ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

状況判断が全く出来ていない

2016年07月24日 | スポーツ関連

昨夜、カープ黒田博樹投手が勝利投手となり、通算200勝を達成した。「2千本安打よりも200勝達成の方が困難となっている日本球界に在って、次の200勝達成者が誕生するのは、暫く先になるだろう。戦力面では決して恵まれているとは言えないカープを主舞台に、200勝を達成した黒田投手は本当に凄い。おめでとう!!

 

25年振りのリーグ優勝に向け、快進撃を続けているカープ。」に対し、我がジャイアンツフラストレーション溜まる試合が非常に多い。オールスターゲーム明けに3連勝し、「カープ追撃への足掛かりを掴んだか?」と期待したら、次の対ベイスターズ3連戦は一昨日&昨日と敗戦を喫し、2連敗で貯金も「」となってしまった。

 

「投手陣、特にリリーフ担う投手達の不調。」や「チャンスに打てない野手陣。」と、投打共に揮わないのが、今季のジャイアンツが低迷している理由。其の事は何度か書いて来たけれど、他にレギュラー捕手務める小林誠司選手の能力不足というのも大きな理由かもしれない。

 

プロ入りして3年目を迎えた小林選手。年々進歩を見せてはいるが、時折状況判断が全く出来ていない。と感じるリードが在る。タイガースの鳥谷敬選手の叩かれ具合には自分も同情を禁じ得ないが、彼があそこ叩かれるので在れば、状況判断が全く出来ていないリードを見せる小林選手は、もう少し叩かれた方が本人のと思ったりもする。

 

一昨日&昨日の敗戦、自分は小林選手の状況判断が全く出来ていない理由で負けたと思っている。

 

一昨日の試合で言えば、「2対2」で迎えた12回裏、ベイスターズの攻撃で見せたリード。「延長戦は12回迄。」という決まりが在るのだから、ジャイアンツとしては「引き分け」か「負け」しか無い状況だ。“勝率多寡”で順位が決まる日本球界では、引き分けは勝ちに等しい。詰まり、ジャイアンツにとっては此の回を無失点で切り抜ければ、“実質的な勝利”が得られた展開で在る。

 

マウンドに上がったのは、5番手の山口鉄也投手。長年頑張って来た彼だが、今季は大事な場面で打たれる事も多い。先頭打者の梶谷隆幸選手をセンター・フライに打ち取り、1アウトとなる。次に迎える打者は、此の試合で既に3安打(内1本塁打)を放っている、絶好調の筒香嘉智選手。「3ボール、2ストライク」となった後、結局、サヨナラホームランを打たれてしまったのだが、小林選手の頭の中に此の状況下で絶対に許されないのは、ホームランを打たれる事。絶好調の筒香選手を歩かせても、後続の選手で2つのアウトを無失点で取れば良い。という状況判断が出来ていたなら、あんな球は放らせなかったろう。

 

又、昨日の試合で言えば、「4対1」とジャイアンツのリードで迎えた6回裏、ベイスターズの攻撃で見せたリード。「先発大竹寛投手を引っ張り過ぎて、1死満塁の大ピンチを作ってしまった高橋由伸監督采配。」も問題(直前の6回表にジャイアンツは3点を上げて勝ち越し、チームとしては「行けるぞ!」と盛り上がっている状況。「良い投球を続けていても、突然崩れる大竹投手。」という事を考えれば、チームの盛り上がりを冷めさせない意味でも、早めに投手交代すべきだった。)は在るが、一番の問題は小林選手だったと思う。

 

2番手の山口鉄也投手が一昨日に続いて打たれ、「4対2」と2点差に迫られたのは目を瞑れても、1死満塁で3番手の宮國椋丞投手のリードは駄目駄目。マイク・ザガースキー投手の代打で打席に入った白崎浩之選手を2球で「2ストライク」とし乍ら、結局、「3ボール、2ストライク」のフル・カウント迄持って行かれてしまい、最後は2点タイムリーを打たれる事に。

 

以前よりは大分良くなったとはいえ、宮國投手は“ハートが弱いタイプの選手”で在る。そんな彼が2球で「2ストライク」に追い込んだというのに、馬鹿の一つ覚えで“明らかなボール”を要求。「1ボール、2ストライク」から明らかなボールが2つ続き、「3ボール、2ストライク」となってしまったら、ハートの弱い宮國投手としては“追い込まれた状況”と感じてしまう事だろう。「四球を出せば、押し出しで『4対3』の1点差。」、そんな思いで投げたとしたら、どうしても甘いコースに行ってしまう。

 

