しあわせ仮面とか

様々な動画や音声等がアップロードされているYou Tubeでは、「よもや再び、視聴出来るとは思ってもいなかった。」と感動してしまう、実に懐かしい動画や音声等に出会す事が少なくない。

 

学生時代、夢中になって聞いていたラジオ番組「吉田照美のてるてるワイド」の音声が、You Tubeにアップロードされているのを見付けた時も可成り感動してしまった。（音声１、音声２、音声３、音声４）

 

此の番組は本当に大好きで、色んなコーナーにネタを書いた葉書を送り、何度か採用されて番組内で読まれた事も在る。当時は“聖子ちゃん”の大ファンだったので、同番組内で放送されていた「松田聖子のピンクのスニーカー」は欠かさず聞いており、此の音声（音声５）を再び聞けたのは本当に嬉しい。

 

「吉田照美のてるてるワイド」が当時の若者達を魅了した要因は幾つか在ろうが、ユニークなコーナーが多かった事も其の１つだろう。「しあわせ仮面」のコーナーも、個人的には好きだった。

 

「都市伝説」というのが在るが、「しあわせ仮面」は同番組が“作り上げた”都市伝説。「『丸』の中に『し』の字が書かれた覆面を被った『しあわせ仮面』なる正体不明の人物が、全国各地に出没している。」というコンセプトで、リスナー達が“目撃談”を番組当てに次々と送られて来る。時には「森田一義アワー　笑っていいとも！」（動画）の冒頭、新宿アルタ前の広場をカメラが映し出した際、しあわせ仮面と思しき人物が映り込んでいた事も在った。放送中のスタジオに短パン姿のしあわせ仮面が乱入し、吉田氏と少しだけ遣り取りした事も在ったが、其の声はどう考えてもせんだみつお氏だったっけ。

 

しあわせ仮面の存在が広く知れ渡ったかどうかに付いては何とも言えないが、嘗ては「都市伝説から生まれ、大流行した人物。」というのが結構居た様に思う。此方で色々「都市伝説」が紹介されているけれど、口裂け女やトイレの花子さんは確かに大流行した。又、記憶から抜け落ちていたが、ナンチャッテおじさんも“ネタとして”大流行したのを思い出した。

 

ゴム人間等も在るには在るが、近年は昔程に大流行する「都市伝説上の人物」が現れていない気がする。インターネットの普及等、昔よりも遥かに「都市伝説が拡散する土壌」は出来上がっている様に思うのだが、逆にインターネットが普及した事で、都市伝説が打ち消されてしまうスピードも速まっているのかもしれない。