ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

32回目の夏

2017年08月12日 | 其の他

8月15日」という日に、特別な思いを持つ人は減って来ている様に感じる。此の日が「終戦の日」と言われて「そうだった。」と思い出すのは良い方で、若い人達の中には「『終戦の日』って何?」という人も多そう。アメリカ日本が72年前戦っていた事実ですら、「嘘だ~!」と口にする人もそうな御時世

 

我が国の戦没者だけでも、約310万人とされる第二次世界大戦。そんな悲惨な現実が終了した「終戦の日」ですら、少なからずの人達の記憶から薄れ去ろうとしているのだから、今日「8月12日」に起こった出来事を記憶している人も、どんどん少なくなっているだろう。でも、少なくとも今の40代以上の人達にとっては、「1985年8月12日」に起こった「日本航空123便墜落事故」の事は強烈に記憶に焼き付いているだろうし、「御巣鷹山」という名前を見聞すると、何とも言えない苦しさを感じるのではなかろうか。

 

12年前の記事でも書いた様に、彼の悲惨な事故の事は今でも忘れられない。事故とは直接無関係だった自分ですらそんな感じなのだから、被害に遭われ、無事救出された4名の方、そして被害者の御遺族達は、今も心に深い傷を負われている事だろう。

 

去年から、「山の日」という祝日施行された。御巣鷹山(厳密に言えば「御巣鷹の尾根」。)に日本航空123便が墜落した「8月12日」の1日前「8月11日」が、「山の日」に制定されたというのは何とも言えない複雑な思いが在るけれど、“32回目の夏”に黙祷捧げたい。


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