***********************************************
「天王星の輪がくっきり NASA撮影 太陽の周囲1回りに84年、北半球は2028年に夏至」(4月7日、共同通信)
米航空宇宙局(NASA)は6日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した天王星の画像を公開した。幾重にも取り囲む輪や、北極付近を覆う高高度の雲とされる明るい極冠が、赤外線観測で描き出された。太陽の周囲を1回りするのに84年掛かる天王星の北半球では春が終わり、2028年に夏至を迎える。
内側にうっすら見える輪は「ゼータリング」。1986年に近くを通った探査機「ボイジャー2号」が見付けた。極冠の端等の一層明るい部分では、嵐が起きている様だ。
自転軸が略横倒しの為、極域では42年間ずっと日が照り、次の42年は暗闇で、激しい季節の差が出来ている。複雑な磁場も在る不思議な惑星だ。形成史や組成を明らかにし様と、米国には13年掛け探査に向かう「ウラヌス・オービター・プローブ」構想が在る。
***********************************************
宇宙には強い興味を持っているが、如何せん宇宙に関する知識は覚束無いので、色々調べてみた。(誤っている部分が在れば、御教示願いたい。)
此方の情報によると、「太陽系の惑星で在る天王星と地球の距離は、2016年の時点で約25億8,650km~約31億5,550km。」と言う。距離に大きな開きが在るのは、「太陽系の惑星は、常に太陽を中心にグルグルと回っているので、其の都度距離が変わるから。」というのが理由とか。何れにせよ、気が遠くなる程の距離だ。
又、天王星は太陽系の惑星の中で木星、そして土星に次いで3番目に大きく、木星、土星、そして海王星に次いで4番目に重いとの事。
今回の天王星の画像を見て最初に思ったのは、「何と美しく、神秘的なんだ!」という事。見ていて引き込まれそうになる。
「自転軸が略横倒しの為、極域では約42年間ずっと日が照り、次の約42年は暗闇。」というのも、想像を絶する数字。「地球上での概念が、宇宙では通じない事が少なく無い。」というのを、改めて感じさせられる。
しばらく不義理をしていたのでこんな話題を上げておられたとは気づかず(苦笑)。
内惑星(水星、金星)に比べ外惑星はどれも特徴のある外観で、宇宙望遠鏡などの写真を見ていると楽しいですね。
ところで天王星と地球間の距離に開きがあるとの記述に反応。
太陽からの平均距離が地球で約1.5億Km、天王星が約28.8億Kmなので地球-天王星間の平均距離は、単純に計算すれば地球と天王星が太陽に対し同じ方向にあれば約27.3億km、太陽を挟む反対側にあれば約30.3億km(いずれも平均距離)になるはずですね。
2016年の時点で約25.9億km~約31.6億kmになるという事は、地球、天王星とも公転軌道が真円でないという証拠。特に天王星の軌道がより大きな楕円であるという事なんですよね。
宇宙の距離感を想像すると、宇宙がますます魅力的になります(笑)。
宇宙は実に神秘的で在り、且つ個性的ですね。各惑星も、又同様。
仰る様に、地球も天王星も、共に公転軌道が真円では無いという証左で在り、物凄い“距離”を“決まった通り”動き続けているという事に気付かされます。其の緻密さや安定さは、何か人体の内部を、自分は感じます。