ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「雪」の思い出

2012年01月25日 | 其の他

子供の頃、雪が降ると嬉しくて仕方無かった。「雪合戦雪達磨作りといった“雪を用いる遊び”が楽しかったし、大雪になると授業が途中で打ち切られ、早く帰宅出来る事も在ったので、其れを期待したりもしたので。又、以前に「貝の思い出」という記事でも触れたけれど、「人気の少ない早朝、『シンシン』という降り頻る“雪の音”。」が好きだったというのも在る。しかし長じるに従って「雪」、特に「大雪」の思い出は、良い物が殆ど無くなって来た。

 

高校時代は自転車通学をしていたが、る日、大雪に見舞われた事が在った。行きはそんなに降っていなかったのだが、昼頃から大雪となり、授業打ち切り&帰宅が決定。履いていた長靴がスッポリと雪中に埋まってしまう中、自転車を引っ張り乍ら帰ったのは、本当にしんどかった。

 

大学受験の時も結構な雪に見舞われ、受験会場に行くのも一苦労。相当余裕を見て家を出たのだが、交通機関に大幅な乱れが出た、会場入り出来たのは試験開始の30分前だった。異常に寒いのに、冷や汗ダラダラだったのを覚えている。

 

「大雪で、家の水道管が凍結&破裂した。」事や、「雪の重みで、天窓のガラスが割れた。」事も、嫌な思い出として強烈に残っている。共に20年以上前の出来事だが、前者は朝方に近所の人が「物凄い勢いで、水が噴き出てますよ。」と教えてくれた事で気付き、直ぐ元栓を締め、業者を呼んで修理して貰ったのだけれど、結構な修理代を取られた。しかし本当の“地獄”が待っていたのは、其れから暫くして。2ヶ月分の水道料金の請求書が来た際、其処には約14万円の請求額が記されていたのだ。水道管が凍結&破裂したを水道局に何度も伝えるも、「10万円を超えた金額は免除するが、10万円は払って貰う。其れが規則なので。」一点張り。泣く泣く、大枚叩く事に。

 

天窓のガラスが割れたのは、昼前位だったか。可成り雪は降っていたが、結構な厚みが在るガラスだったので、よもや割れるなんて思ってもいなかった。落雷の様な大音響が鳴り響き、「何事か?」と音のした方向に飛んで行ったら、天窓の下の床にどっさりと雪が落ちていた。天窓が在った場所を見上げると、氷柱の様に先が鋭利尖ったガラス片が窓枠に幾つか残り、風でユラユラと揺れていたのにはを冷やした。もし家人が天窓の下に居たら、最低でも大怪我は免れなかっただろうから。

 

一昨日の夜中、気になって庭先に出てみた所、雪が結構積もっていた。過去の嫌な思い出が頭を過り、「そんなに降り積もらなければ良いが。」と願った自分。翌朝、思っていたよりも積雪量が少なかった事にホッとするも、其れでも交通機関に乱れが発生したし、凍結した路面で滑って転び、怪我をした人が結構出たとニュースで見聞。大雪が当たり前の地方の方からすれば「其の程度の雪で?」と思われる事だろうが、雪に慣れていない地域では、一寸した雪であたふたしてしまうのが現実なのだ。


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4 コメント

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>マヌケ様 (giants-55)
2012-01-27 13:39:59
書き込み有り難う御座いました。

「雪の降る音」と聞こえる物、実際には気圧や温度の変化が耳に生じさせる音なのか何なのかは専門家に聞かないと判らないのですが、兎にも角にも静けさの中では「シンシン」と聞こえますよね。日本人には「コケコッコー!」としか聞こえない鶏の鳴き声が、アメリカ人には「コッケドゥードゥルドゥー!」と聞こえると言う。そんなアメリカ人には「雪の降る音」がどう聞こえるのか?それとも、何とも聞こえないのか?気になる所です。

以前の記事でも書いたのですが、節分と言えば我が家では、此の日になると真っ暗にした部屋の中で、ティッシュに包んだ飴や豆、ミニチョコ等を撒き、其れ等を兄弟や友達と必死で取り合うのが定番でした。凄く楽しくて、今でも忘れられない子供時代の思い出です。
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Unknown (マヌケ)
2012-01-27 12:54:44
「しんしん」と音が本当に聴こえてきそうな雪の朝の風情がよいですね。 交通マヒとか、転倒して怪我とか考えなくてよければ、節目節目の季節を堪能できることも喜びです。 今日はお昼休みあけに節分の豆まき隊がロビーに来る予定だとかです。 節電協力で21度を実施しており、人の出入りで自動ドアが開くたびに外廊下やロビーはほとんど外気温と差がありません。 ですので、奴さんみたいな、やっじろべいみたいな格好して歩く人と自分を見て笑いがこぼれてしまいました。
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>悠々遊様 (giants-55)
2012-01-26 01:17:33
書き込み有り難う御座いました。今回は此方にレスを付けさせて貰います。

「雪の朝 二の字二の字の 下駄の跡」という俳句が在りますが、誰も踏み締めていない真っ白な雪の上に自分の足跡を付けるのは、何とも言えない喜びを感じたりしたもの。

椿の花と葉に降り積もる雪、写真で良く見られる構図ですが、ついつい見入ってしまう美しさ。雪降る中、温泉に浸かる猿達の姿にも嫌されます。
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子供だけ (悠々遊)
2012-01-25 22:03:49
 雪が降り積もるのを能天気に喜べるのは責任のついて回らない子供の頃だけでしょうね。降り積もった雪道に早朝、最初の足跡を残して歩くのが好きでした。
 しかし、この歳になると滑って怪我をしそうでちょっと怖いし、溶け出すとずず黒くてべちゃべちゃで風情など感じられない光景を先に想像してしまったり。
 でも、降り積もったばかりの光景は写真に撮りたいぐらい好きです。今も。
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