕事だ。

いつも楽しい話題をありがとう。



ジュディ http://www.fmstar.com/movie/j/j0228.html



ミネリ

http://www.fmstar.com/movie/l/l0072.html



60年代の映画

http://eigashinan.com/nendai/1960.htm
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はじめまして (kju96)
2006-03-11 07:43:09
TB有難うございます。

月日がたつのは早いですね。

今見ても感動するのは

映画の力でしょうか。

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TBありがとうございました。 (sabunori)
2006-03-12 00:25:48
本当に月日のたつのは・・・ですね。

出演者たちの今昔の写真、楽しく拝見しました。

クリストファー・プラナーは現在もステキですよね。最近だと「理想の恋人.com」でのダイアン・レインのお父さん役が印象的でした。「シリアナ」にも出演しているようですね。(私は鑑賞中ほとんど爆睡してしまい記憶にありません。笑)
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見果てぬ夢♪ (まなぶ)
2006-03-12 01:50:59
こんばんわ コメント有難うございます!

ミュージカル映画で思い出したのが

「チキチキバンバン」です! 

原作がOO7シリーズのイアン・フレミングなのですが、製作も同じアルバート・R・ブロッコリ。

Q役のデズモンド・リューウェリンが優しい近所のオジサンなのもファンには嬉しいですが、ゴールドフィンガー役だったゲルト・フレーベがちょっと腹黒い王様で、チキチキバンバン号を欲しがってるのです。

また、表面上はお互いにホッペを突つき合って仲睦まじくみえるお妃を、実は密かに殺害しようとしてたりして大いに笑わせてくれました♪

空から落ちてくるお妃を見るなり

「銃を持って来いっ!」

と家臣に命じ 数発打ちまくり 結局は全弾ハズレ(笑)

悔しげに舌打ちしたかと思ったら ボロボロで戻ってきたお妃にニコニコして近づき愛撫する仕草が絶品でした♪

もちろん名曲も揃っていて

「トゥルーリー・スクランブシャス」

などは大好きなナンバーです!

たくさんの元気と夢を与えてくれたミュージカル映画は

「トゥルーリー・スクランブシャス(本当に素敵)♪」
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これは嬉しい! (インモラルゾーン・クマさん)
2006-03-12 16:31:34
なんとも嬉しい映画が紹介されていますねぇ・・・。

1965年と言うと、私が生まれた年です。

その年に生まれた子供がいい歳コイたオッサンになっている訳ですから、サウンド・オブ・ミュージックの出演者の年齢なんて、まぁ、光陰矢のごとしでしょうネ(笑)

以前にも、映画のリメイクの事をお話しましたが、サウンド・オブ・ミュージックもリメイクされそうな映画のひとつではないでしょうか?

しかし、これだけドラマ性の高い映画を現代の映像技術でリメイクするのは可能なのでしょうか?

この映画の中に使われる楽曲を考えると、ミュージシャンの出演が考えられますが、さて、ミュージシャンの演技力には問題あるだろうし、逆に俳優、女優には歌唱力に問題あるだろうし・・・。

そう考えると、リメイク不可能な作品ですよネ。
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良くぞ調べてくれました! (トキオ・ポーロ)
2007-08-14 13:26:23
「はだしのゲン」から続けてお邪魔します。55さん
よくぞ、出演者の近況を調べてくれました!
しかも出演者の全員のわずか1年前の姿を!
改めて、貴方に感謝と敬意を表します。

近況写真、拝見させていただくとアンドリュースさんはなんとなく現在の鳳蘭さんに、プラマー氏は故船越英二氏に似てるように見えました。

プラマー氏は「風と共に去りぬ・幻のメイキング」のナレーターを勤めていたのが私の彼に関する最終情報だったのですが、最近も元気そうでいることが確かめられて、嬉しいです。先の作品では日本語版は石田太郎氏がナレーションを勤めましたが彼はプラマー氏の専属吹き替えだったんでしょうか?

この作品の「ミュージカルナンバー」も名曲ぞろいですが、フィナーレの「全てあの山に登れ」が私は一番感動したかな?ヨーロッパを舞台にしたミュージカルの代表作ですね。




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>トキオ・ポーロ様 (giants-55)
2007-08-14 13:39:39
書き込み有難う御座いました。

アンドリュースさん、御年を召されてもあの美しさは健在ですね。だからこそ余計に、あの美声が奪われてしまった事が悔しいです。プラマー氏は口元が特に船越英二氏に似ておられると思います。是非とも「北野先生。」(ドラマ「熱中時代」で船越氏が演じられた
天城校長が良く口にされていた台詞。)というあの独特のイントネーションを真似て貰いたいもの(笑)。

石田太郎氏というとパッと頭に浮かぶのがピーター・フォーク氏の吹き替え。確かジーン・ハックマン氏の吹き替えも彼が担当していたし、「ルパン三世 カリオストロの城」でのカリオストロ伯爵の声も忘れられません。(彼がプラマー氏専属の吹き替えだったかは、申し訳無いのですが判りません。

自分がこの作品に登場する歌で一番好きなのは「エーデルワイス」。母国を奪われる哀しみがひしひしと伝わって来て、何度聞いても胸打たれる物が在ります。
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再度返信させてもらいます! (トキオ・ポーロ)
2007-08-14 14:56:52
プラマー氏のギター弾き語りに始まる「エーデルワイス」・・・素敵でしたよね。今でも思い浮かべます。
(そういえば「サウンドオブミュージック」のOSTカセットテープ、ありました、おりを見て聞きなおしたいと思っています。)

私はこのミュージカルナンバーで一番好きなものを選ぶのが難しく、あえてラストナンバーである「Climb Every Mountain」を選ばさせてもらいました。

私も好きなミュージカル、本当多くてこの作品や「ウェストサイド物語」「南太平洋」「マイフェアレディ」と本当につきませんね。最近すきになったのは、「エビータ」の「アルゼンチンよ泣かないで。」と
「ブロードキャスター(TBS土曜10時)」のOPでも使われた「君の住む街角」です。
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>トキオ・ポーロ様 (giants-55)
2007-08-14 16:10:03
ミュージカル映画には好作が多いですよね。トキオ・ポーロ様が挙げられた作品の他で言えば「シェルブールの雨傘」や「雨に唄えば」、「オズの魔法使い」、「バンドワゴン」、「王様と私」、「ドリームガールズ」等々、それこそ枚挙に遑が在りません。
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