gooの新サービス「過去の天気」。最大で過去47年分(1961年~)の、各地の天気が確認出来るという物。自分が生まれた年月日及びその場所を調べた所、ほぼ終日晴天だった事が判明。自他共に認める“晴れ男”なのだが、これも生まれた時からそう定まっていたのか?
閑話休題。
TV業界にとって、10月は番組改編期。新番組がドドッと放送される時期だ。玉石混淆の度合いが年々増しているTV番組だが、「新しく生み出される番組の中で、どれ程『見るに堪える』物が在るのか?」興味深い所では在る。
一昨日からTBS系列で放送開始となったドラマ「流星の絆」。新ドラマの中では、唯一「見たい。」と思っていた作品だ。好きな作家の一人・東野圭吾氏が著した「流星の絆」を原作とし、尚且つその作品がこちらにも記した様にかなり良い出来だったので、そのドラマ化に期待が高まってしまうのは致し方無い。主演の二宮和也氏が巷間激賞されている程の“名優”とは思えないが、でもジャニーズ事務所所属タレントの中では演技が上手い。柄本明氏や寺島進氏、三浦友和氏といった“味の在る”役者が脇を固めているし、何よりも原作が素晴らしいので、「まあ、外れは無いだろう。」と思って見たのだが・・・。
第一話を見終わった感想は、「こりゃ酷い・・・。」の一言。原作の“根幹”は弄って無い様だが、あちこちに原作との違いが存している。「原作通りに映像化しなければならない。」とは思わないし、「原作とは異なった脚色をす事で、より魅力を増させるケースが在る。」事も否定しない。だが第一話を見る限りでは、「原作の良さが完璧に封じ込められた作品。」としか思えなかった。
「原作の魅力は何か?」と問われれば、「禁欲的で只管シリアスな展開。」と自分は答えるだろう。しかしこのドラマは、正反対に位置している様な作り。脚本を手掛けているのが宮藤官九郎氏という事も在って、随所に“笑いの小ネタ”が仕掛けられているのだが、それが全てを駄目にしてしまっている。
誤解しないで欲しいのだが、自分は彼の演出が嫌いな訳では無い。寧ろ、彼は好きな演出家の一人と言える。彼が仕掛ける“笑いの小ネタ”に、爆笑させられる事もしばしばだ。シリアスなドラマで在っても、笑いを部分的に入れる事でメリハリが付き、シリアスさが際立つという事も在る。彼が手掛けたドラマ「池袋ウエストゲートパーク・シリーズ」等も、原作のシリアスさを十分活かした上で、笑いを効果的に配していた。
しかしドラマ「流星の絆」の場合は笑いに走り過ぎていて、その事で全体的に弛緩してしまっている。適度な笑いは「弛緩から緊張」というメリハリを生み出すが、度が過ぎると見ている側がウンザリしてしまうだけ。「夏目漱石氏の名作『こゝろ』がドラマ化されたというので見たら、悪い意味でのヴァラエティー番組になっていた。」という感じ。原作を全く知らなければそれなりに楽しめるのかもしれないが、原作で感動した身からすると、その落胆は著しかった。
第二話以降、微妙に方向転換して行く可能性も在るので、続けて見て行くつもりだが・・・。

閑話休題。
TV業界にとって、10月は番組改編期。新番組がドドッと放送される時期だ。玉石混淆の度合いが年々増しているTV番組だが、「新しく生み出される番組の中で、どれ程『見るに堪える』物が在るのか?」興味深い所では在る。
一昨日からTBS系列で放送開始となったドラマ「流星の絆」。新ドラマの中では、唯一「見たい。」と思っていた作品だ。好きな作家の一人・東野圭吾氏が著した「流星の絆」を原作とし、尚且つその作品がこちらにも記した様にかなり良い出来だったので、そのドラマ化に期待が高まってしまうのは致し方無い。主演の二宮和也氏が巷間激賞されている程の“名優”とは思えないが、でもジャニーズ事務所所属タレントの中では演技が上手い。柄本明氏や寺島進氏、三浦友和氏といった“味の在る”役者が脇を固めているし、何よりも原作が素晴らしいので、「まあ、外れは無いだろう。」と思って見たのだが・・・。
第一話を見終わった感想は、「こりゃ酷い・・・。」の一言。原作の“根幹”は弄って無い様だが、あちこちに原作との違いが存している。「原作通りに映像化しなければならない。」とは思わないし、「原作とは異なった脚色をす事で、より魅力を増させるケースが在る。」事も否定しない。だが第一話を見る限りでは、「原作の良さが完璧に封じ込められた作品。」としか思えなかった。
