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「掛け湯せず湯船に・・・注意され立腹、10発殴る」(11月24日、読売新聞)
客として訪れた銭湯で、別の客を殴り、怪我を負わせたとして、三重県警伊賀署は22日、伊賀市緑ヶ丘本町、マッサージ店手伝いの男(34歳)を傷害の疑いで緊急逮捕した。男は犯行を認めている。
同署の発表によると、男は、同日午後6時20分頃、同市久米町のスーパー銭湯「癒やしの里伊賀の湯」の男湯の脱衣場で、客で来店していた同市、無職男性(39歳)の顔面を、拳で約10発殴り、怪我をさせた疑い。男性は両頬の骨を折り、約1ヶ月の怪我。
男が、掛け湯をせずに湯船に入ろうとして、男性に注意された事に腹を立て、口論となった後、脱衣場で男性を殴ったと言う。
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「温泉」を売りにしたスーパー銭湯が近場に幾つか在るので、良く足を運んでいる。「四季」と同様、「温泉文化」が存在する事も、「日本に生まれて良かった。」と感じる理由だ。
今回の事件、「加害者の男性が、掛け湯をしないで湯船に入ろうとした。」事が発端だけれど、被害者の男性が注意をした事自体(言い方が悪かった可能性は、否定しないけれど。)は当然の事。近年、スーパー銭湯で、矢張り掛け湯をしないで湯船に入る輩を目にする機会が増えており、自分も非常に気になっていたから。
年端の行かない子供なら未だしも、良い歳をしたおっさんや爺さんが掛け湯をしない儘、平然と湯船に入るというのは、全く理解に苦しむ。「ウォシュレットを使っているから、問題無い。」という事なのかもしれないが(使っていない人も多いだろうに。)、大小便をした身体を洗う事無く、湯船に入るなんて在り得ないだろう。
「身体を洗って湯船に浸かり、湯船から出て“外”で身体を冷やしてから、改めて湯船に浸かる。」というケース“も”考えられ、軽々に“掛け湯をしないで湯船に入る人”を注意し難いという状況も在る。実際、「掛け湯をしていないで湯船に入ろうとしたのを注意され、『入り直しなのだから、問題無いだろ!』と逆切れしている場面。」に出会した事が。どう見ても入り直しでは無い、即ち全く掛け湯をしないで入っている感じだったが・・・。
入り直しで在ったとしても、掛け湯をして湯船に入るというのは“最低限の礼儀”だと思う。掛け湯をしないで湯船に入る人達は、自宅でも同じ事をしているのだろうか?「外では矢鱈とポイ捨てをしているのに、自宅を汚される行為は一切しない(許さない)。」というのと同様、「自宅ではきちんと掛け湯をするけれど、スーパー銭湯では一切しない。」というのでは、「身勝手極まり無い。」と言われても仕方無いだろう。
昔から「キレる人」っていうのは居ましたけれど、そういう人の割合が増えている様には感じるし、キレるラインというのが総じて低くなって来ている気はしますね。「え!?こんな程度の事でキレルの!?」という感じの事が多く、其の事に驚かされたり。
年端の行かないガキんちょならいざ知らず、良い歳をした大人が公の場でキレ捲っている姿を晒す程、無様な事は無いと思うのですけれどね。
昔じゃあ考えられない様な、実にレヴェルの低い注意書きが増えてますね。スーパー銭湯での注意書きで言えば、「置いてあるドライヤーは持ち帰らないで下さい。」とか「トイレットペーパーを持ち帰る人が居ますが、止めて下さい。」なんていうのも「何だかなあ・・・。」と思いますが、「風呂場に置かれているシャンプーやボディー・ソープの“中身”を持ち帰らないで下さい。」なんて注意書きを目にした時には、「其処迄“落ちてしまった”人も居るんだ。」と唖然とさせられました。
昔は銭湯にシャンプーリンスは常備されていなくて、買ったり、持って来ていたのでは?
以前にも書いたのですが、所謂「銭湯」という場所に行った経験が皆無に等しく、成人を迎える迄で言えば、従兄弟達と連れ立って鹿児島に行った際、初めて入った小学生時代が最初で最後でした。
ですので記憶が非常に怪しいのですが、固形石鹸は在ったけれど、確かにシャンプー類は無かった様に思いますね。
固形石鹸をハッキリ覚えているのは、置かれていたのに毛(陰毛?)が何本か付いていて、「汚ねーなあ・・・。」と子供心に感じたからです。