**********************************************************
「コスプレ著作権ルール化へ 政府、海外展開を後押し」(1月23日、共同通信)
アニメやゲームのキャラクターに扮するコスプレに、著作権使用料が要るの?政府は、海外にも人気が広がるコスプレが著作権トラブルになる事態を防ぐ為、ルール整備に乗り出した。利益が出た場合、著作権法との関係が曖昧な為だ。日本文化を海外に売り込むクール・ジャパン戦略の柱として期待しており、積極展開を後押しする。
日本アニメは海外のファンが多く、コスプレ・イヴェントも増えて来た。コスプレが非営利目的なら著作権法に抵触しないが、写真をインスタグラム等、会員制交流サイト(SNS)に投稿したり、イヴェントで報酬を得たりすれば、著作権侵害に当たる可能性が出て来る。
**********************************************************
元日に放送されたTV番組で、「ジャニーズのタレントがバイトした場合、幾ら稼げるか?」という企画を放送していた。で、1人が「コスプレーヤーとしてコスプレのイヴェントに1回出演したら、幾ら貰えるか?」を試算して貰った所、何と89万円という金額に。“ジャニーズの人気グループのメンバー”という付加価値が非常に大きいのは間違い無いけれど、「コスプレーヤーを所属させ、仕事を手配する事務所。」が存在する事や、具体的な金額は忘れてしまったけれど、そこそこ良い金額が稼げる事に驚いてしまった。
「『世界コスプレサミット』なるイヴェントが毎年開催され、大きな注目を集めている。」という報道を、2年前だかに目にした。コスプレ用の衣装を販売したりする等、コスプレ・イヴェントで発生する利益は結構な物だろうし、売れっ子のコスプレーヤーになると、稼ぐ金額も馬鹿にならない事だろう。そうなると、「コスプレが、著作権トラブルになる事態を避ける。」という事で、政府がルール整備に乗り出して来るのも判らないでは無い。
唯、「“線引き”が難しそう。」という気はする。営利目的、例えばイヴェントに出てコスプレを披露し、報酬を貰ったとする。「パッと見た感じは『鬼滅の刃』の竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)っぽい感じもするが、良く見るとメークや着物の柄等が異なるし、何よりも口に咥えているのが“竹製の口枷”では無く、トイレット・ペーパーの芯。キャラクター名は『江戸時代の町娘』と名乗っている。」なんて場合は、どう判断するのだろうか?「うまか棒のキャラクターが、世界的にも有名なキャラクター『ド〇え〇ん』に見えて仕方無い。」のと同様、判断が非常に難しそうに思うが。