昨年10月7日にイラン南東部で武装集団により誘拐された男子大学生(23歳)が、無事解放された。事件発生から解放に到る迄に8ヶ月も要した事には賛否両論在ろうが、「どんな状況&理由で在れ、自国民の無事救出を最優先させるというのが、まともな国家としての責務。」と自分は確信しているので、今回に関しては日本政府の地道な交渉を評価したい。(実際には、イラン政府に全てを丸投げしていたのかもしれないが。)
ニュース映像を見る限り、拘束されていた学生が元気そうだった事にホッとした。唯、これだけ長期間に亘る拘束が、彼の肉体及び精神に多大な影響を与えている可能性も充分在り、帰国以降は周りがそれなりのケアをして上げて欲しい。と言うのも、自分は22年前に起こった或る誘拐事件の事が忘れられないからだ。
1986年11月15日、フィリピンで発生した「三井物産マニラ支店長誘拐事件」。当時、三井物産マニラ支店長だった男性が、新人民軍(NPA)のメンバー5人に誘拐された事件。結局無事解放されたのは、それから4ヶ月強過ぎた翌年3月31日の事。誘拐中に送り付けられて来た脅迫状や写真等から、被害者に対して激しい虐待が為されているのではないかと懸念されたが、解放された際には怪我等が無いという事でホッとしたものだった。そして彼は、帰国後も三井物産で勤務を続ける。
しかし解放から2年も経たない1989年2月9日、彼が病気で亡くなったとの報道。55歳という若さでの死だった。元気そうに見えたが、4ヶ月余りの拘束生活は、彼の肉体&精神を確実に蝕んでいたのだろう。この時の衝撃が強かっただけに、今回の学生への今後のケアが気になるのだ。
ニュース映像を見る限り、拘束されていた学生が元気そうだった事にホッとした。唯、これだけ長期間に亘る拘束が、彼の肉体及び精神に多大な影響を与えている可能性も充分在り、帰国以降は周りがそれなりのケアをして上げて欲しい。と言うのも、自分は22年前に起こった或る誘拐事件の事が忘れられないからだ。
1986年11月15日、フィリピンで発生した「三井物産マニラ支店長誘拐事件」。当時、三井物産マニラ支店長だった男性が、新人民軍(NPA)のメンバー5人に誘拐された事件。結局無事解放されたのは、それから4ヶ月強過ぎた翌年3月31日の事。誘拐中に送り付けられて来た脅迫状や写真等から、被害者に対して激しい虐待が為されているのではないかと懸念されたが、解放された際には怪我等が無いという事でホッとしたものだった。そして彼は、帰国後も三井物産で勤務を続ける。
しかし解放から2年も経たない1989年2月9日、彼が病気で亡くなったとの報道。55歳という若さでの死だった。元気そうに見えたが、4ヶ月余りの拘束生活は、彼の肉体&精神を確実に蝕んでいたのだろう。この時の衝撃が強かっただけに、今回の学生への今後のケアが気になるのだ。
拘束されていた青年が斬首されてしまったニュース、あれは本当にショックでした。諸々の状況を考えれば問題が無かった訳では無いけれども、だからと言ってその事で「殺される事の正当性」には絶対に為り得ない。今回の救出は本当に良かったと思うし、「自己責任」という名の下に“総リンチ”的な声が広がらなかった事にもホッとしております。
私も書きませんが
被害者は比較的珍しい苗字だったので
記憶に残っています。
そして早くにお亡くなりになられたのを
新聞で知りそれも驚いたものです。
今後のケアも難しそうですね。
とりあえず身体的なチェックと
カウンセリングなどでしょうか。
ともあれ無事でよかった。
ゆっくり実社会に、復帰されますよう。