*****************************************
「井上ひさしさん密葬が自宅でしめやかに・・・」(4月12日、日刊スポーツ)
9日に肺癌で亡くなった作家の井上ひさしさん(享年75歳)の葬儀・告別式が12日、神奈川県鎌倉市内の自宅で密葬で行われた。正午から約1時間、近親者のみが参列して亡き骸に寄り添った。棺を乗せた車が公道に出る際には、近隣の住人約10人が手を合わせ、別れを惜しんだ。
喪主を務めたユリ夫人が助手席に乗り、その他の親族はタクシーに分乗し、火葬場へ向かった。近所に住む79歳の女性は「今朝、奥様から御電話を戴いて、香典や御花は遠慮させて戴きますと言われました。井上さんは会えば普通に挨拶するし、最近迄歩いている姿を見ていたんですけど・・・。奥様が可哀想です。」と話した。
*****************************************
昨年の12月、肺癌と闘っている事を公表した井上氏。その後、「経過が余り思わしくない。」という記事を目にして心配していたが・・・。
「手鎖心中」に「青葉繁れる」、「ドン松五郎の生活」、「日本亭主図鑑」、そして「吉里吉里人」と、読破した彼の著作は決して多いとは言えないけれど、ユーモアを感じさせる文体が印象的な小説家だった。小説家としても超一流だったけれど、子供向け番組の脚本家としても超一流の人だったと思っている。「ひょっこりひょうたん島」(動画)や「ピュンピュン丸」(動画)、「ムーミン」(動画)、「ひみつのアッコちゃん」(動画)、「アンデルセン物語」(動画)等、幼き頃の自分が夢中になって見ていた多くの番組の脚本を担当。これ等の番組の中には井上氏が作詞した歌が使われているケースも在り、「ひょっこりひょうたん島」や「ムーミンのテーマ(ねぇ!ムーミン)」、「ひみつのアッコちゃん」、「すきすきソング」(動画)、「Mr.アンデルセン」、「キャンティのうた」(動画)、「ズッコのうた」(動画)等、今でも忘れられない歌がずらっと並ぶが、自分の中で一番好きなのは「ムーミン」の中でスナフキンが歌う「スナフキンのうた」(動画)。「雨に濡れ立つ おさびし山よ♪」で始まる、非常に短い歌なのだけれど、物寂しさを感じさせる詩と曲が実に素晴らしい。これ迄にこの歌を、何度口遊んで来た事か。
合掌。
「井上ひさしさん密葬が自宅でしめやかに・・・」(4月12日、日刊スポーツ)
9日に肺癌で亡くなった作家の井上ひさしさん(享年75歳)の葬儀・告別式が12日、神奈川県鎌倉市内の自宅で密葬で行われた。正午から約1時間、近親者のみが参列して亡き骸に寄り添った。棺を乗せた車が公道に出る際には、近隣の住人約10人が手を合わせ、別れを惜しんだ。
喪主を務めたユリ夫人が助手席に乗り、その他の親族はタクシーに分乗し、火葬場へ向かった。近所に住む79歳の女性は「今朝、奥様から御電話を戴いて、香典や御花は遠慮させて戴きますと言われました。井上さんは会えば普通に挨拶するし、最近迄歩いている姿を見ていたんですけど・・・。奥様が可哀想です。」と話した。
*****************************************
昨年の12月、肺癌と闘っている事を公表した井上氏。その後、「経過が余り思わしくない。」という記事を目にして心配していたが・・・。
「手鎖心中」に「青葉繁れる」、「ドン松五郎の生活」、「日本亭主図鑑」、そして「吉里吉里人」と、読破した彼の著作は決して多いとは言えないけれど、ユーモアを感じさせる文体が印象的な小説家だった。小説家としても超一流だったけれど、子供向け番組の脚本家としても超一流の人だったと思っている。「ひょっこりひょうたん島」(動画)や「ピュンピュン丸」(動画)、「ムーミン」(動画)、「ひみつのアッコちゃん」(動画)、「アンデルセン物語」(動画)等、幼き頃の自分が夢中になって見ていた多くの番組の脚本を担当。これ等の番組の中には井上氏が作詞した歌が使われているケースも在り、「ひょっこりひょうたん島」や「ムーミンのテーマ(ねぇ!ムーミン)」、「ひみつのアッコちゃん」、「すきすきソング」(動画)、「Mr.アンデルセン」、「キャンティのうた」(動画)、「ズッコのうた」(動画)等、今でも忘れられない歌がずらっと並ぶが、自分の中で一番好きなのは「ムーミン」の中でスナフキンが歌う「スナフキンのうた」(動画)。「雨に濡れ立つ おさびし山よ♪」で始まる、非常に短い歌なのだけれど、物寂しさを感じさせる詩と曲が実に素晴らしい。これ迄にこの歌を、何度口遊んで来た事か。
合掌。
木村拓也氏のコメントでの私への理解ある態度に感謝申し上げます!
さて本題に入りますが55さんが挙げられて
いるピュンピュン丸以外知ってるものばかりですよ!
改めて井上氏の偉大さを感じ『昭和』の人が
またいなくなってしまった事に寂しさを感じまますね。
改めてご冥福を申し上げます。
55さんが挙げられました作品にも驚いておりますが自分は10年くらい前の再放送枠で彼のお母様の手記による「人生はガタゴト列車」を見そのドラマに出てくるひさし少年が井上氏の事だと知って驚いた記憶があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%88%E5%88%97%E8%BB%8A
記事内で列挙したアニメの数々、或る時期迄(1980年代位迄?)何度も再放送されていましたので、リアル・タイムでは無く再放送で見た世代の方も結構居られるでしょうね。自分の場合、「ピュンピュン丸」は夏休みに良く再放送で見ていた記憶が在ります。
井上氏が複雑な少年期を送っていたという話は聞き及んでいましたが、今回の報道でその詳細を知りました。
同じく短調の歌でタイトルは忘れましたが、「昨日ムーミンは・・・」で始まり、終わりの方で、「ムーミン谷から・・・」といった歌詞のエンディング曲も脳内に残ってます。
「ボヘミアン」といった雰囲気のスナフキン、あの物憂げな表情も含めて、本当に渋くて格好良かった。
村長様の書かれておられるED曲、「新ムーミン」の「ムーミンはきのう」ですね。歌っておられるのは峰不二子やバカボンのママ、如月ハニー等の声で御馴染の増山江威子さんで、しんみりとした名曲でした。あれも作詞は井上氏だったんですね。
http://lyric.kget.jp/lyric/uo/ty/
http://www.youtube.com/watch?v=3UbJSvPlUcw&feature=related