************************************************
「去年1年間の認知症の行方不明者が1万8,709人 10年で略倍増 行方不明者の総数は2年連続増加」(6月22日、TBS NEWS DIG)
去年1年間に全国の警察に届け出の在った認知症の行方不明者は凡そ1万8,700人で、統計を取り始めた2012年以降、此の10年間で略倍増している事が、警察庁の纏めで判りました。
警察庁によりますと、去年1年間に警察に届け出が在った認知症の行方不明者の数は、前の年よりも1,073人増えて1万8,709人となり、統計を取り始めた2012年の9,607人から、10年間で略倍増し、最多を更新しました。
此の内、男性は1万314人、女性は8,395人で、年代別では60代が938人、70代が6,968人、80代以上が1万670人でした。
77.5%が届け出を受理した当日に、99.6%が受理から1週間以内に所在が確認されているという事です。
又、認知症も含めた行方不明者の総数は、前の年よりも5,692人増えて8万4,910人で、2年連続で増加しています。
年代別では20代が最も多い1万6,848人、次いで10代が1万4,959人と、10代と20代が行方不明者全体の凡そ4割を占めています。又、80代以上は1万3,749人でした。
警察庁は、認知症による行方不明者が年々増えている事を踏まえ、早期発見に向けて自治体等と連携を強化したいとしています。
************************************************
昨年1年間、全国の警察に届け出が在っただけでも、「認知症を罹患した行方不明者数は1万8,709人、認知症罹患者を含めた行方不明者数は8万4,910人。」との事。詰まり、「認知症を罹患した行方不明者は約51.2人/日、認知症罹患者を含めた行方不明者だと約232.6人/日」も発生している計算になる。
自ら望んで行方不明になっている(で在ろう)人達の場合は、見付け出すのが難しそうだが、認知症を罹患した行方不明者の場合は見付け出す可能性が高そうだから、警察が届け出を受理してから1週間以内に99.6%と、非常に高い割合で所在が確認されているのだろう。でも、其れでも1週間以内に所在確認出来なかった人が「75人」存在したという事だが。