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「男性教諭の懲戒免職検討、神戸同僚虐め、最多項目を認定」(2月22日、共同通信)
神戸市立東須磨小の30~40代の教諭4人が同僚を虐めていた問題で、市教育委員会が4人の内少なくとも男性教諭1人を懲戒免職処分にする方向で検討している事が22日、関係者への取材で判った。市教委は分限懲戒審査会に加害教諭や管理職の処分内容を諮問し、月内に正式決定する方針。
市教委が設置した調査委員会は計125項目の暴言や暴行を認定した報告書を21日に公表。関係者によると、被害者の男性教諭(25歳)に激辛カレーを強要し、日常的に「屑。」、「死ね。」と暴言を浴びせる等、最多の89項目が認定された30代男性教諭を免職とする方向で調整している。
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「東須磨小学校の男性教諭が、同校の教諭4人から執拗な虐めを受けていた。」事が大きく報じられたのは、昨年の10月頭だった。其の際に書いた記事「こんな人達は、教師を続けては駄目!」で書いた様に、「“明らかに問題の在る教諭”はどんどん辞めさせなければ駄目。“明らかに問題の在る教員”というのが、“国にとって不都合な教員”となってしまうのは問題が在るので、『教育現場の中から、そういう仕組み作りをする。』必要が在る。」というのが自分の考え。
大きく問題が取り上げられてから、既に4ヶ月経つ。映像や証言等、加害教諭達の“犯罪性”は明々白々なのに、何故こんなにも処分に時間を必要とするのか?又、「懲戒免職処分を予定しているのが、少なくとも1人。」という事だが、して来た事の陰湿さや子供達を導く立場という事を考えると、4人全員懲戒免職処分で良いのではないか?一般企業ならもっと早く、そしてもっと重い処分が下される案件だと思う。「遅過ぎて甘過ぎる処分。」と言わざるを得ない。
仮に今の学校から放逐されたとしても、“横の繋がり”が希薄とされる教育現場では、16年前の記事「教師の恐喝事件、闇に葬られる」で書いた“連続暴行魔”の様な教諭の如く、他の都道府県で何事も無かったかの様に、“教諭として”働き続ける事が可能。「加害教諭4人全員から、“働く場所”を完全に取り上げろ!」なんて主張する気は全く無いが、少なくとも教育現場に再び立たせてはいけないと思う。