毎試合毎試合、同じ様な展開で負けているジャイアンツ。選手達が遮二無二プレーした結果ならば、敗戦も致し方無い。しかし残念乍ら、見ている側に必死さが伝わって来る選手は少ないのが現状。投手陣は其れなりに頑張っているので文句は言えないが、情け無いのは野手陣。漫然と打席に入り、漫然とバットを振っているだけにしか見えないのだ。
今季、ホークスとファイターズ以外の打者は、統一球導入で苦戦させられているのは確か。ジャイアンツ打線の不振も、統一球の影響を大きく受けているのだろう。唯、其れならば其れで、色々と対策を講じるのがプロなのではないか？毎度毎度バットを大振りするだけで、呆気無くポップ・フライやゴロに倒れる選手達からは、工夫という物が全く見えない。バントヒットを試みたり、状況に応じて打撃を変えている選手は皆無に等しい。そんな無策無能な選手を使い続けて負けるならば、必死で球に食らい付いて行く様な若手選手を起用して負けた方が、未だ将来に期待を持てる。
「無駄に数だけ多い。」という感じの在る、ジャイアンツのコーチ陣。野手総合コーチの吉村禎章氏と打撃コーチの江藤智氏は、不振から一向に抜け出せない打撃陣にどういう指導をしているのだろうか？少なくともホークスとファイターズの打者達は統一球に対応出来ている訳で、其処から何等かのヒントを得ようと努力して貰いたい。以前にも書いたけれど、名伯楽とは「無闇矢鱈とアドヴァイスする人。」では無く、「どん底に陥った時に、適切でピンポイントなアドヴァイスが出来る人。」を指す。監督やマスメディアが居る時に、「俺は、こんなに一生懸命教えてるんですよ！」とアピールするだけの指導者なんかは不要だ。
其の存在が一番疑問なのは、ヘッド・コーチの岡崎郁氏。日本シリーズで４連敗を喫した際、「野球観が変る程ショックを受けた。」という有名な言葉を吐いた彼だが、ハッキリ言って其の後に「野球観が変ったという程のプレー」を見せる事は無かったと思っている。二軍で指導者として経験を積んで来た事にはなっているが、個人的に「此れといった指導法」が見えず、精神論を矢鱈と口にするタイプの指導者といったイメージしか無い。ヘッド・コーチの就任も「原監督の“舎弟”だから。」という理由が大きかった様に感じ、「監督に意見したりと、嫌われ役に徹する事は出来ないだろうな。」という懸念を、以前自分は書いたりもした。新聞報道を見る限りでは、案の定精神論許り口にしている様で、無能無策なコーチならば不要。此の儘チームが低迷を続ける様ならば、彼の更迭を一番に求めたい。何度も何度も書いている事だけれど、「御友達を集めただけの組織」は駄目！
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もって他山の石となす。ですね。
「チーム状態がやっと上向き加減になって来たというのに、相手がダルビッシュ投手じゃあ完封された挙句、再び打撃陣が調子を崩してしまうんじゃないかなあ。」。昨日「タイガースv.s.ファイターズ」戦が始まる前、自分はそんな事を考えていました。しかし・・・。
日本の大エース・ダルビッシュ投手に土を付けるとは、タイガース天晴れです。此れでタイガースも上昇気流に乗りそうですね。我がジャイアンツは一進一退を続けた結果、Ｂクラスに終わりそうな気がしています。
今季の原采配、個人的には批判する点が余り無い。強硬策に打って出た結果、チャンスを潰してしまうケースが結構目立つけれど、不振を極めるチーム状態を考えると、“冒険”にでてしまう気持ちは判らないでも無いし。問題は工夫が全く見えない打撃陣と、そして何の為に存在しているのか判らないコーチ達でしょうね。
投高打低の原因の一つに、減灯の影響を挙げる人もいます。でも、コーチの責任の方が大きいでしょうね。コーチの数も多過ぎ。
もう一つは、「中畑清がいない」ことでしょうか。ムードメーカー（お調子者）がベンチにいないことも不振の原因かも？
原は笑顔に代表されるように太陽の人です。だから、腹心は原の影を一手に引き受ける者でなければなりません。丁度川上と牧野のように（川上は新聞で川上を大批判した牧野を腹心に抜擢しました）
原が優勝した時は、鹿取、尾花、伊原がいて苦言を呈してました。今はいません。原はもう少し大人になって、自分の行動を制限するような苦言を呈する人を大事にすべきです。
茶坊主コーチ（川口は除く）陣は、寝ないで勉強してほしい。少なくとも選手より血色の良い江藤、吉村は、寝ないで勉強し打開策を見つけろと言いたい。
其の儘書いてしまうと非常に辛辣な内容になってしまうので、（此れでも）オブラートに包む感じで此の記事は書いたのですが、まっす様の書かれた内容は自分が思っていた事と全く同じでしたので、スッとする思いが在りました。
まっす様も恐らくは同じ御考えだと思うし、自分も別の方へのレスで書かせて貰ったのですが、今季の原采配に関しては「致命的なミス」というのが無い様に感じています。ですので原采配自体への批判は、（此れ迄の所は）特に無い。敷いて挙げるならば采配云々では無く、「御友達で周りを固めてしまった。」という事に対する批判。
川上元監督が牧野ヘッドコーチを呼び寄せたのは、仰る様に「仲が良かったから。」なんていう理由では全く無く、「『自分に無い良い部分を持っている』と判断した事。」と「牧野氏が嫌われ役に徹してくれるだろう。」という期待が在ったからだと思っています。
誰しも、自分に対する苦言は出来れば聞きたくないもの。でも、だからと言って「耳に優しい事許り言う様な茶坊主」で周りを固めれば、トップは単なる裸の王様になってしまうだけ。とてもまともな組織とは言えません。
ジャイアンツ時代の王さんが失敗したのも、柴田勲氏等の「御友達」で周りを固めた事が大きかったと思っているし、実際にホークスに移ってからは敢えてジャイアンツ人脈でのコーチ編成を行わなかった事で、チームは強くなったし。
今季は此の儘一進一退を続けた挙句、恐らくはＢクラスに終わるのではないかと思っています。開幕からもう直ぐ３ヶ月が経とうとしているのに、ずっと打撃陣が機能していない。こんなに長期間打撃陣が不振というのは、長いジャイアンツの歴史を振り返っても「最下位に沈んだ１９７５年」以来ではないでしょうか。Ｂクラスに終わっても未だ「コーチ陣には責任が無い！」と庇って首にしないなら、原監督の進退問題に直結し兼ねないと思っています。
今後とも何卒宜しく御願い致します。