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「不正引き出し『返還求める』」(3月25日、TBS News i)
大規模なシステム障害が続くみずほ銀行の西堀頭取は、一部の利用者が預金残高を超えて不正に現金を引き出していた問題に付いて、確認した場合には返還を求めて行く方針を明らかにしました。
みずほ銀行は大規模なシステム障害が相次いだ為、19日からの3連休に全てのATMを停止する代わりに臨時で全国の店舗を開き、キャッシュ・カードや本人確認書類を持参すれば、1件10万円迄引き出しに応じました。
唯、システム障害によって預金残高を確認出来ないまま、申告額通りの引き出しに応じた為、利用者が残高を超えて不正に引き出したケースが相次いでいた事が判りました。
「(Q.返金を求めて行く?)我々の義務として当然求める事になる。」(みずほ銀行 西堀利頭取)
みずほ銀行の西堀頭取は、不正に引き出した利用者には返還を求める方針を明らかにしましたが、不正な引き出しは全国440全ての店舗で少なくとも2,600件、総額は2億円に上る可能性も在り、回収は困難が予想されます。
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今回のみずほ銀行の大規模なシステム障害は、「東北地方太平洋沖地震被災者への義捐金が、一部の口座に集中した為。」と言う。多くの善意がトラブルを引き起こしてしまったというのは何とも残念な話だが、システム障害に乗じて悪事を働いた輩が少なからず居たというのはもっと残念。中には5店舗から50万円を引き出した者も居るそうだが、不正を為した輩は全て取っ捕まえて全額を返還させて欲しいもの。(こういう不埒な事を為す人間なのだから、「口座に10万円以上の残金が在ると思い込んでいた。」等と平然と言いそうだし、返還要求にも応じなさそうな気はするけれど。)
未曽有の大震災を受け、FXやら先物取引やらで大金を得た者が居るそうだ。他者の不幸で儲ける様な形は個人的に好きでは無いけれど、違法行為という訳では無いし、どうこうは言わない。でも被災家屋や遺体から現金やら宝飾品やらを盗んでいる輩が居るというのは、絶対に許せない。卑劣な「火事場泥棒」以外の何者でも無いから。ビートたけし氏が言い放った「火事場泥棒は撃ち殺して良いと思う。」(動画)という発言は極論に過ぎるけれど、共感出来なくも無い。
ハムぞー様のブログの更新がずっと止まっていましたので、凄く気になっていました。「御忙しいので在れば良いのだけれど、体調でも崩されてはいないだろうか?」等と心配していたのですが、今回書き込みを頂戴した事でホッと致しております。
「停電状態に在る被災地で、家屋に押し入って強姦を働いた男が逮捕された。」というニュースを目にしました。普段の状態ですら許し難い行為なのに、此れ程の大震災の最中に行ったという事が鬼畜の所業としか思えない。法で定められた範囲で、最高刑を下してやりたいです。
こういった許し難い輩が跋扈している一方で、心優しき人達の話を少なからず見聞すると、哀しみの中に光明を感じる。
火事が多かったとはいえ、被災し困っている者への思いが裁きに反映されていたのでしょうか。
今の話に戻ると、人は避難していないからつかまらないとでも思ってやったのでしょうか。
まったく浅はかな話です・・・
どんな組織でも良い人間が居れば、悪い人間も居る。世界の国々に於いても、其れは同様でしょうね。唯、「日本人は他国の人間よりも、規律を守れる民族。」というのは、一般論として間違っていない気がします。
日本人は何故、規律を守れるのか?複合的な理由が其処には在ると思うのですが、「日本人は、他者の目を非常に意識する国民性を有している。」というのも在るのではないかと。「こんな風に見られたらみっともない。」、そういった思いが根底に在り、自律している部分も在りそう。
又、安保闘争で“御上”に押さえ付けられて以降、「どれだけ足掻いても、騒いでも無意味。」という諦観の念も在るのかも。勿論、「他の国民よりも道徳意識が高い。」という面も在るのかもしれませんが。
日本人だっていろんな人間がいるわけだし、最近でこそ災害時の略奪行為は目に付かなくなっているけれど、明治以前には農民一揆や米騒動での打ち壊しなど、たびたび起きていたわけだし、決してただ大人しいだけの民族ではなかったように思うのですが。
理性が働かなくなるような事態に遭遇したとき、その人の本性が現れるのでしょうね。