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「温暖化 今世紀末、洪水3倍」(3月18日付け東京新聞【朝刊】)
地球温暖化の影響で、今世紀末の日本の年間の洪水被害額が、最大で20世紀末の3倍以上の約6,800億円に達し、砂浜は全国の85%が消失する等、幅広く悪影響が出る事を予測した報告書を、環境省の研究チームが17日、発表した。年平均気温は20世紀末に比べて3.5~6.4度上昇するとしている。
今世紀半ばには暑さが原因で死亡する人が全国的に2倍以上に増え、亜熱帯の果樹が首都圏で栽培出来る様になる等、健康や農業にも影響が出る。
会見で研究チームを率いる三村信男・茨城大教授は「3.5~6.4度は非常に高い。」と指摘。「本当に起きるかは、社会の選択に掛かって来る。」として、温室効果ガスの排出削減を促した。一方で「気温上昇を低く抑えられるとしても、現在を上回る悪影響が考えられる。」とも述べ、被害軽減策の重要性を訴えた。
報告書は都道府県毎に、分野別の影響を初めて示した。自治体の政策作りに生かされる。
チームは、気候変動を予測する4種類のコンピューター・モデルを活用し、日本で水害や食料等の分野毎に、20世紀末と比較して何の様な影響が出るか試算した。
此の結果、今のペースで温室効果ガスの濃度が上がる最悪ケースでは、今世紀末の年平均気温は、23道府県で5度以上上昇する可能性が高い事が判った。
強い雨の頻度が増し、洪水被害額は、特に東北、中部、近畿、四国地方で2倍を超える可能性が高い。
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地球温暖化の影響が疑われる異常気象が、近年、世界中で増加している様に感じる。日本も同様で、先月、2度も大雪に見舞われた関東地方等、未曽有の天災が増えているのは気になる所だ。
飽く迄も「予測」とは言え、「今世紀末の日本の年間の洪水被害額が、最大で20世紀末の3倍以上の約6,800億円に達し、砂浜は全国の85%が消失する。」とか、「今世紀半ばには暑さが原因で死亡する人が全国的に2倍以上に増える。」というのは空恐ろしい物が在る。