昨日、オールスターゲームのファン投票結果が発表された。セ・リーグではタイガース、パ・リーグではマリーンズとホークスから多くの選手が選ばれているが、公式戦で好調なチームで在り、顔触れを見廻しても妥当な感じがする。唯、ジャイアンツから清原選手が選出されたのはどうしても解せない。
今年のチーム成績を考えると、今年のファン投票ではジャイアンツからの選出はゼロで在って当然と思っていた。ジャイアンツという名前に胡坐をかいて、無気力なプレイを平然と見せ付けている選手達に、”現実”を見せ付けるべきと思っていたからだ。理不尽な起用法から矢野選手に何票か投じたものの、強いてジャイアンツから選出されるとすれば清水選手位しか適切な選手は居ないのではないかとも。だが、清原選手は無いだろう。彼にロマンや夢を期待して票を投じたのだろうか?個人的には、公式戦で力を出し切れていない選手が、幾ら御祭りの場で打っても虚しさしか感じ得ないのだが・・・。
ところで、一昨日のスポーツ報知に「近鉄消滅発表から1年 応援団たちの『今』」という記事が載っていた。近鉄バファローズを応援し続けて30年、「東京美友会」の会長だった佐野正幸氏(53歳)のコメントを中心に纏められた内容だった。
中学生時代、当時阪急ブレーブスの監督だった西本幸雄氏にファンレターを出し、その返事を貰った事から佐野氏の応援人生は始まった。1974年に西本氏がバファローズの監督に就任すると同時に、彼もブレーブスからバファローズの応援に移り、就職先も東京進出したばかりの近鉄百貨店に決めたというのだから筋金入りである。社員による応援団の団長となり、同百貨店を辞めてスポーツライターに転進後は、有志による「東京美友会」を立ち上げた彼は、外野席での旗や鳴り物による応援スタイルではなく、内野席での野次と拍手による、自称「アダルトな応援団」として活動していたのだとか。
近鉄バファローズの選手達が最も多く移籍したゴールデンイーグルスではなく、オリックス・バファローズを佐野氏(「東京美友会」の殆どのメンバーも。)が応援する事にしたのは、近鉄バファローズ時代に大変世話になった仰木彬氏が監督復帰したからだと。だが、「応援のモチベーションは著しく下がり、試合を冷静に見つめている自分が居る。」と佐野氏は語っている。そして何よりも「今迄ならば近鉄戦に行けば必ず誰かが居て近況を語り合い、試合後に飲みに行ったりしていたが、それも出来ないのが寂しい。」と”我が家”を失った遣り切れなさを吐露している。
近鉄バファローズが消滅した際、「ファンとは一体、何のファンなのか?」を考えたとも。記事では例え話として、「ジャイアンツとタイガースの選手がトレードで総入れ替えされたら、両チームのファンはどちらを応援するのか?或いは本拠地を移転して、ジャイアンツが甲子園、タイガースが東京ドームとなったらどうなのだろうか?」と提示している。佐野氏は次の様に答えている。
「先ず”チーム愛”、そして”郷土愛”&”選手愛”じゃないでしょうか。」
選手や本拠地、親会社が幾ら変わろうと応援し続けるのがチーム愛。西鉄ライオンズ
が居なくなりダイエー・ホークスが来た事でライオンズからホークス・ファンになるのが郷土愛なら、特定の選手だけを追っ掛け、移籍すれば一緒に移るのが選手愛という事になろう。
以前、Honeywar様の「Honeywarの「らぶ♪はにー♪」~愛と野球と音楽と~」にて私見を述べさせて戴く機会を頂戴したのだが、自分がジャイアンツというチームを応援する様になったのは、大好きな王選手が居たという事が最大要因だったと思う。「先ず選手在りき」という事になるだろう。その後、王さんが監督となった事でジャイアンツというチームを熱狂的に応援する様になった。王さんが監督を解任された際にはジャイアンツ・ファンを辞めようとも思ったが、王さんと共に見守って来た選手達が居る事や、ずっと応援して来た事によるチーム愛が芽生えていた事等からジャイアンツ・ファンを辞められずに今に到っている。これは今後も変わらないだろう。現状のプライオリティーとしては、「チーム愛>選手愛>郷土愛」という事か。
チームは変わっても元ジャイアンツ選手達の動向は非常に気になる。他チームに在っても、活躍しているのを見聞すると素直に嬉しいし、良かったなあとも思う。これも或る意味、チーム愛を感じているからなのだろうか。