「原作の魅力は何か?」と問われれば、「禁欲的で只管シリアスな展開。」と自分は答えるだろう。しかしこのドラマは、正反対に位置している様な作り。脚本を手掛けているのが宮藤官九郎氏という事も在って、随所に“笑いの小ネタ”が仕掛けられているのだが、それが全てを駄目にしてしまっている。
誤解しないで欲しいのだが、自分は彼の演出が嫌いな訳では無い。寧ろ、彼は好きな演出家の一人と言える。彼が仕掛ける“笑いの小ネタ”に、爆笑させられる事もしばしばだ。シリアスなドラマで在っても、笑いを部分的に入れる事でメリハリが付き、シリアスさが際立つという事も在る。彼が手掛けたドラマ「池袋ウエストゲートパーク・シリーズ」等も、原作のシリアスさを十分活かした上で、笑いを効果的に配していた。
しかしドラマ「流星の絆」の場合は笑いに走り過ぎていて、その事で全体的に弛緩してしまっている。適度な笑いは「弛緩から緊張」というメリハリを生み出すが、度が過ぎると見ている側がウンザリしてしまうだけ。「夏目漱石氏の名作『こゝろ』がドラマ化されたというので見たら、悪い意味でのヴァラエティー番組になっていた。」という感じ。原作を全く知らなければそれなりに楽しめるのかもしれないが、原作で感動した身からすると、その落胆は著しかった。
第二話以降、微妙に方向転換して行く可能性も在るので、続けて見て行くつもりだが・・・。

そうなんです。どれだけ悲惨な状況に在ろうとも、其処に笑いが皆無という事は先ず無いと思うので、笑いを描く事自体は間違いで無いのですが、唯、ああも“おちゃらけ”が前面に出てしまうと、「原作の良さが全く封じられてしまう。」と思ってしまう訳です。
IWGPでは“宮藤手法”が上手く噛み合いましたが、この作品では空回りしている気がして。やはり作品毎に、それに見合った演出って在るのではないかと。原作が良いだけに、残念な初回でした。
toraoさんのブログにコメントを書き込んでましたね。私もたまにコメントを書いてます。
ナベツネは個人的に好きではありません。
私も早く引退して欲しいと思ってます。
お題とは関係無い事を書き込み、すみません。
当ブログでも何度か触れているのですが、ナベツネの言っている事を全て否定している訳でも無いんです。非常に極稀では在りますが、的を射た事も言っていたりする。でも、その発言の99%以上が暴言なので、極稀な真っ当な主張迄もが否定(乃至は無視)されてしまっているのは、個人的に「勿体無いなあ。」と思ったりもします。
兎に角、物言いが余りにも野卑で、上記した様に手前勝手な暴言が殆どなのが、ジャイアンツ・ファンとしては恥ずかしい限りだし、他チームのファンの方々には申し訳無いという思いが。
WBCの絡みでも何か裏で“工作”している様ですし、本当に早く引退して欲しいです。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
私も楽しみにしていたドラマなだけに、ここまで東野圭吾氏の原作を封じ込めてしまってる事にちょっと腹立たしさも感じてしまいました。
キャスティングも素晴らしく、個人的には様々な難しい役にも挑戦している錦戸くんのシリアスな演技も期待していたのですが。。。
あんなコミカルな演出はこのドラマには不釣合いですよね。
そして昔の衝撃的な事件の回想も突然すぎてつながっていない気が…
あの内容で東野氏は納得されているのでしょうか?それなら「東野圭吾原作」という文字を取ってほしいものです。
「第二話以降、演出が多少変わるかも。」という淡い希望を持って昨日の放送を見ましたが、全く変り無かったですね。原作の良さが全く出ておらず、流石に昨日は途中で見るのを止めました。
今が旬の東野圭吾氏の原作、そして出演しているのがジャニーズのタレントという事も在り、視聴率はかなり良いのですが、賛否はハッキリ分かれている様に思います。原作を読んだ人は概して「ふざけ過ぎ。」という声が、未読の人は「ノリが良くて面白い。」という声が大半の様な。確かに原作を読んでいなければ違った思いを持ったかもしれませんが、原作で涙した自分としては第三話以降を見る事は無いと思います。
自身の作品を映像化する際、「原作に忠実に、妙な脚色をしないで欲しい。」とする作家と、「原作の根幹さえ崩さなければ、後は映像化する側に全てを委ねる。」とする作家に分かれますよね。うろ覚えですが、東野氏のエッセーを読む限りでは、彼は後者の考え方だった様に思います。ですから100%納得しているかどうかは別にして、「こういうテイストも在るのかなあ。」といった感じで見ているのではないでしょうか。ファンとしては非常に不本意ですけれども・・・。
今後とも何卒宜しく御願い致します。