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「安倍首相『参院選に勝つ。親の敵の様な物。』」(4月20日、読売新聞)
安倍首相は20日、参院山口選挙区補欠選挙(28日投開票)の自民党公認候補を応援する為、地元の山口県に入った。
第1次内閣を含め、首相在任中の「御国入り」は初めて。首相は山口市内で開かれた首相就任祝賀会に出席し、前回の在任時に惨敗した2007年参院選に触れ、「(今夏の)参院選に勝つ。親の敵の様な物だ。(議席を)取り戻さなければ、死んでも死に切れない。」と挨拶した。21日は県内5ヶ所で街頭演説を行う。
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「プライドが高過ぎる。」、「余りにも幼さを感じてしまう言動」、「異常な迄の形式主義。」等々、「安倍晋三」という人物には、“首相”として大きな不安を感じ続けている。「一国の長なのだから、其の言動からは『私事』を極力排除し、『公事』を最優先させるべき。」と思うのだが、彼の言動からは「私事」を最優先させている様に感じられる事が多く、今回の「親の敵」という表現も、其の証左と言える。
「前回の政権は、屈辱的な形で放り出す事になってしまった。今夏の参院選で圧勝し、長期政権を成し遂げる事で、リヴェンジを果たしたい。」という気持ちは理解出来ないでも無いが、首相という立場を考えれば、「私事」を前面に打ち出すのはどうかと思う。正直と言えば正直なのかもしれないが、首相としては幼稚と言わざるを得ない。
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「NHKのコメンテーターレベルお粗末すぎ。藻谷氏といい藤原氏といい今まで言ってきた事もう一度検証したら恥ずかしくて人前にでれないでしょう。藻谷氏はデフレの原因は人口減少とか本に書いてましたが、人口減ってもデフレに陥っていない国はいくらでもあります。この前フジテレビで完全論破しましたが、恥を知れといいたいですね。香山リカ氏は論外。」
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昨年12月22日、安倍首相が自身のFacebookにアップした記事だ。ネット上で此の記事の事を知った時は、「成り済ましじゃないの?」と疑った。「一国の長が『完全論破しました。』とか『恥を知れ。』なんぞと、余りにも子供染みた記述を、“公の場”でするとは信じられなかった。」ので。
しかし、確認してみると事実で、心底情け無くなってしまった。「異常な迄に『勝ち負け』に固執する人」というのは、世の中に少なからず存在する。「“常識で考えれば”、勝ち負けがハッキリする(させられる)様な類いじゃない事柄。」でも、向きになって勝ち負けを決めようとする訳だが、傍から見ていると「滑稽」だし、「幼稚さ」以外の何物も感じられない。市井のおっさんの言動ならば「仕様も無いなあ。」と苦笑で済まされ様が、一国の長ならば話は別。*1「恥を知れ。」という野卑な記述といい、「安倍晋三」という人物の「狭量さ」を改めて感じた。
東ではテリー伊藤氏、西ではやしきたかじん氏という影響力の在る有名人を手懐け、自身のイメージアップ戦略を考え出したのは、腹心の世耕弘成議員(元NTTの“広報”担当)か、飯島勲氏(小泉純一郎元首相の元秘書)辺りだろうか?長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に対する国民栄誉賞授与が明らかになる前、テリー伊藤氏に安倍首相から電話が在ったそうだ。「国民栄誉賞の発表の一寸前に、安倍さんから直々に電話を貰った。『テリーさんは長嶋さんの大ファンだから、御知らせします。』と。吃驚したと同時に、嬉しかったですね。」とテリー氏は語っていたが、(以前、石原慎太郎氏を大批判していた癖に、本人を目の前にしたら、「此れ以上出来ないだろう。」という位に媚び諂った過去を有する等。)「日和見主義」を絵に描いた様な彼に恩を売り、味方に取り入れれば、自身のイメージアップなんてちょろい物と考えたのではないかと推測するが、案の定、先日にはテリー氏が司会を務める番組に安倍首相が出演し、歯が浮く様な御追従三昧に終始した様だ。
