当ブログを立ち上げてから今年で20年目となり、書き上げた記事も通算で7千件を超えた。以前書いた内容と重複しない様に留意しているが、何しろ膨大な記事数なので、中には「過去に書いた様な気もするが・・・。」というケースも、正直在ったりする。今回の内容もそんな感じなのだが、「おっさんがしている事だから、仕方無い。」と思って戴ければ幸い。
“人の死”に関して、自分は過去に3度不思議な経験をしている。8年前の記事「不思議な経験」の中で詳しく記しているので、其方を読んで戴ければと思うのだが、自分(giants-55)が経験者で無かったら、「そんな事、本当に在るかなあ?」と首を捻ってしまう様な出来事なので、信じて貰えなくても仕方無いと思っている。
「経験者以外には信じて貰えないだろうが・・・。」という経験は、他にも在る。もう四半世紀近く前になるけれど、自分は自損事故を起こした事が在る。平日の夕方、雨が降る高速道路での話だ。濡れた路面でタイヤがスリップし、壁面に車体を激突させてしまい、車は大破してしまった。幸いだったのは「自分以外の人を巻き込まず、又、自身も肋骨に少し罅が入る程度で済んだ。」という事。事故現場は普段、其の時間だと結構な量の車が走っており、あんな事故を起こせば、他の車も巻き込む大事故になっていた筈。念の為に乗せられた救急車の中で、「本当に運が良かったですね。」と救急隊員から言われた程。
で、タイヤがスリップして壁面に激突する迄に、車体は何回転かした。実際には結構なスピードで回転した筈なのだが、「車外の光景、自分にはスロー・モーションで見えていた。」のだ。TVドラマ等でそういう演出がされたりするけれど、「そんな馬鹿な。」と其れ迄は笑っていた。でも、実際に自分で経験すると、「そういう感じなんだなあ。」という思いに。今でも不思議でならないが。
「人が死に臨む際、自身が経験した過去の出来事が、次々と脳裏に浮かぶ。」と言う。「走馬灯の様に」と表現される話だが、自分は「そんな馬鹿な。」と一笑に付す事が出来ない。「実際に経験してみないと、信じられない事が在る。」というのを経験しているから。所謂「臨死体験」も同様だ。