ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

自分自身も非常に助けられたので

2010年04月26日 | 時事ネタ関連
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「高校生50%が生活苦で進学断念 あしなが募金」(4月23日付け東京新聞【夕刊】)

病気や自殺で親を失い、就職を希望する高校生等の50%が生活苦から進学を断念していたとする調査結果を23日、あしなが育英会(東京)が発表した。*1同会は「家計が苦しい進学を希望し辛い。貧困から抜け出すには大学や短大進学が必要なのに、難しくなっている。」と分析している。

奨学金充てる為1970年に始まり今年、40周年となる学生募金が24日から全国約200ヶ所でスタートする。

調査は2月、高校と高等専門学校の全学年計4,400人に実施し73%が回答。この内就職を希望している803人中、生活苦を理由に50%が進学を断念。3月卒業の1,036人中、大学や短大に進学出来たのは41%で、2009年度の文部科学省調査の全国平均54%より13ポイント低かった。

寄付をする「あしながさん」の内3~4月に寄付を止めたのは121人で、昨年同時期65人の2倍近く。同会は高校無償化で『奨学金はもう不要。』との誤解が広がった。と話している。
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「大学や短大に進学しなければ、貧困から“絶対に”抜け出せない。」とは思わないけれど、でも進学する事で「将来への選択肢」が増えるのは確かだろう。「高校卒業して社会人として働き、充分な貯金をしてから進学すれば良いではないか。」という意見も在ろうし、それを100%否定する気は無いけれど、でも「取り敢えず大学にでも進んでおこうか。」というのでは無く、「どうしても大学で学びたい。」という強い思いの在る若者が、生活苦で進学を断念している現実が在るのだとすれば、個人的には出来る範囲での協力をしたいと思っている。

幼少時に父親を病気で亡くした自分は、奨学金によって非常に助けられた。周りの人に恵まれた事も在るが、高校への進学も、そして大学への進学も奨学金が無かったならば、果たしてどうなっていた事か。社会人になって奨学金の返済をして行ったが、自分と同じ様に奨学金で助けられている“後輩達”が居ると思うと、それは決して苦では無かったし、返却し終えた際の充実感も在った。街中であしなが募金を目にすると、少額だけれども寄付させて貰っている。最近は誤った意味で伝わっているだけれど、真の意味での「情けは人の為ならず」というのも在るし。

もし貴方にほんの少しでも余裕が在るならば、本当に少額でも構わないので、あしなが募金に寄付して貰えればと思う。

*1 一昨日の「ジャイアンツvs.カープ」戦は、4月7日に亡くなられた木村拓也内野・守備走塁コーチ追悼試合だった。試合前に木村コーチの御長男・恒希君(10歳)が、父親と同じ背番号「0」(現役時代)の付いたユニフォームを着用して始球式に臨んだが、グラウンドに向かう後ろ姿の余りの小ささ、そして一生懸命投球する姿を目にして、「こんな幼子達(恒希君には、妹と弟が1人ずつ居る。)を残して天国に旅立たなければいけなかった木村コーチは、さぞや心残りだったろう。」と改めて思い入り津田恒実投手が亡くなられた時と同様に涙が止まらなかった。津田投手の御子息の様に、木村コーチの御子様達も健やかに成長される事を願うばかりだ。

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