映画鑑賞は、好きな趣味の1つ。ジャンルとしてはホラー映画が苦手だけれど、其れ以外は興味が惹かれる物を見捲って来た。最近は余り見なくなったけれど、嘗てはミュージカル映画を好んで見ていた時期が。所謂“名作”と呼ばれた物が中心だが、ざっと挙げると「ショウボート」、「オズの魔法使い」、「踊る大紐育」、「イースター・パレード」、「巴里のアメリカ人」、「雨に唄えば」、「バンド・ワゴン」、「スタア誕生」、「王様と私」、「ウエスト・サイド物語」、「シェルブールの雨傘」、「マイ・フェア・レディ」、「メリー・ポピンズ」、「サウンド・オブ・ミュージック」、「オリバー!」、「キャバレー」、「グリース」、「オール・ザット・ジャズ」等。こうやって見ると、見たのは1970年代位迄の作品だ。そして、此れ等の中で断トツに好きなのは・・・。
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「一緒に歌いたい!ミュージカル映画ランキング」(10月20日、gooランキング)
1位: 「サウンド・オブ・ミュージック」(78票)
2位: 「オズの魔法使い」(70票)
3位: 「マンマ・ミーア!」(69票)
4位: 「アニー」(66票)
5位: 「レ・ミゼラブル」(63票)
6位: 「オペラ座の怪人」(62票)
7位: 「ラ・ラ・ランド」(52票)
8位: 「雨に唄えば」(39票)
9位: 「メリー・ポピンズ」(34票)
10位:「ムーラン・ルージュ」(30票)
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此れ等の中で見ているのは「サウンド・オブ・ミュージック」、「オズの魔法使い」、「雨に唄えば」、「メリー・ポピンズ」の4作品だけ。「ラ・ラ・ランド」は非常に評判が良かったので、映画館で観る予定だったのだが、時間が合わずに観られなかった。
で、自分が断トツに好きなミュージカル映画となると、此れ迄に10回近く見ている「サウンド・オブ・ミュージック」だ。余りに好き過ぎて、11年前に「サウンド・オブ・ミュージック」という記事を書いた程。次に好きな作品となると「雨に唄えば」で、「ジーン・ケリー氏が土砂降りの雨の中で、主題歌を歌い乍ら、タップ・ダンスを踊る場面。」は、数多く生み出されてき来たミュージカル映画の中で、最も有名で心に残る場面かもしれない。
此の記事に御三方も書き込みして戴けたというのは驚きでしたが、其の御三方が皆、「ウエスト・サイド物語」に強い思い入れを持っておられたというのは、「本当に名作なのだなあ。」と改めて思い知らされました。
感受性が強い時代に経験した事というのは、年を経ても其の感動は消えない物ですが、今回のアンケートは概して若い世代が多いのか、どうしても近年の作品に集中してしまうのでしょうね。
村長様が書かれておられるクイズ、誰か判らなかったので調べてみたら・・・驚き!!!「サウンド・オブ・ミュージック」で修道女・ソフィア役を演じていたマーニ・ニクソンさん(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3)だったんですね。美しい歌声が、とても印象的な人でしたが、まさか書かれていた役の吹き替えも担当されていたとは・・・勉強になりました。
二位、三位がなくて四位に「サウンド・オブ・ミュージック」でしょうか。
ここでクイズです。「王様と私」ではデボラ・カー、「ウエストサイド・・」のマリア、「マイフェアレディ」のイライザの吹き替えをしていた人をご存知でしょうか?
