ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

The more you have, the more you want.

2012年03月18日 | 時事ネタ関連

ブログ悠々遊きまぐれ写真館」の運営者「悠々遊」様は筋金入りの切手蒐集家で在られたのだが、切手が乱発される状況等に嫌気が差し、「切手蒐集」から引退する決意を固められた事は、以前の記事で紹介した。新たに蒐集するのは止められただけで、切手其の物に対する愛情が失せた訳では無いというのが、切手蒐集に夢中になっていた過去を持つ自分としてはホッとさせられる事。

 

そんな悠々遊様が、「埋め草 天文切手1」という記事を書いておられた。海外で発行された切手を紹介されているのを拝読し、「そう言えば、海外にはユニークな切手が結構在ったっけ。」と、様々なユニーク切手を思い浮かべた自分。

 

1970年には「日本万国博覧会」が開催されたが、何故かリベリアでは此のイヴェントを記念した切手が発行された。其の絵柄として描かれたのは、歌手の三波春夫氏。同博覧会のテーマ曲「世界の国からこんにちは」()を歌っていた関係で、彼が歌っている姿が採用されたのだが、日本の芸能人が海外の切手に登場したのは、此れが初めての事だったとか。

 

又、「ユニークな切手を多く発行している国」と言えば、パッと思い浮かぶのはブータン。「ソノシート切手」や「金属製切手」、「布製切手」、「3D切手」等々、「良くもまあ、こんなユニークな切手を考えたものだ。」と感心してしまう訳だが、此方の情報によると4年前には遂にCD切手」が発行されたのだとか。いやあ、恐れ入った。

 

閑話休題

 

*********************************

宝籤8,000万円!なのに生活補助で非難囂々」(3月16日、zakzak

 

ミシガン州管轄する籤で100万ドル(約8,000万円)を当てた女性が、其の後も5ヶ月間、生活困窮者に州が支給する月200ドル(約1万6,000円)のフード・スタンプ(食料等を買える金券)を受け取っていた事が判明。地元の新聞は「金の在る人間程、更に強欲になるという事だろうか。」と報じた。

 

女性はアマンダ・クレイトンさん(24歳)。100万ドルを当てた彼女は、50万ドルを銀行に預金し、裕福な生活に入った。其の一方で、フード・スタンプを貰い続けている事が判明した。

 

地元テレビのインタヴューを受けた彼女は籤に当たった後、支給が無くなるかと思ったけれど、其の後もスタンプをくれたので断らなかっただけ。私は今も職が無いし、2軒の家賃を払っているので生活には困っているんです。強弁

 

母親も良い事だとは言わないけれど、法律に違反していないんだから、関係無いでしょう。

 

フード・スタンプは本来、家族4人で月収が2,500ドル(約20万円)以下の人を対象にしている。

 

彼女の収入がで在る事は事実だが、フード・スタンプの理念からは、掛け離れている。州の保険福祉事務所は彼女に対する支給を止め、同時に彼女の様に可成りの財産が在り乍らフード・スタンプを受け取る事を取り締まる法律を作る準備を始めたと言う。

*********************************

 

今日に2,800を超える記事を書いて来たので、中には「過去に使ったタイトルを再度使ってしまったケース」も在りそうな気がする。今日のタイトル「The more you have, the more you want.」も、以前にタイトルとして使った様な気もするが、此れは大昔に英語の構文として覚えた物で、「人は持てば持つ程、益々欲しくなるもの。」という意味。

 

先月、「内で2つの風俗店を経営し、1日で100万円近くも売り上げた事が在る47歳の男性が、生活保護費約200万円を不正に受給していた。」という事で、詐欺容疑の逮捕された。報道によれば、彼には約4千万円の資産が在ったと言う。「収入や資産が無く、体調も悪かった。詐欺では無い。」と此の男は主張したそうだが、約4千万円も資産が在ったのに生活保護を受給していたというのは、詐欺以外の何物でも無い。

 

今回の女性に関しては、違法行為では無いものの、道義的にはどうかと思う。「無収入」という面では「フード・スタンプを貰える権利在り。」なのだろうが、宝籤で大金を当てて、2軒分もの家賃を払える状況で、「私は困窮しています。」というのは通じない。「The more you have, the more you want.」で在る。

 

少し前迄世間を騒がせていた「オセロ・中島知子さんの洗脳騒動」では、洗脳した人間から資産を巻き上げる女占い師の存在が取り上げられていたが、彼女のみならず彼女の親族迄もが、一緒になって集り続けていたというのは、もう呆れ果てる許り。今回の女性の母親は「法律に違反していないんだから、関係無いでしょう。」と言い放ったそうだが、女性占い師の親族といい、身内も腐り切っている。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 「神様のカルテ2」 | トップ | 高くなった意外な理由 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (悠々遊)
2012-03-18 20:07:36
ご紹介に預りました悠々遊でございます(笑)。
今ではオリンピックや万博など国際的なイベントがあると、開催国以外でも関連切手が発行されるようになりましたが、以前はこのような関連切手を出す国は、切手を外貨獲得の手段にするような、資源を持たない貧国だけだったような気がします。

宝くじで大金を手にした女性。この女性にしてみれば、たまたまの幸運で大金を手にしただけで、それ以外の事情は何も変わっていない。無職だし決まった収入も無い、という心情なのでしょう。まあ、分からなくも無いけれど、フード・スタンプのそもそもの趣旨から言えば、同義的にはペケでしょうね。
返信する
>悠々遊様 (giants-55)
2012-03-19 01:27:35
書き込み有り難う御座いました。今回は此方にレスを付けさせて貰います。

表現は良く在りませんが、嘗て異国のイヴェントに関する記念切手を発行する国となると、一般的には「其の国、何処に在るの?」といった感じの知名度が低い国が殆どだった様に思います。「余り馴染みの無い国=経済的に取り残された国」という様な面が在り、悠々遊様も書かれている様に、外貨獲得の一環として発行というのは在ったのでしょうね。

社会的な制度を新たに構築する場合、其のシステムはシンプルで在れば在る程、無駄な費用が掛からなくて済む。色々な縛りを設けると、其のチェックの為に余計なコストが嵩み、結果としては縛りが無い儘のシステムの方が総コストは低かったりも。だから本当はシステムを極力シンプルにし、「悪用はしない。」という性善説に委ねるのが理想なのでしょうが、哀しいかな人間は欲に目が眩んでしまうもので・・・。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。