*****************************************
父親が被害者で母親が加害者。
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
遺された子供達は、どの様に生きて行くのか。
其の家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
*****************************************
湊かなえさんの第5作「夜行観覧車」は、高橋家の主人・弘幸が自宅で殺害された事件を、「高橋家」と近隣の「遠藤家」、「小島家」、そして「鈴木家」の人々の目を通して明らかにして行くスタイル。「事件の被害者家族で在り、同時に加害者家族にもなってしまった者達の複雑な思い。」、「高級住宅地に住む者達の身勝手さ。」、「外部からは伺い知れない家族の闇。」等を描き上げている。
途中迄はそれなりに面白く読み進めたのだが、以降は拍子抜けな内容。余りにも捻りが無く、「え?これで話は終わり!?」というのが読み終えた感想。登場人物達の“心の動き”が実にシンプル過ぎ、それが自分を白けさせてしまった。現実に起こった事件を思わせる展開が盛り込まれていたけれど、これも単なる付け足しに思えてしまったし。
総合評価は星2つ。
父親が被害者で母親が加害者。
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
遺された子供達は、どの様に生きて行くのか。
其の家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
*****************************************
湊かなえさんの第5作「夜行観覧車」は、高橋家の主人・弘幸が自宅で殺害された事件を、「高橋家」と近隣の「遠藤家」、「小島家」、そして「鈴木家」の人々の目を通して明らかにして行くスタイル。「事件の被害者家族で在り、同時に加害者家族にもなってしまった者達の複雑な思い。」、「高級住宅地に住む者達の身勝手さ。」、「外部からは伺い知れない家族の闇。」等を描き上げている。
途中迄はそれなりに面白く読み進めたのだが、以降は拍子抜けな内容。余りにも捻りが無く、「え?これで話は終わり!?」というのが読み終えた感想。登場人物達の“心の動き”が実にシンプル過ぎ、それが自分を白けさせてしまった。現実に起こった事件を思わせる展開が盛り込まれていたけれど、これも単なる付け足しに思えてしまったし。
総合評価は星2つ。