今年のチーム成績を考えると、今年のファン投票ではジャイアンツからの選出はゼロで在って当然と思っていた。ジャイアンツという名前に胡坐をかいて、無気力なプレイを平然と見せ付けている選手達に、”現実”を見せ付けるべきと思っていたからだ。理不尽な起用法から矢野選手に何票か投じたものの、強いてジャイアンツから選出されるとすれば清水選手位しか適切な選手は居ないのではないかとも。だが、清原選手は無いだろう。彼にロマンや夢を期待して票を投じたのだろうか?個人的には、公式戦で力を出し切れていない選手が、幾ら御祭りの場で打っても虚しさしか感じ得ないのだが・・・。
ところで、一昨日のスポーツ報知に「近鉄消滅発表から1年 応援団たちの『今』」という記事が載っていた。近鉄バファローズを応援し続けて30年、「東京美友会」の会長だった佐野正幸氏(53歳)のコメントを中心に纏められた内容だった。
中学生時代、当時阪急ブレーブスの監督だった西本幸雄氏にファンレターを出し、その返事を貰った事から佐野氏の応援人生は始まった。1974年に西本氏がバファローズの監督に就任すると同時に、彼もブレーブスからバファローズの応援に移り、就職先も東京進出したばかりの近鉄百貨店に決めたというのだから筋金入りである。社員による応援団の団長となり、同百貨店を辞めてスポーツライターに転進後は、有志による「東京美友会」を立ち上げた彼は、外野席での旗や鳴り物による応援スタイルではなく、内野席での野次と拍手による、自称「アダルトな応援団」として活動していたのだとか。
近鉄バファローズの選手達が最も多く移籍したゴールデンイーグルスではなく、オリックス・バファローズを佐野氏(「東京美友会」の殆どのメンバーも。)が応援する事にしたのは、近鉄バファローズ時代に大変世話になった仰木彬氏が監督復帰したからだと。だが、「応援のモチベーションは著しく下がり、試合を冷静に見つめている自分が居る。」と佐野氏は語っている。そして何よりも「今迄ならば近鉄戦に行けば必ず誰かが居て近況を語り合い、試合後に飲みに行ったりしていたが、それも出来ないのが寂しい。」と”我が家”を失った遣り切れなさを吐露している。
近鉄バファローズが消滅した際、「ファンとは一体、何のファンなのか?」を考えたとも。記事では例え話として、「ジャイアンツとタイガースの選手がトレードで総入れ替えされたら、両チームのファンはどちらを応援するのか?或いは本拠地を移転して、ジャイアンツが甲子園、タイガースが東京ドームとなったらどうなのだろうか?」と提示している。佐野氏は次の様に答えている。
「先ず”チーム愛”、そして”郷土愛”&”選手愛”じゃないでしょうか。」
選手や本拠地、親会社が幾ら変わろうと応援し続けるのがチーム愛。西鉄ライオンズ
が居なくなりダイエー・ホークスが来た事でライオンズからホークス・ファンになるのが郷土愛なら、特定の選手だけを追っ掛け、移籍すれば一緒に移るのが選手愛という事になろう。
以前、Honeywar様の「Honeywarの「らぶ♪はにー♪」~愛と野球と音楽と~」にて私見を述べさせて戴く機会を頂戴したのだが、自分がジャイアンツというチームを応援する様になったのは、大好きな王選手が居たという事が最大要因だったと思う。「先ず選手在りき」という事になるだろう。その後、王さんが監督となった事でジャイアンツというチームを熱狂的に応援する様になった。王さんが監督を解任された際にはジャイアンツ・ファンを辞めようとも思ったが、王さんと共に見守って来た選手達が居る事や、ずっと応援して来た事によるチーム愛が芽生えていた事等からジャイアンツ・ファンを辞められずに今に到っている。これは今後も変わらないだろう。現状のプライオリティーとしては、「チーム愛>選手愛>郷土愛」という事か。
チームは変わっても元ジャイアンツ選手達の動向は非常に気になる。他チームに在っても、活躍しているのを見聞すると素直に嬉しいし、良かったなあとも思う。これも或る意味、チーム愛を感じているからなのだろうか。
勝負の世界で在る以上、数字(成績)が優先されてしまうのは仕方ない様に思います。チームの順位や選手個々の成績等、様々な数字にファンは一喜一憂し、より熱くなって応援している現状は否めないのではないでしょうか?
