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「高校生50%が生活苦で進学断念 あしなが募金」(4月23日付け東京新聞【夕刊】)
病気や自殺で親を失い、就職を希望する高校生等の50%が生活苦から進学を断念していたとする調査結果を23日、あしなが育英会(東京)が発表した。*1同会は「家計が苦しい為進学を希望し辛い。貧困から抜け出すには大学や短大進学が必要なのに、難しくなっている。」と分析している。
奨学金に充てる為1970年に始まり今年、40周年となる学生募金が24日から全国約200ヶ所でスタートする。
調査は2月、高校と高等専門学校の全学年計4,400人に実施し73%が回答。この内就職を希望している803人中、生活苦を理由に50%が進学を断念。3月卒業の1,036人中、大学や短大に進学出来たのは41%で、2009年度の文部科学省調査の全国平均54%より13ポイント低かった。
寄付をする「あしながさん」の内3~4月に寄付を止めたのは121人で、昨年同時期65人の2倍近く。同会は「高校無償化で『奨学金はもう不要。』との誤解が広がった。」と話している。
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「大学や短大に進学しなければ、貧困から“絶対に”抜け出せない。」とは思わないけれど、でも進学する事で「将来への選択肢」が増えるのは確かだろう。「高校卒業して社会人として働き、充分な貯金をしてから進学すれば良いではないか。」という意見も在ろうし、それを100%否定する気は無いけれど、でも「取り敢えず大学にでも進んでおこうか。」というのでは無く、「どうしても大学で学びたい。」という強い思いの在る若者が、生活苦で進学を断念している現実が在るのだとすれば、個人的には出来る範囲での協力をしたいと思っている。
幼少時に父親を病気で亡くした自分は、奨学金によって非常に助けられた。周りの人に恵まれた事も在るが、高校への進学も、そして大学への進学も奨学金が無かったならば、果たしてどうなっていた事か。社会人になって奨学金の返済をして行ったが、自分と同じ様に奨学金で助けられている“後輩達”が居ると思うと、それは決して苦では無かったし、返却し終えた際の充実感も在った。街中であしなが募金を目にすると、少額だけれども寄付させて貰っている。最近は誤った意味で伝わっている諺だけれど、真の意味での「情けは人の為ならず」というのも在るし。
もし貴方にほんの少しでも余裕が在るならば、本当に少額でも構わないので、あしなが募金に寄付して貰えればと思う。
*1 一昨日の「ジャイアンツvs.カープ」戦は、4月7日に亡くなられた木村拓也内野・守備走塁コーチの追悼試合だった。試合前に木村コーチの御長男・恒希君(10歳)が、父親と同じ背番号「0」(現役時代)の付いたユニフォームを着用して始球式に臨んだが、グラウンドに向かう後ろ姿の余りの小ささ、そして一生懸命投球する姿を目にして、「こんな幼子達(恒希君には、妹と弟が1人ずつ居る。)を残して天国に旅立たなければいけなかった木村コーチは、さぞや心残りだったろう。」と改めて思い入り、津田恒実投手が亡くなられた時と同様に涙が止まらなかった。津田投手の御子息の様に、木村コーチの御子様達も健やかに成長される事を願うばかりだ。
「高校生50%が生活苦で進学断念 あしなが募金」(4月23日付け東京新聞【夕刊】)
病気や自殺で親を失い、就職を希望する高校生等の50%が生活苦から進学を断念していたとする調査結果を23日、あしなが育英会(東京)が発表した。*1同会は「家計が苦しい為進学を希望し辛い。貧困から抜け出すには大学や短大進学が必要なのに、難しくなっている。」と分析している。
奨学金に充てる為1970年に始まり今年、40周年となる学生募金が24日から全国約200ヶ所でスタートする。
調査は2月、高校と高等専門学校の全学年計4,400人に実施し73%が回答。この内就職を希望している803人中、生活苦を理由に50%が進学を断念。3月卒業の1,036人中、大学や短大に進学出来たのは41%で、2009年度の文部科学省調査の全国平均54%より13ポイント低かった。
寄付をする「あしながさん」の内3~4月に寄付を止めたのは121人で、昨年同時期65人の2倍近く。同会は「高校無償化で『奨学金はもう不要。』との誤解が広がった。」と話している。
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「大学や短大に進学しなければ、貧困から“絶対に”抜け出せない。」とは思わないけれど、でも進学する事で「将来への選択肢」が増えるのは確かだろう。「高校卒業して社会人として働き、充分な貯金をしてから進学すれば良いではないか。」という意見も在ろうし、それを100%否定する気は無いけれど、でも「取り敢えず大学にでも進んでおこうか。」というのでは無く、「どうしても大学で学びたい。」という強い思いの在る若者が、生活苦で進学を断念している現実が在るのだとすれば、個人的には出来る範囲での協力をしたいと思っている。
幼少時に父親を病気で亡くした自分は、奨学金によって非常に助けられた。周りの人に恵まれた事も在るが、高校への進学も、そして大学への進学も奨学金が無かったならば、果たしてどうなっていた事か。社会人になって奨学金の返済をして行ったが、自分と同じ様に奨学金で助けられている“後輩達”が居ると思うと、それは決して苦では無かったし、返却し終えた際の充実感も在った。街中であしなが募金を目にすると、少額だけれども寄付させて貰っている。最近は誤った意味で伝わっている諺だけれど、真の意味での「情けは人の為ならず」というのも在るし。
もし貴方にほんの少しでも余裕が在るならば、本当に少額でも構わないので、あしなが募金に寄付して貰えればと思う。
*1 一昨日の「ジャイアンツvs.カープ」戦は、4月7日に亡くなられた木村拓也内野・守備走塁コーチの追悼試合だった。試合前に木村コーチの御長男・恒希君(10歳)が、父親と同じ背番号「0」(現役時代)の付いたユニフォームを着用して始球式に臨んだが、グラウンドに向かう後ろ姿の余りの小ささ、そして一生懸命投球する姿を目にして、「こんな幼子達(恒希君には、妹と弟が1人ずつ居る。)を残して天国に旅立たなければいけなかった木村コーチは、さぞや心残りだったろう。」と改めて思い入り、津田恒実投手が亡くなられた時と同様に涙が止まらなかった。津田投手の御子息の様に、木村コーチの御子様達も健やかに成長される事を願うばかりだ。