ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

軍拡競争の果てに在る物

2019年04月30日 | 時事ネタ関連

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「世界の軍事費、2.6%増 底上げ、日本9位に後退」(4月29日、共同通信

スウェーデンストックホルム国際平和研究所は29日、2018年の世界の軍事費(一部推計値)が1兆8,220億ドル(約203兆)で前年2.6%増だったと発表した。米国と中国の軍事費の増加が全体を押し上げた。日本は前年と横這い。順位は2017年の8位から9位に後退した。

全体の81%を占める上位15ヶ国は、前年と同じ顔触れトップの米国は、前年比4.6%増の6,490億ドル。世界での米軍優位維持を目指すトランプ政権は、最新鋭戦闘機等を増やす構えで、軍事費は2010年以来の増加に転じた。軍拡を続ける中国は、5%増の推定2,500億ドルで2位。
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2018年の軍事費、1位のアメリカが約72兆4,673億円で、2位の中国は約27兆9,150億円という事になる。因みに日本の2019年度予算では、防衛費が5兆2,574億円(7年連続の増加。一般会計総額101兆4,571億円の約5.1%。)という事なので、両国の突出振り際立っている。

第一次世界大戦前や第二次世界大戦前、偏狭ナショナリズム排他主義の高まりが、多くの軍拡競争に走らせ、其の結果として両大戦に突入させた。今の世界情勢は、当時と非常に似てはいないか?

「軍事費を削り、福祉等、もっと有益な面に金を回せば良いのに。」と思うけれど、軍需産業の存在や厳しい世界情勢を考えると、現実的には難しいのだろう。でも、そうは言っても、軍拡競争の果てに在る物が“幸福”で無いのも、過去の歴史を見れば明らかだ。


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