政治家は口を開けば、「政治に大金が掛かるのは当然の事。」と主張する。政治家だけでは無く、「政治評論家を名乗る輩で、実際には"自民党の太鼓持ち"に過ぎない様な某爺。」もしたり顔で同様の主張をしている。でも、「政治に大金が掛かるのは当然の事。」というのを"錦の御旗"にして、"理解に苦しむ無駄金"を血税から毟り取っているとしか、自分には思えない。其れ程、削減出来る無駄金が多い。
血税"も"原資と成っている政治資金で「ガリガリ君」の購入費を計上していた″元首相"が居たけれど、「微々たる金額とはいえ『塵も積もれば山と成る』で在るし、抑、そんな公私混同する輩なら、私的に使った大金をも政治資金に計上していておかしくない。」と言って良い。又、「愛人が経営している高級クラブで高額な飲み食いを繰り返し、支払いを全て政治資金に計上している。」という元首相の話も、以前報じられていた。「政治活動として"真に"適した費用だけしか、政治資金に計上出来無い。」という厳しい縛りを作れば、政治資金はもっと減らせる筈だ。
先月行われた「自民党総裁選」に小泉進次郎氏が出馬したが、彼を中心になって担ぎ上げた人物O氏。彼は私生活で色々在った、大臣職を務めた事も在る人間だが、彼の選挙区に住んでいる知人から以前、面白い話を聞いた。地元では彼の事を"異常なポスター貼りの仕方をする人"という事で有名なのだとか。興味を惹かれたので、彼の家に遊びに行った際、"現場"を案内して貰ったのだが、確かに異常なポスター貼りが目に付いた。"同じ場所"に何枚も"自分の同じポスター"を貼り捲っており、「同じ場所にずらっと横並びで、自分の同じポスターを16枚貼っている光景。」を目にした時は、申し訳無いが"病的な感じ"すらして不気味だった。
こんなにも大量に、全く意味の無いポスターを貼り捲っていたら、そりゃあ費用も掛かるだろう。「ポスターは印刷前の段階で多額の費用が掛かるのだから、印刷枚数が増えた所で、金額が大幅に増える訳では無い。」と主張する人も居るだろうが、大幅か大幅で無いかは別にして、無駄金が生じるのは確かだろう。又、ポスターを貼るのも、ヴォランティアでは無く業者に依頼したら、大金が発生するのだし。
ポスターと言えば、以前から非常に気に成っていた事が在る。選挙ポスターならば、選挙期間中にしか掲示する事は許されていない。でも、選挙期間中以外でも、政治家のポスターが彼方此方&大量に掲示されている。有名な政治家と一緒のポスターが殆どで、「選挙期間中では無いのに、何で掲示出来るの?」と思って確認すると、ポスターの下の方に"小さな字"で「報告会(又は講演会)開催の御知らせ」みたいな印刷がされている。要するに「此のポスターは選挙ポスターでは無く、飽く迄も報告会(又は講演会)の御知らせの為のポスターです。」という"言い訳"なのだ。
其の開催時期も滅茶苦茶先というのが普通で、「開催日が1年近く先。」という酷いケースも在った。実質的な選挙ポスターが大量且つ長期間掲示され続けているというのは、ハッキリ言って"ルール逃れ"で在り、景観を害している。掲示して良いポスターの内容や掲示場所、掲示枚数等をより厳格にすれば、無駄金の支出は大幅に減るだろうに・・・。