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「ひろゆき氏『頭がおかしい政治家。』育休中の学び直し支援策に呆れる『真面な助言出来る人居ないのかな?』」(1月28日、デイリースポーツ)
2ちゃんねるの創設者で、実業家のひろゆき氏が28日、ツイッターに複数投稿。「岸田文雄政権が、産休や育休中に、学び直しに取り組む人を支援する考えを示した事。」に、「頭がおかしい。」と批判した。
岸田首相は、「賃上げの一環として、社会人が大学に通う等、学び直し(リスキリング)を重視する政策。」を打ち出している。
此れに対してひろゆき氏は、「産休・育休中の親に、“学び直し”の時間と精神的余裕が在ると信じてる、頭のおかしい政治家。」と綴り、「毎日、夜泣きで3時間に1回づつ起こされて、肉体労働をする生活を半年以上続けた親の御蔭で、大人になれた事が判ってない人達。自民党内で、真面な助言が出来る人は居ないのかな?」と、乳児を世話し乍ら学び直しをする非現実性を揶揄した。
続くツイートでは、「確かに、異次元です。此方の次元に来なくていです。」とも。「異次元の少子化対策」という岸田政権のキャッチフレーズに絡めて、皮肉った。
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ひろゆき氏の今回の主張、全く同感。岸田首相の“構想”を知った際、自分も同じ違和感を覚えたので。結局、“庶民の生活”なんぞ全く知らない環境で育って来た(御手伝いさんが、子育てや家事を行うのが当たり前の環境で育って来たとか。)政治家(特に世襲政治家。)が、思い付きで決めたのが「異次元の少子化対策」という事なのだろう。
国民の大多数が反対していても、“政治家達にとって旨味が在る法案”を押し通そうとする際、彼等は“有識者会議”という物を良く立ち上げる。「自分達が押し通したい法案に“賛成”の有識者を搔き集めて、形だけの会議を行わせ、『此の法案は素晴らしい!』という結論を出させる事で、其れを“錦の御旗”にする。」のが常套手段。
でも、今回の「異次元の少子化対策」に関しては、そういう有識者会議が立ち上げられたという話は記憶に無い。(過去に「少子化対策」に関する有識者会議は立ち上げられて来たけれど、「異次元の少子化対策」に限って言えば、自分は記憶が無い。)政治家、特に岸田首相にとっては、「旨味が感じられないから。」という事だろう。
「庶民の生活を知り尽くした有識者を集め、徹底的に議論させ、付け焼刃では無い抜本的な対策を打ち出させる。」事が“真の少子化対策”で在り、“異次元の”なんていう“言葉遊び”は不要だ!