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ユニークな浴場を作り上げ、一気に名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛氏)は、剣闘士の傷を癒やす為の浴場建設の命を受け、頭を悩ませていた所、又もや現代の日本へタイムスリップ。其処で風呂雑誌の記者になっていた山越真実(上戸彩さん)と再会を果たすも、軈てローマ帝国を二分する争いに翻弄される事になり・・・。
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「古代ローマ時代の浴場設計技師が、古代ローマと現代の日本との間を何度もタイムスリップし、日本の風呂文化を古代ローマで再現する。」、そんな奇想天外な設定が受け、人気を博した漫画「テルマエ・ロマエ」。一昨年に映画化された「テルマエ・ロマエ」が好評で、第2弾として「テルマエ・ロマエⅡ」が製作&上映されている。
設定が奇想天外と書いたが、登場人物達も奇想天外。コメディアンのたこ八郎氏【動画】をオマージュして芸名を名付けたいか八朗氏が、第1弾に引き続き出演しているのもそうだが、剣闘士役として曙太郎氏(役名は「アケボニウス」。)や 欧洲勝紀氏(役名は「コトオウシュヌス」。)を始めとした、元&現役力士軍団が出演とは驚いた。
【いか八朗氏】
更に奇想天外だったのは「ラーメン屋店主役の白木みのる大先生。【動画】」、「温泉内で熊と戯れる峰子役の松島トモ子大先生。【動画】」、そして「浪越徳治郎大先生【動画】をモデルにしたとしか思えない、菅登未男(ピカデリー梅田)氏演じる浪越徳三郎。」。今の若い人には何だか判らないだろうけれど、一定年齢以上の人達にとっては、彼等が登場しただけで「うわっ!」と思ってしまう程のインパクトが在る筈。場内のおっさんやおばさん連中はドッと受けていたし、自分も大爆笑してしまった。
【白木みのる大先生】
【松島トモ子大先生】
【浪越徳治郎大先生】
【菅登未男(ピカデリー梅田)氏演じる浪越徳三郎】
深く考える事なんぞ無く、心底笑える“御馬鹿作品”なのが良い。第1弾の評価は「星3つ」だったが、今回は星4つとする。
私はアナよりルシウスだなぁ・・・。
ネタバレですが
ルシウスを泣かさないように玉ねぎとフランダースの犬の本と「かわいそうなぞう」の絵本を隠すマミちゃんがツボでした。
「白雪姫」や「シンデレラ」、「101匹わんちゃん」等、昔のディズニー映画は好きでしたが、近年の物には全く興味を惹かれず、故に「アナと雪の女」も観に行っていません。興行成績を伸ばし続けているという話も在り、身内や知人が3人観に行きましたが、少なくとも彼等は皆「面白くなかった。」、「何を言いたいのかが、良く判らなかった。」、「唯々、騒々しいだけだった。」と低評価。一般の「熱」との違いを興味深く感じていたのですが、おりがみ様も今一つだった様ですね。
上戸彩さん、大好きな女優の1人なのですが、此の作品でも愛くるしかった。絵本を必死で隠すシーンも、キュンと来てしまったし。