唯、アマチュア野球の世界とは違い、プロの世界では”見せる”部分も重要だとは思っています。この記事では成績オンリーに固執している様に捉えられてしまったかもしれませんが、過去の記事で何度か、数字的には残念ながら一流の範疇には入れなかったけれども、自分の中では凄く思い入れの深い選手の話等を書いてたりします。宜しければ御目通しして戴けると幸いです。
これからも宜しく御願い致します。
成績だけでしかプロ野球を語れない人が増えてきたみたいで悲しいよ。
感傷に過ぎる事は判っているのですが、ジャイアンツの聖地は多摩川グラウンドという気持が強いです。実際に、多摩川グラウンドで練習している所を見た事が在りませんので、あくまでもイメージ的な部分です(笑)。
本拠地という意味では、何と言っても後楽園球場。父親に連れられて何度か足を運び、生で王選手のホームランを目にした感激は今でも忘れられません。
仰る様にドーム球場自体が目新しくなくなって来た今は、却って広島球場や甲子園球場等の方が個性的な感じは在りますね。球場という”器”を他に類の無い個性的&特別な存在にするというのは面白いアイデアでは在りますが、肝心な”内容”(チーム)が御粗末ではファンは付いて来ないでしょう(^o^;;;。
一発長打の選手ばかりではなく、色々なタイプの選手が居る個性的なチーム作りをファンの立場としては望みたいです。
ドーム球場が珍しくなくなった今では、特別な存在ではなくなった。
巨人のイメージをアップするには他には無い特別な球場を造ればいい。
例えば、30万人収容可能な超超巨大球場を建設するとか。
超巨大であるから満員にできなくても恥ずかしくないし、
ワールドカップなど特別な試合を誘致し易いし、
建設費用の負担が重くて金満球団というイメージも無くなる。
引き続きよろしくお願い致します。
矢野選手についてですが、giants-55さんの言う通り、確かにあの二軍降格については何も矢野選手でなくてもという点は言えますね。
確かにフロントの不手際のとばっちりを差し引いても、現場に全く責任が無いとは言えなかったと思います。
少し堀内監督を庇い過ぎかも知れません。ただ前にも書いたと思うのですが、それまでの長嶋監督、原監督に比べ、やはり悪い意味でスタートラインに差がありすぎたと思うので、どうしても同情的になります。
世間から必要以上に堀内監督が責められる様子にしても、それは違うのではないかという思いが強いですね。昨今の巨人の様子を考えても、堀内監督の責任は比較的軽いと思うのですが・・・。
ただ無条件で庇うつもりはありません。それでも悪いところは悪いと、私も認めているので。
キャプラー選手の件に関しては、フロントの駄目さ加減が際立っていると思いますし、現場に責任を負わせるのは筋違いだと自分も思います。又、矢野選手をスタメンで起用した首脳陣も評価はしているんです。でも問題は、”絶好調で在り続けていた”矢野選手を、他にも”成績的に落とすべき選手が居たにも拘わらず”二軍に落としたという事に在るんです。数字が全てのプロの世界ですから、一寸結果が出ても駄目になったら落とすのは当然の事。でも、好調で在るにも拘わらず二軍落ち、それも学閥や人脈といった勝負とは無関係な部分が介在しているとしたら、これは首脳陣に問題が在るのではと思うのです。
堀内ジャイアンツだけの問題ではなく、こういった不可思議な”人事”は過去にも多く在りました。人間社会の事ですから、”多少の”何かは在っても仕方ないとは思いますが、そうは言っても結果を優先して欲しいと思うんです。過去にこういった訳の判らない人事で、芽を摘み取られた選手が多く居るジャイアンツだからこそ、その思いは強いんです。
清水選手は確かに守備に難が在りますね。浅い外野フライでも、清水選手が捕球した際には相手チームはガンガン本塁へタッチアップしますし(^o^;;;。でも、上でhigu様宛に書かせて戴いたのですが、”一振り稼業”の川藤選手のプレーに嘗て自分は魅せられました。清水選手にも同じ様な事が言えるのではないでしょうか。
唯、多くのファンが華を求めている気持ちも良く判るので、その辺が難しい所ですね。
オールスターゲームで記憶に刻み込まれているシーンは幾つも在ります。その中でも1986年の或るシーンは、20年近く経った今も強烈に印象に残っています。タイガースの川藤選手が、最初で最後のオールスターゲーム選抜。右中間にヒットを放ったものの、2塁で憤死。(1塁コーチャーの王さんが無理をさせた?)「こりゃあ参ったわい。」といった感じで、天に向って両手を上げ、笑みを浮かべている川藤選手の表情が最高でした。野球小僧が晴れ舞台を楽しんでいるというその表情に、野球の更なる魅力を見せられた様な気がしました。
川藤選手の場合は、地味な職人タイプと言うには語弊が在るとは思いますが、オールスターの場にもっと地味で職人肌の選手が出ても良いのではと個人的には思っています。higu様の仰る様に、華や存在感を楽しむというファンが大多数だとは思いますが、普段は日が当たらない職人肌の選手の技術を目にする事で、新たな魅力を見出すファンも居ると思うのです。
