ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“ペナルティー”が無ければ、悪質な行為は減らない

2024年12月20日 | 時事ネタ関連

*****************************************************************
「悪質な開封、繰り返せば氏名公表・・・塵出し規制強化へ 全初の条例可決 福島市」(12月17日、TUFテレビユー福島

ルール守らない悪質な塵出しの規制強化へ、全国で初めての条例が、福島市で可決されました。

福島市議会は17日に開かれた本会議で、ルールを守らない悪質な塵捨てを行った違反者に付いて、塵袋を開封し、捨てた人を特定する条例を賛成多数で可決しました。

福島市では此れ、飲食店が出したと思われる事業系塵家庭塵として捨てられる等、ルールを守らない塵捨てが後を絶たず去年1年間に確認された「違反塵」は、凡そ9,000件上っています。

条例では、違反塵を見付けた場合、「違反シール」を貼り、其の状態の1週間放置されている場合には、市の職員が塵を開封します。違反者が特定出来れば改善勧告を行い、其れでも違反が繰り返される場合には、市のホームページに違反者の氏名や住所の一部等を公表する方針です。

塵の開封調査を巡っては、千葉市横浜市等で既に導入されていて、千葉市では2007年度に年間凡そ30万トン在った焼却塵が、昨年度は凡そ22万トンに減ったという事です。

福島市・木幡浩市長(11月28日の会見)「懲罰する事が目的では無くて、寧ろ『こういう不適正な処理をすると、こういう事に成りますよ。』という筋道確り見せる事で、塵の減量化という意識を持って貰いたい。」。


福島市では、来年1月から市内19ヶ所で住民説明会を開く予定で、条例は来年3月1日から施行されます。
*****************************************************************

もう30年近く前の話。知り合いの知り合いに、A氏がた。「国税庁に勤務した後、税理士事務所を開いた。」という経歴有し、当時は還暦を超えていたと思う。彼は「に関する豊富な知識を、私生活屡々"悪用"していた(としか思えない状況だった)。」し、「の場合、きちんと支払っても"得"には成らないから、国民年金の保険料の支払いを求められても、一切無視して支払うな!」と(本来は支払わなければいけない期間だったにも拘わらず)奥さんに厳命し、其の奥さんも当たり前の様に支払っていなかった。詰まり、「グレー・ゾーンどころか、時には仮に違法行為で在っても、自分にとって"得"に成る事は、何を遣っても構わない。」というスタンスの夫婦。

そんなモラルも無い様なA氏が好んで行っていたのは、「ルールを守らない形で塵捨て場に置かれている塵袋を勝手に開封し、置いた人間を特定しては、自宅に捻じ込みに行く。」という事。自身の事は完全に棚に上げ、「他人の不正は、一切許さない!」という実に"歪ん正義感"発揮していた訳だ。

「ルールを守らない形で捨てられた塵袋を開封し、捨てた人間を特定する。」という今回の記事を読んで、そんなA氏の事を思い出したが、勿論、今回の条例に関して反対の気持ちは全く無い。「ルールを確り守っている人間が馬鹿を見る世の中で在っては成らないし、性善説で対応していては無理が在る昨今。」なので、こういう条例を設ける自治体は増えて行く事だろう。「"努力義務”だった時代は一向着用率が上がらなかったシート・ベルトが、"完全義務化"されて未着用に罰金等が科せられる様に成った事で、大幅に着用率が上がった。」様に、"ペナルティー"が無ければ、悪質な行為は減らない。」と言って良い。

、昨年の記事「"可愛げの在る老人"になりたい」の中で触れた高齢夫婦の様に、共に認知症罹患して、近所で塵トラブルを繰り返しているケースも在る。病気という事を考え合わせると、"悪質な行為"と切り捨ててしまうのもどうかと思うし、こういうケースは氏名等の公表の対象外にすべきだろう。


コメント    この記事についてブログを書く
« そういう“流れ”に成って行く... | トップ | 貸金庫 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。