宝くじで２００万円ゲット！？

宝くじを定期的に購入する様になってから、もう２５年近く経つ。その間、ナンバーズ４で中当たりを１度だけゲットした事は在ったものの、その他には１万円が最高当選額という自分は、ごく一般的な宝くじファンの一人と言えるだろう。

 

昨夜、就寝前にネットの当選番号案内を開いた。「第３１３回地域医療等振興宝くじ（レインボーくじ）」を散で１０枚買っており、そのチェックをする為だった。何時もの如く、「５千円位当たってないかなあ。」と漫然とチェックしていたのだが、或る番号を目にして心臓が高鳴った。２等２００万円の当選番号「１０７８２８」、そして手持ちの１枚の番号も「１０７８２８」。「嘘だろ！？」という思い。何度も確認するが、番号は完璧に一致している。一瞬、頭に血が逆流したが、直ぐに落胆させられる事となる。「組下一桁６組」という但し書きが在ったのだ。自分の組下一桁は「５組」だった。組違い賞も何も無いので、全くのハズレ。欽ちゃん風に言えば、「バンザーイ！！・・・無しよ。」という事か。

 

ドラマやコントでしばしば目にした光景。宝くじで大当たりしたと狂喜乱舞した挙句、良く良く確認した所、「組み違いだった。」とか「違う回の番号だった。」という事で大ハズレというオチ。そして、かなり前に海外で宝くじで高額当選を果たした男が、勤めていた会社の上司を殴り倒した上、「こんな会社こっちから辞めてやる！」と退職届けを叩き付けたものの、後になって番号違い（違う回の番号を見ていたという事だったか？）で大ハズレであった事を知り、呆然自失状態になっているという作り話の様な本当の話も在った。それ等を見聞する度に、「馬鹿だなあ。」と笑っていた自分が、まさか同じ目に遭うとは思わなかった。

 

「１０７８２８」という数字を何度も何度も見返す。そして、組番号が変わるはずも無いのに、これ又何度も「６組」という表記に目を走らせ、挙句に「もしかしたら誤表記かもしれない。」等と考え他の番号案内で確認し、更に落ち込む自分。嘗て自分が大笑いした姿が其処には在った。全く以ってとんだ笑い種だ(^o^;;;。

 

宝くじで高額当選をゲットした事が無いと書いたが、全くそういった機会が無かった訳ではない。実を言えば、自らその機会を放棄した事が在るのだ。

 

今から１０年以上前の話だ。「街頭で宝くじが売られていたら、買い取るので連番で１０枚買っておいて欲しい。」と頼んでいた事も在って、身内の人間がしばしば宝くじを買っておいてくれていた。或る日、何時もの如く連番１０枚買って来てくれたのだが、たまたまその宝くじは既に自分で１０枚買っていたのだった。財布を覗くと給料前という事も在って、非常に心許無い金額しか残っていない。「どうしようかなあ・・・。」と迷っていると、「自分用には、この宝くじを買ってないので、今回は自分が買っても良いよ。」と身内の声。その声に甘えて、その宝くじは買い取らなかったのだが・・・。

 

その宝くじの１枚が１００万円を引き当てた。それが判った瞬間は、「少しの金をケチったばかりに・・・。」という後悔の念が渦巻いた。唯、身内が当てたという事で、それはそれで良かったと諦めるしかなかった。

 

しかし、「一度在る事は二度在る。」と良く言ったもの。それ以降もその身内に宝くじを買って来て貰い、それを欠かさず買い取っていた自分だったが、数ヶ月前に買って来てくれた宝くじが又しても自ら既に購入していたものと同じだった。過去の反省から、重複した回でも買い取りをしていた自分だったが、魔が差したというか、極度の金欠病に在った事もあって、２度目の買い取り回避を。そして、それが今度は１０万円を引き当てる事となった。

 

身内が喜んでいる姿を見て良かったなあと思う一方で、己の学習能力の無さに悄然としてしまったのは言う迄もない。