結果論と言われてしまうかもしれないが、ハートが弱いタイプの宮國投手だからこそ、2球で「2ストライク」とした時点で、次の球は御決まりの“明らかなボール”では無く、勝負球とすべきではなかったか「2球で2ストライクを取れた。今日は調子が良さそうだ。一気に勝負を付けるぞ!」と、宮國投手の勝負魂に火を点けるリードが、彼の場面では求められたと思う。

 

確実に成長はしている。でも、未だ未だ物足りない。期待しているだけに、小林選手には厳しい事を書かせて貰った。


コメント (5)    この記事についてブログを書く
« 「ポケモンGO」狂想曲 | トップ | 「マル暴総監」 »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳥谷の件 (りさ・ふぇるなんです)
2016-07-24 17:52:35
ありがとうございます。
鳥谷の件は球団の育成下手を彼個人に押し付けているだけで、選手自ら下げてくれと願い出るなんてあり得ないですよね。
是非とも遠慮なく叱咤のほどお願いします。

小林捕手ですが、阪神打線はしっかり押さえられているので、それほど悪い捕手とは思えません(苦笑)
捕手を育てるのはとても根気と勇気が必要なので、足りないところに目を瞑って使い続けている事は正しいと思います。
厳しいことも言いつつ、育てて頂いて球界を代表する名捕手になっていただきたいと思います。
小林捕手は広陵高校で野村投手とバッテリー。あの佐賀北との決勝戦で満塁ホームランを打たれた時の捕手だったので巨人の選手ながら思い入れがあります。
因みに密かに智弁出身の岡本君も応援しておりますので、ご贔屓のほどよろしくお願いいたします(笑)
返信する
鳥谷・・・・ (りさ・ふぇるなんです)
2016-07-24 18:07:41
・・と思ったら今日スタメン落ちしました(^^;)
これから超変革スタートです(^^;)
返信する
>りさ・ふぇるなんです様 (giants-55)
2016-07-24 21:13:58
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

鳥谷選手、今日は仰る様にスタメン落ちしましたが、代打でヒットを放ち、「本当に良かったなあ。」と思います。実際はどうか判らないけれど、傍から見ていると鳥谷選手は“寡黙な侍”という感じがしています。ああだこうだ周りから非難されても、じっと耐えている様な雰囲気で、だからこそ余計に過度なバッシングが気の毒で。岡田元監督が周りからの非難を受け乍らも、起用し続けてチームの柱にした選手ですので、何とか“復活”して欲しいもの。

小林選手、プロ入りから確実に進歩はしているけれど、どうしても阿部選手と比較してしまうと、何とも物足りなさ許りが目立って。今日はリード及び打撃共に、まあ良かったですが。

岡本選手、長年期待し続けた大田選手に見切りを付けた中、自分の中では若手の期待の星。守備をもっともっと鍛え上げ、そして1軍で使い続ければ、クリーンナップを任せられる選手になると思っています。

其れにしても今季は、御互いにチームの不調に悩まされる年になりましたね。
返信する
こんばんは。 ()
2016-07-25 17:54:20
こうした、日米共通で活躍して、アメリカに渡りながら、帰国してまた活躍を積む選手は貴重だと思います。年俸で言えば、明らかにメジャーの方が、有利ですから、それに代わる価値とは、彼がアイデンティティを大切にする選手だったという事ではないでしょうか。

マウンド上では、彼は冷徹な投手だと思いますが、そこから降りればただの人。メジャーの栄華を浴びながら、それに対して、重んじたのは、ただの人としての、自分の満足感だと思います。

こうした成功した人が、帰国を選択するというのは、国として日本に魅力があるからで、特に、広島カープという名門には、似つかわしい、スターだと思います。二択として、サクセスストーリーの喧しい、アメリカよりも、日本を選んだ意味は大きいと思います。
返信する
>隆様 (giants-55)
2016-07-25 20:50:35
書き込み有難う御座いました。

「どういった形で野球人生を終えるか?」、此れは選手其れ其れに考え方が在るし、何が正解かというのは無い訳ですが、日本球界を愛する人間としては、破格の年俸を固辞して、カープに“戻る”という選択をした黒田博樹投手の思いに、個人的にグッと来る物が在りました。

彼の父親・黒田一博氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E4%B8%80%E5%8D%9A)は、8年間プロの世界で生きた元選手。其れなりの成績を残された様ですが、次男で在る黒田投手は完全に父親越えを果たし、泉下の一博氏も嘸や喜んでいる事でしょう。

カープが苦しかった時代を支えて来た黒田&新井(貴)両選手がカープに復帰し、今季は快進撃を見せている。ジャイアンツのファンでは在りますが、「今季はカープが優勝すると良いな。」という思いが在ったりします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。