ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“情”の有無

2024年09月27日 | 時事ネタ関連

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袴田事件:1966年6月30日、静岡県清水市横砂現:静岡市清水区横砂東町)の民家で、味噌製造会社の専務一家4人が殺害されて集金袋が奪われ、此の民家が放火された強盗殺人&放火事件の通称
被告人として起訴された袴田巌に対し、1980年に死刑の有罪判決確定したが、袴田氏は冤罪を主張しており、死刑確定後、再審請求を続けていた。其の結果、2023年に再審開始が決定。翌2024年に掛けて死刑確定事件としては戦後5件目となる再審が行われていた。
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昨日、静岡地裁が袴田巖氏(88歳)に対して、無罪を言い渡すと共に、捜査機関による証拠捏造を認定した。此方に詳しく記されているが、「袴田氏を犯人とするには、余りにおかしい点が多い。」ので、個人的に「此の事件は冤罪で在り、袴田氏は無罪にされるべきだ。」と思っていた。なので、今回の判決は当然だし、捜査機関による“3つの捏造(①袴田氏が自白した検察官調書。②確定判決で犯行着衣とされた「5点の衣類」。③袴田氏の実家で見付かった5点の衣類の端切れ。)”認めたというのは、良い意味で踏み込んだ物と評価している。

58年という想像を絶する程の長期間、冤罪と闘って来られた袴田氏及び彼の姉・ひで子さんの心労如何許りだったか。特に死刑に怯え続けて来た袴田氏の事を思うと、死刑制度賛成派の自分だけれど、『冤罪の可能性は、徹頭徹尾排除されないと駄目。』という思いを改めて強くした。

閉廷直前、静岡地裁の國井恒志裁判長が、出廷を事実上免除された袴田氏に代わり、全ての審理に参加して来た姉・ひで子さんを自身の直ぐに呼び、判決に時間が掛かり、とても申し訳無いと思っています。と謝罪した上で、ひで子さんが初公判で「弟・巖に、の自由を御与え下さい。」と訴えた事を受け、「自由の扉は、ちゃんと開けました。、無罪は確定しないと意味が在りません。もう暫く御待ち下さい。ひで子さんが健康で居られる事を、心から祈っております。」と声を震わせ、言葉に詰まり乍ら語り掛けた事が報じられていた。國井裁判長の言葉を受け、ひで子さんは涙ぐんでいたという事だが、実に“”を感じる言葉だ。

そういう情を感じさせる人が居る一方で、情を全く感じない人も居る。常軌を逸しレヴェルパワハラ御強請り疑惑に関する「兵庫県庁内部告発文書問題
」で、9月19日に不信任決議案が全会一致可決された斎藤元彦兵庫県知事も、そんな1人だ。

疑惑の数々に対し、無表情の、完全否定して来た彼。「異常な程の圧力を掛け続けた事で、告白者が追い詰められ、自殺するに到った。」というのに、其の“道義的責任”を問われても、「道義的責任が何か、私には判らない。」と真顔で言い放つ在り様自殺した告発者に対しては涙一つ浮かべない一方で、自身のプライドが許さない事に関して“だけ”は涙を浮かべるという、情の欠片も感じられない、“冷酷無情”という言葉が当て嵌まる御仁 

失職した上、出直し知事出馬する事を明言していた。」が、「僕ちゃんは、何1つ悪くないんだも~ん!」という事なのだろう。情が欠片も無い上に、厚顔無恥さも極まれだ。


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