いらないと思いますが、ヒントを。その女性は「サウンド・オブ・・」にも出ていました。
今回の記事、正直言って余り反応が無い部類の物と思っていましたので、書き込みを頂戴して嬉しいです。
インターネットを利用したアンケート、其の特性からどうしても若い層の答えが多く反映されている様に感じます。「懐かしのTVドラマ」なんていう御題だと、上位にランキングされるのは大概90年代以降の物。70年代&80年代の作品に懐かしさを感じる自分なんぞは、「此の作品は、そんな昔じゃないのになあ。」と思ってしまったりする。
今回のミュージカル映画ベスト10も、Kei様同様に「新しい作品が多いなあ。」と感じましたし、其れが故に見ていない物が多かったりした次第です。
同じ作品で在っても、最初に触れた年代によって、インパクトは違うでしょうね。多感な時期に「ウエスト・サイド物語」を見ていたら、其の衝撃度はもっと強かったかもしれません。(自分の場合、「ウエスト・サイド物語」をパロったコントを先に見た世代なので。)
「映画は映画の良さが在り、又、舞台は舞台の良さが在る。」、其の通りだと思います。舞台はそんなに見に行った事が無いのですが、生で演じているという臨場感や迫力は、実際に其処に身を置かないと、上手く表現出来ない程。
10本すべて見ていますが、「マンマ・ミーア」は公開当時はかなり評価が低くて、特にボンド役者、ピアーズ・ブロスナンの歌がヘタなのには参りました。まあメリル・ストリープが飛んだり跳ねたり大熱演してたので、私は好きでしたが、これが3位とは意外ですね。
「アニー」は実は1982年公開のジョン・ヒューストン監督、アルバート・フィニー主演のものと、2014年、ジェイミー・フォックス主演のものと2本あるので、どっちを対象にしてるのか判りませんね。個人的には1982年版が傑作だと思っています。
で、私が大好きで、生涯最高の傑作だと思っているのは、右左あんつぁんさんと同じく「ウエスト・サイド物語」で、高校生だった当時見て完全にハマり、以後劇場だけでも10回以上見てます。家内も大好きで、最近の午前十時の映画祭でも家内と一緒に見に行きました。その次はgiants-55さんと同じく「雨に歌えば」ですね。この2本は、テレビ放映、ビデオ、DVDも含めると多分50回以上は見てます。ベスト3位は「シェルブールの雨傘」、「サウンド・オブ・ミュージック」は申し訳ないけどその次くらいですね。あと挙げられた作品一覧に入ってなくて大好きなのは「ジーザス・クライスト・スーパースター」ですね。これも何回も見ました。
補足しておきたいのは、「メリー・ポピンズ」「ラ・ラ・ランド」を除くとほとんどがブロードウェイで上演された舞台ミュージカルの映画化作品ばかりです。「ウエスト・サイド物語」、「サウンド・オブ・ミュージック」などは日本でも劇団四季や東宝で何度も上演されましたね。
この2作品の冒頭の空撮は、どちらも映画化の際に、舞台との差別化を図る目的で考案されたアイデアで、監督はどちらもロバート・ワイズでしたね。
映画としては印象的な演出で記憶に残りますが、舞台版は生身の俳優たちがダイナミックな踊りで舞台狭しと駆け回り、それはそれで、映画とはまた違った魅力があると思います。
「ON」と「OFF」、又は「静」と「動」というのは他の分野でも重要な要素ですが、ミュージカルの場合は特に大事な要素だと思っています。ナチスの脅威が背景に在った「サウンド・オブ・ミュージカル」では、平穏無事な日常が「静」とするならば、ナチスの魔の手が迫り、信じていた者から裏切られて、祖国を脱出するシーンなんぞは「動」其の物。「どうなるのだろう?」とハラハラして見ていると、修道女の機転(自動車のプラグを抜く。)、そして彼女が口にした神への贖罪の言葉に、一転して大笑い。又、主役のジュリー・アンドリュースさんの彼の素晴らしい歌声も、不可欠な存在でしたね。
「ウエスト・サイド物語」も名作!右左あんつぁん様が記されているシーンは、名作を名作たり得た名シーンだし、舞台では彼の雰囲気を出すのは難しいと思います。
しかし、「ウエスト・サイド物語」が上位に入っていないのが疑問です。個人的には一位に入れたいところです。
小学校卒業間際の正月、東京の銀座まで、西部劇を見るつもりで兄とその友達について行ったのですが、ミュージカル映画と知ってがっかりしていたところ、音楽が流れ始め、徐々に大都市ニューヨークはマンハッタンを俯瞰した映像が映し出され、その映像と共に指を鳴らす音が聞こえてくると、映像はフェンスに囲まれたバスケットグラウンドまで降りて来る・・。後は一気に映画にのめり込んでしまいました。映画が終わってもぼう然として、ふわふわの赤絨毯が敷かれた階段をどうやって降りたか覚えていない有り様でした。
これも映画ならではのミュージカルでしょう。