唯、マスメディアの側からすれば、確かに盛り上げるのに苦労はするでしょうが(^o^;;;。
詳しくは分かりませんが、当時落ちるはずだったキャプラー選手には現場の足枷になるようないわゆるメジャー契約を球団が結んでいた可能性はやはり高かったと思われますし、こればかりは現場を責めるのは酷で、度重なる失敗に懲りもせず、適応できない外国人を獲得した渉外担当者に多大な責任があると思います。
むしろ現場に対しては、それまで(私は)殆ど知らなかった矢野選手に対し、一軍昇格即スタメンに据えた英断を賞賛をすべきだと思っている位です。
現場の抜擢が無かったかのように負の面だけがクローズアップされてしまうのは正直残念です。
私はそれ以前の、矢野選手が世に出るお膳立てをした現場を称えて欲しいと思っています
(活躍した矢野選手の功績が一番なのは当然ですが)。
清水選手は好きな選手の一人ですが、オールスター選出となると失礼ながら疑問符です。
理由はやはりよく言われる守備力の低さで、例えば二塁走者のホームインを間単に許す弱い肩、高いフライをヒットにする事もある判断の悪さ、時折見せる球際への弱さ。
打撃力は非凡ですが、それ以外に見出せる特長に乏しく、走力、肩の強さなどが見直されている今の野球の中では印象に欠けます。
清水選手を上回る打撃成績の阿部捕手がオールスターに選ばれなかったのも、シーズン中に盗塁を易々と許す場面が多く見られ、守備力を軽視している印象の強い事が要因だと思いますし、私は守備の注目度が上がって欲しいと思っているので落合監督が守備力重視で選手を選んだことに納得しています。
清原選手のオールスター出場についてGiants-55さんに同感ですが、今季度々打ち込まれているヤクルトの五十嵐投手も選ばれているように、是非はともかく華で選ばれるのもオールスターだと思っています。
登板の無い川崎投手が選出された時のような悪質投票は論外ですが、成績だけで選ばれるならファン投票の意味も薄れてしまいますから。
ファン論についてですが、人によって多様化されやすいですよね。
ただ松井選手が渡米して巨人ファンを辞めたという人は聞いた事がありませんが、2年前の監督人事絡みのお家騒動で球団に失望して巨人ファンを辞めた人が結構いた事を考えると、いざという時バイアスがかかるのはやはり個人愛よりもチーム愛なのかなと思ってしまいます。
一体全体どうしたのでしょう。これは怪奇現象です、異常事態です。広島の選手がオールスターファン投票で1位になるなんて。しかもファン投票で二人選出。今年はチームは最下位独走しているのに。それこそ腑に落ちません。
黒田や前田の実力がないと言っているのではありません。オールスターファン投票は「実力」よりも「人気」が大きなウェートを占めます。(少なくともここ数年に限れば)それは即ち「人気球団」でないと選手は選ばれ難いということです。
それ自体は悪いことではありません。寧ろ『知らない』選手が多く出てきても“普通の人”は分かりませんし、新聞も盛り上げることに苦労します。
清原選手が選ばれたのはその観点から言えば妥当ではないでしょうか。黒田や前田といった『超』マイナー選手よりは知名度のある選手が出たほうが良いでしょう。
“普通の人”が知っている日本のプロ野球選手で真っ先に思い浮かぶのはジャイアンツの選手では。なんと言ってもマスコミの取り上げ方が違います。ジャイアンツは「頼まれなくても」取り上げてくれます(笑
カープは頼んだとしても全然全国区では扱ってくれないでしょうね。
清原、新庄。成績が振るわなくっても彼らが居ないと「つまらない」と多くのファンが思ったのではないでしょうかなんと言っても『華』、『存在感』がありますから。
スポーツ紙としても「清原」なら一面はれます。間違っても黒田や前田といった「誰?」なんて選手はトップには来ないでしょうね。
オール“スター”ですから。やはり“スター”であることが参加資格。その点を踏まえるなら清原は十分参加資格を有しています。逆に黒田や前田は………。果たして“スター”と言えるのでしょうか。
しかし、その後の顛末は大きく異なり、フリューゲルスサポーターは横浜FCという新しいチームを生みだしました。現在は、J2で苦労してますが、サポーターにとっては他チームに無いチーム愛を抱いていると思います。
ブルーウェーブが終わったものとして、今頃黒い
ユニを着て今年の快進撃にはまっていたかもしれません。
身売りと合併は違いますからね。
身売りでホームが変わらなければならホークスのようにファンも付いていくのでしょうけれども。
やはり巨人から移籍して他球団に行った選手でも成績は気になりますし、活躍してほしいって思いますよね!
なんだかんだ批判しててもやはり応援するチームが好きなんですよね