「今夏の参院選で圧勝すれば、憲法改正を含めた『自分の趣味の世界』を推し進められる。」と、参院選の勝利しか頭に無い様な安倍首相。「アベノミクス」なる言葉に踊らされ、気付いた時には「こんな酷い事になるとは・・・。」と多くの国民が悔やむ“未来”を懸念する。
*1 「自身にとって不都合な対象に対し、“信者達”が“違法な嫌がらせ”をする事を煽る様な遣り方。」も含め、個人的には「史上最悪の首相」と認識している。自民党の中にも“大人の政治家”は居るし、そういう人達が何故、安倍首相の幼稚過ぎる言動を諌めないのか、不思議でならない。こんな幼稚な言動を繰り返す様では、百戦錬磨の海外首脳達と丁々発止の遣り取りなんぞ、出来る訳も無いだろう。
参謀が居るor居ないの違いは在りそうですが、安倍首相と橋下市長って、似てる部分が多い気がします。「メディアを使っての、イメージ戦略が上手い。」、「狭量」、「異常な迄の形式主義」、「唯一無二的な思考」等々。敢えて違いを言えば、橋下市長には其れなりの思慮深さが感じられなくも無いけれど、安倍首相には全く・・・という所かと。
以前から何度も書いている事ですが、日本人って「極端に思考が振れる国民性」を有していますよね。「目先の利益だけを追求し、箱物の濫造を許した結果、莫大な借金を抱え込んだ。」事に憤りを覚えていた筈なのに、アベノミクスなる実態が怪しげな言葉に踊らされて、「更なる借金を抱え込む。」事を支持しているというのは、本当に不思議。短期的には景気は上向きになるかもしれないけれど、其れで国民生活が豊かになるとは現状思えないし、尚且つ長期的には国が立ち行かなくなる可能性も在ると言うのに・・・。
昨夜、「NHKスペシャル『家で親を看取(みと)る その時あなたは』」という番組を見ました。概要は、次の通り。
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超高齢化が進む国は「看取(みと)りの場所」を「病院」から「在宅」へと転換する政策を強化している。しかし、病院で亡くなる人が当たり前の現代に、「看取る」ことを委ねられた家族には、戸惑いが生じている。徐々に衰弱していく姿を前に苦しむ人や、延命医療と“尊厳ある死”の間で悩む人も。2025年までに75歳以上の高齢者が全国で最も増加する横浜市を舞台に、家で看取る家族のさまざまな葛藤を記録するドキュメント。
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高齢の親を自宅で介護し、心身共に疲弊する子供の姿。「国に全て面倒看て貰う。」という時代では無いのは判っているし、個人で何とかしなければいけないのも判っているけれど、でももう少し国が何等かの手を差し伸べないと、此の国はおかしくなってしまうと思う。そんな現状なのに、「最優先課題は憲法改正です!」と主張し、イメージアップの為のパフォーマンスに明け暮れている一国の長。何かおかしいです。
また政治家としては毎日テレビに出てる人をスポークスマンにしたら効果絶大でしょうね
今回のチョウ&ゴジの国民栄誉賞なんかまさに首相&自民党による国民栄誉賞の政治利用(人気取り)の何物でも無いですよね
いつもの様に話が脱線しますがなぜ戦後の日本の最大のスポーツヒーローの力道山に国民栄誉賞をあげないのでしょうか?
敗戦で打ちのめされた日本人に生きる希望と自信を取り戻した力道山
もし交友関係に問題が有るなら美空ひばりは100%もらう資格が有りません
まぁアンダーグラウンドのプロレス(プロレスラー)が世間から認知されたら魅力が半減すると言えば言えますね
消費税増税に当たり、軽減税率導入の可否が言われていますよね。「高級品や嗜好品には高い消費税を課し、生活必需品には低い消費税率を課す。」というのは個人的に賛成なのですが、唯、「『高級品や嗜好品』と『生活必需品』との“線引き”が難しい。」のも事実。実際に軽減税率が導入されるとなると、「高級品や嗜好品の製造者&販売者」が「政治家」に近付き、高い消費税を課せられない様に“圧力”を掛けて来るだろうし、其の結果として妙な癒着が出来上がる事でしょうね。
国民栄誉賞も同様で、明確な授与規定が無い上に、過去に遡ってしまうと、関係者からの圧力やら癒着が懸念されます。
戦後、暗い世相に光明を与えてくれた力道山氏は国民のヒーローだったし、国民栄誉賞授与もおかしくないと思います。でも、「与えるタイミング」と「授与規定」が曖昧な事を考えると、難しいだろうなあという気持ちも。